昨日に引き続いて今日も蒸し暑い。こういう日は、山の涼しいところでサッパリとした湯に浸かりたい。関越道でバイクを走らせながら何処の温泉へ行こうかと考える。そうこうしてる間に、渋川伊香保ICが目前に迫ってきた。とりあえずここで降りることにする。時間は午前11時ジャスト。
渋川も蒸していた。料金所を過ぎてからバイクを停め、考えること約1分。そうだ「ささの湯」へ行こう。ここなら今日の条件にぴったりだ。午前中に辿り着けば1時間サービスで3時間も入浴できる。12時まで約1時間、間に合うだろうか?
関越道で行けば確実に間に合うけど、たった今、降りたばかり、、。再び関越道に乗るのは癪(シャク)なので、一般道で行くことにした。頭の中にルート設定し、それに合わせてスロットルをコントロールする。どうにか間に合いそうだ。
12時ジャストに目的地「ささの湯」に到着。何と正確なんだろう。我ながら感心する。受付では12時を少々回っていたが、「何時間ですか?」と尋ねると、「午前中扱いで3時間でいいですよ」とのこと。ぎりぎりでセーフだった。
早速、浴室に向かう。先客は1人だけ。露天風呂に入っている。下半身を重点に軽く体を洗い、内湯に浸かる。ややヌルめの湯が大量に注ぎ込まれていて、何とも気持ちがよい。湯船からは常にお湯が溢れ出ている。何時間でも浸かっていられそうだ。でも、時間は3時間。。
内風呂を早々に切り上げて露天風呂に行くと、1人だと思っていた先客は、岩陰に隠れてもう1人の先客がいた。露天風呂は内風呂よりも更にヌルめで寝てしまいそうな程心地よい。しかし、サイホン式の排水口が湯船の底にあるため、水面付近にはゴミやら虫の死骸が浮いていて見た目は汚らしい。。近くに落ちていた葉ッパで湯船底部の排水口を塞ぐと、次序に水かさが増し、オーバーフロー口からゴミが流れていく。見る見るうちに綺麗になっていった。その間、約20分。何で底面から排水しているのだろう。。
風呂から上がり大広間に行くと、他の客は畳の上で皆さん倒れていた。。異様な風景である。テロ事件か?
咽が渇いたのでビールでも飲みたいが、今日は日帰りなので我慢する。とりあえず舞茸天ぷらザル蕎麦(800円)を注文する。待つこと5分程で注文の品が出来てきた。パリッとした舞茸の天ぷらといいコシのある蕎麦といい、なかなか美味しい。量は多くないものの十分満足できる品でした。
午後3時ジャストに「ささの湯」を後にする。雲行きが妖しくなってきた。帰路を急ぐが突然睡魔が襲ってくる。大広間で、他の客が倒れていた意味がわかった。。途中で休みをとりながら自宅に帰り着いたときには、周りは暗くなっていた。
(※
施設内に掲示してある「上手な温泉利用法」より引用)
上手な温泉利用法
幡谷温泉(ささの湯)の成分
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泉温(分析時)
: 41.5℃
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水素イオン濃度(pH)
: 8.3
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蒸発残留物
: 0.5
g/kg
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成分総計
: 0.75
g/kg
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陽イオン (ミリグラム)
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陰イオン (ミリグラム)
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186
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2.38
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0.75
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5.16
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1.62
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0.05
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0.37
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陽イオン 計
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196
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16.3
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13.6
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17.8
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415
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5.59
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0.49
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陰イオン 計
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469
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遊離成分 (ミリグラム)
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・非解離成分
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39.9
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3.4
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非解離成分 計
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43.3
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・溶存ガス成分
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46.3
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0.0
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溶存ガス成分 計
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46.3
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その他の微量成分 (ミリグラム)
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総ひ素
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0.005
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鉛イオン
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0.009
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銅イオン
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0.003
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総水銀
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検出せず
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■ 分析年月日
: 平成8年1月19日 ■
分析機関 :
群馬県衛生環境研究所
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