〈山行報告〉
10/13の富士山から始まって、伊吹山、猿投山、御嶽山と続いて、今回が5週連続の山行となる。さすがの私も疲れが
溜まっていて、御在所岳の登山ルートの中では最短の武平峠道を選択する。朝鮮半島の寒冷低気圧から日本の南海上の停滞前線に
向かって伸びる気圧の谷の影響で、雲が多い天気となったが、当初の予想より停滞前線上の低気圧の発達が遅くなり、天気は持ちそう
である。湯ノ山から、紅葉の山腹を縫って、通称『御在所スカイライン』を車で登っていく。猛暑の影響か、冷え込みが足りないのか、
紅葉のピークにはまだ若干早いが、それでも赤や黄色の色彩は目を和ませる。武平峠下のトンネル手前の駐車場に車を止めて、
登り始める。
長男のペースに合せて、ゆっくり登ること15分ほどで武平峠に着く。長男曰く、『空気が薄い』。武平峠で標高880m
だが、1000mで気圧は約100hPa低下し酸素は平地の90%で、子供は敏感に気圧の低下を感じ取るのかも知れない。
ここから県境稜線を御在所岳に向かって登る。武平峠から30分登ったところに鎌ヶ岳を望む絶好の展望台があり、一休み。降りて
くる人、登ってくる人が結構多く、御在所岳が鈴鹿でもポピュラーな山だと感じさせる。ここから少し登ったところに、ちょっとした
岩場があり慎重に通過する。大人なら大したことはなくても、子供は要注意。以前、ここで泣きべそをかいている小学生高学年の
子供を見たことがある。ウチの坊主も少しひびったようだ。
この岩場を越えると、あとは順調に高度を稼ぎ、御在所岳の山頂に続く整備された道路に出た。ここからは、
ロープウェイで登ってくる人もおり、急に人が増えてにぎやか。ただ残念ながら、頂上ではガスがかかり、全く眺望が効かない。
ここの三角点は、ロープで囲ってあり踏むことができないという珍しいピーク。ロープを乗り越えて踏む不届き者はいるかもしれないが。
頂上を後にして、1ピッチで武平峠下の駐車場まで下り、湾岸長島PAでのんびりしてから帰宅。
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