山域 木曽山系 〈山行報告〉


 毎年この時期に恵那山周辺の山に登る、会社の山岳部の行事に昨年から長男と一緒に参加しているが、 今年もその中の南木曽岳コースに参加した。私は知らなかったが、南木曽岳は、御嶽山、木曽駒ケ岳と合わせて『木曽三山』と 呼ばれており、標高は1677mであり2000mにも達していないが、結構有名な山らしい。当初、5/26は雨と予想されていたが、 前線を伴った低気圧の通過速度が速く、晴れに予報が変って、好天を期待。中央道の中津川ICで降り、国道19号から 妻籠の方に入って暫く行くと、左側に南木曽岳登山口の看板があり、そこを左に入っていく。登山道には車が20台ぐらい 止められる立派な駐車場があり、驚いたことに既に10台ぐらいの車が止まっていた。すぐ下には、蘭(あららぎ)キャンプ場が あり、今回の登山道も蘭コースと呼ばれており、周回ルートとなっている。

蘭(あららぎ)登山口 登山ルートと下山ルートの分岐点
  登山口の避難小屋の横を通り、最高65才、最低13才(私の長男)の一風変ったパーティーが登山開始。私は、 今回、パーティーリーダーである。コースは道標がよく整備されていて、迷うところはない。登山道近道から自然探勝園となっている ところを通り、一旦、林道に出てから再び登山道に入る。40分程登ると、登山道と下山道との分岐。登りは左の登山道を行く。 更に10分登ったところに『喉の滝』があり、ここで一本。所々、木の梯子があり、若干歩きにくい。あまり小さな子供は、 連れて来ないほうが良さそうだ。それにしても、65才のFさんのペースの快調なこと。なんと13才の長男が遅れを取っている。 さすがに、会社山岳部の50周年記念キリマンジャロ登山の参加者に名乗りを上げただけある。
上の鎖場(右に迂回ルート) 南木曽岳の頂上
  コースは、いよいよここからが佳境に入る。段々傾斜が急になり、最初の鎖場が現れた。しかし、これは樹林の中の 急な梯子の登りに補助的に鎖が付いているだけで、全く頼らなくても登ることができ大したことはない。この辺りは、昨年、 お生まれになった悠仁親王さまのお印となっている『高野槇(こうやまき)』の樹林帯となっている。少し登ると、視界が開けて 2つ目の鎖場が現れた。鎖場は、尾根の左寄りにルートが付いており、左側が少し切れているが、岩自体はホールドなどしっかり しているようだ。登りたい衝動に襲われたが、立入り禁止のテープが張られており、これまた立派な巻き道が右側に付いているので、 メンバー構成を考え、安全策の巻き道を行くことにした。ここからは平凡な登りで、30分ぐらい登ると頂上に着いてしまった。 頂上は看板も新しく、頂上の石碑も立派。これを見ても、登山道がよく整備されていることが伺える。
整備された避難小屋 可憐なイワカガミ
  頂上自体は何も眺望が利かないので、一本取った後、下山にかかると、すぐに展望台があった。一枚岩のスラブの上から、 御嶽山、乗鞍岳が見えるはずだが、残念ながら雲の中。更に行くと、樹林が切れ、笹原の中に入って眺望が開ける。整備された避難小屋 を通り過ぎると、次の展望台に出た。ここは素晴らしい。残雪の木曽駒ケ岳から空木岳、更に越百山、間近には摺古木山へと続く 山並みが広がる。北アルプスも見えるはずなのだが、やはりこちらは雲の中。ここから見える山が書かれた看板があり、もっと 晴れていたら絶景だと推測される。下りは梯子の連続で、一気に下る。足元に注意すれば、特に危険な箇所はない。14時前には、 元の登山口に下山。予想以上に面白いコースであった。
 

山名 南木曽岳
山行日 07年05月26日(土)
メンバー 私、長男、他3名

 

 

行動記録

 
5/26 晴れ
6:40 自宅発
9:10 登山口
9:20 出発
10:05 喉の滝
11:10 南木曽岳
13:50 登山口着
16:30 自宅着


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