山域 | 富士山 | 〈山行報告〉
六合目辺りから次第にガスが晴れてきて、夜空が見え出した。頂上方面のカシオペア座が確認できる。これは好天が 期待できそうだと、一同の心に希望が芽生える。1:40 八合目着。すごい人だ。トイレも渋滞していて、登山道をまともに 通過できない。ついに夜空は快晴となり、天の川まで良く見える。長男は生まれて初めて見る天の川に目を輝かせていた。 後で調べると、3年ぶりの前線消滅型の梅雨明けで、いつの間に梅雨前線が消えており、7/30に梅雨明け宣言がされたようだ。 ここからの登山道の渋滞は半端ではない。前後、隙間なくびっしり。何故か、上から下山してくる人も結構いるので、渋滞に 輪を掛けている。3:15 九合目着。ここまでは、長男も含め全員、無事に辿り着けた。問題はこの上で、過去、九合目から 頂上の間でへたり込んでいる人を沢山見ているので、メンバーの様子を窺いつつ、ペース配分に気を使う。 4:25 九合五勺の小屋着。長男が寒いと訴える。それもそのはず、持参した温度計は0℃を指している。 あとで当日の山頂の最低気温を調べると0.8℃なので、実際はもう少し気温が高かったと思われるが、寒いことには違いない。 長男に、あるだけの衣類を着せて、頂上を目指す。皆、足取りが鈍いが、5分くらい歩くと長男が遂に気分が悪いと言い出す。 更にペースを遅くして進むが、よろめいてへたり込んだので、やむを得ず登山道の脇に寄って小休止。持参した酸素缶から酸素を 口に3回ほど吹いてやると、笑って楽になったと言う。長男に言わせると、酸素はおいしいそうだ。あまり当てにしていなかったが、 酸素缶が意外と効果があるのでビックリした。他のメンバーに先に行ってもらい、リーダーと私の二人で長男を、何度か休みつつ 励まして歩かせる。最後の50mぐらいは、私が、ヨレヨレの長男の両手を引っ張って先導した。5:45 やっと頂上富士館に 到着。うれしい誤算の雲一つない快晴の空の下、メンバー全員と熱い握手を交す。 |
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山名 | 富士山 | ||||||
山行日 | 06年7月29日(土)〜 7月30日(日) |
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メンバー | 私、長男、他9名 | ||||||
行動記録 |
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