〈山行報告〉
今回は、所属する会社の山岳部の新人歓迎兼OB会の登山大会のターゲットの一つである恵那山への山行に長男と参加。
私にとっては、15年ぐらい前に初めて恵那山に登って以来、2回目の登山になる。長男は、これが本格的な山のデビュー戦となる。
事前に、今年のゴールデンウィークに恵那山で遭難したパーティーのルートについて調べておいた。今回と同じ黒井沢ルートで、
通常なら夏道で問題ないルートなのだが、例年にない積雪のため、頂上から南に派生する枝尾根を下るトレースにつられて下って
しまったということらしい。まだ、積雪があるということなので、心して掛かる。黒井沢登山口を8時出発。雨の予報であったが
曇であり、今日通過するとしても温暖前線なので、大崩はしないと予測して登り出す。暑くも寒くもなく、鳥の鳴き声の中、
爽やかな気分で登っていく。
夏道のトラバースに入ってから残雪が少しづつ現れ出した。しばらく行くと、頂上から南に派生する枝尾根を乗り越す地点
に着いた。遭難当時は、頂上から南派生する尾根に下り、夏道のドラバースを見落としてそのまま下ってしまったらしい。
確かにこれでは、そのまま尾根を下りかねないと皆で納得。他山の石とする。恵那山頂避難小屋にてウェストン記念登山大会が
行われていた。なんでも、恵那山を最初に登った外国人が、かの有名なウェストンということで、それにちなんで毎年この時期に
実施されているそうだ。小屋にて中津川市山岳連盟の方から、ホットココアのサービスを受け感謝。晴れれば南アルプスから
北アルプスまで拝める眺望も、残念ながら本日はおあずけ。次回に取っておこう。最高点、三角点をそれぞれ登ってから
帰途に着く。
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