〈山行報告〉
一昨日の空手道場での疲れが少し残ってはいるが、長男が夏に御嶽山に登りたいと言い出したので、まず足慣らしに
東海自然歩道で標高が一番高い寧比曽岳(1121m)と、ついでに東海自然歩道沿いにある筈ヶ岳(985m)に登ることにした。
ゴールデンウィークなので心配していたR153(特に香嵐渓)の渋滞もなく、自宅から1時間半ほどで、伊勢神ドライブイン
の脇から旧伊勢神トンネルに続く林道に入り、程なく旧伊勢神トンネルの前に着く。道路脇に車を止めて、東海自然歩道の標識に
導かれて、伊勢神峠を目指す。今回の寧比曽岳までのコースは、かって私が中学生の時、亡き父と一緒に登ったルートである。
東海自然歩道は、コース、道標とも整備されており、一般の人でも迷うことはないが、私は読図の技術を磨くため、2万5千分の一の
地図を片手に歩き出した。大多賀峠までは、他に誰にも出会わなかったが、大多賀峠からは何人かの子供連れ、年配のご夫婦の
方に出会った。やはり、車でここまで行けるため、大多賀峠から登る人が多いと見える。峠付近では、色鮮やかなツツジが
目を楽しませる。
大多賀峠を過ぎると、いよいよ寧比曽岳の登りに入るが、中学の長男が生意気な口を叩くので、坂道ダッシュの繰返しで
登る。さすがの長男も、これには付いて来れない。頂上への最後のダッシュで、瞬発力と持久力を両立させた筋力を見せつける。
といっても、大多賀峠から1時間のコースタイムのところを、40分で付いてこれたのだから、見所はある。言うことを全く聞かない
のが、玉に瑕であるが・・。寧比曽岳頂上では、数人の人が休憩しており、眺めはとても良い。筈ヶ岳へは、ここから金蔵連峠の
方面に向かう途中にある。(自然歩道から5分)こっちは東海自然歩道から脇にそれるので、多分誰もいないと思いきや、意外にも
年配のご夫婦がいた。眺望は少し劣るが、思ったより広く気持ちのいい頂上だ。帰りは来た道を坂道ダッシュの繰返しで戻る。
天候にも恵まれ、いいトレーニングになった。
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