山域 北アルプス 位ヶ原から乗鞍岳を望む〈山行報告〉

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 今回は、残雪を求め、久しぶりに乗鞍岳に行くことにした。乗鞍岳は97年に登って以来、7年ぶりである。今年のゴールデンウィーク前半は、暖かくて大変天気も良さそう。期待に胸を躍らせて、前日の夕方に名古屋の自宅発。名古屋市内から高速が東名小牧ICまでつながって、大変便利になった。乗鞍高原の辺りでちょっと道に迷ったが、20時20分頃、通行止めのゲートがある三本滝に到着。明日の好天を期待して、ビールで喉を潤し、早めに就寝。

5/1頂上でスナップショット
 朝起きると、昨日は他に一台しかいなかった駐車場が、ほぼ満杯になっており、びっくりした。ほとんどがスキー客である。頂上まで行く人も多いが、肩の小屋辺りまで登って、その辺りでスキーを楽しむ人も多いようだ。ここから一番上のリフトが動いていたが、私は自力で登ることにした。この辺りはかなり地面が露出しており、滑降は困難。リフト終点から上は、まだ雪が沢山残っていた。2300m付近で小休止。乗鞍岳ピークが姿を現した。暑いので、山シャツを脱いで、毛の下着一枚で十分。ミトンもはずした。後ろを振り返ると、南アルプスと中央アルプスが遠くに望まれる。気持ち良く残雪をサクサクと踏みしめ高度を上げていく。位ヶ原の急登は、さすがに苦しかった。

    

   9:45肩の小屋に出る。この辺りから風がちょっと出てきて、少し肌寒い。また山シャツを羽織って、念のためアイゼンを装着して最高点剣が峰を目指す。行きは安全策を取って、尾根沿いに朝日岳直下までのぼり、尾根伝いに進路を取る。頂上から槍穂高を望む10:35剣が峰に本日一番乗り。北アルプスだ!!、槍だ!! 穂高だ!! もう最高。下からはゾロゾロとスキーヤーが上ってくるのが見える。下りは剣が峰と朝日岳のコルから下る。雪が緩んでいて、アイゼンがすぐに団子になる。グリセードで下ればよかったと、後から思った。快調に下りを飛ばしすぎて、トレースを見失い、地図を確認すると北寄りにコースをはずれていることが確認できたので、南側の急斜面をキックステップでよじ登り、進路を修正。程なく位ヶ原に出た。登りで苦しんだここの急斜面をグリセードで降りると快感。1時間20分で三本滝まで一気の駆け下りた。快適な山行であった。

山名 乗鞍岳
山行日 04年05月01日(土)
メンバー 単独
行動記録 04/30 晴れ
16:00 自宅発
20:20 三本滝駐車場着
05/01 快晴
6:45 起床
7:20 駐車場発
8:25 2300m
8:35
8:55 位ヶ原
9:45 肩の小屋
9:55
10:35 剣が峰
10:50
12:10 駐車場着
16:30 自宅着


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