山域 木曽御嶽山 田の原から御嶽山を望む〈山行報告〉

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 今回は、ゴールデンウィーク明けの6日に有休を取って、木曽の御嶽山に雪を求め静かな山行を楽しむことにした。5時半起床、今日も暖かく良い天気だ。雪がどれだけ残っているのか分からないが、楽しみだ。6時に自宅発。中央自動車道と国道19号経由で、御岳スキー場へ。さしたる渋滞もなく、3時間でスキー場の駐車場についた。

 スキー場はまだやっており、ここからゴンドラに乗り、三笠山手前に出る。歩き出すと、雪はシャーベット状で、結局最後までアイゼンは使わなかった。ゴンドラ終点から三笠山へちょっと登り、下ると田の原である。無雪期はここまで車で登れるが、積雪期はひっそりとして静かなものである。王滝小屋から剣が峰頂上田の原からは、最初は樹林帯の緩やかな登りだが、次第に傾斜が急になる。8合目付近は尾根沿いに夏道がついているが、雪は解けて地面が露出している。トレースは、雪が残っている部分に沿って、尾根を左側にトラバース気味に登っていく。1時間20分くらい登ったところで、傾斜が急なので雪崩の心配を避けるため、一旦、夏道に出て小休止を取る。場所は、8合目の少し上の地点と思われる。先行する3人のパーティーは、そのまま雪の斜面をトラバースして登るようである。しばらく雪のない夏道を登るが、また雪の斜面に出たので、ピッケルを出して慎重に登っていく。再び夏道に出て、急な斜面を登りきると、ひょっこりと王滝小屋の横に出た。

 後ろを振り返ると、中央アルプスの山々がよく見える。ここから最高点の剣ヶ峰までは、もうすぐである。雪は全然なく、頂上直下に少し残っているだけだ。左手のくぼみから、噴煙が立ち昇っていて、少し硫黄くさい。剣ヶ峰頂上で20分で標高3063mの最高点剣ヶ峰着。本日一番乗りであった。向こう側下に凍って青白い二ノ池が見える。次第に雲が湧いてきたので、下山にかかる。王滝小屋からは、トレースがあったので、夏道でなく右手の雪の斜面を下ることにした。山スキーのシュプールに混じって、所々グリセードをやった跡があり、私も試みるが、ぐしょぐしょの雪なので10mぐらいですぐ止まってしまう。でも結構楽しめた。調子に乗って、ちょっと右側の谷に行き過ぎてしまったので、途中で左側にトラバースして尾根道に戻る。程なくスキー場に出ると、駐車場まで雪の上を快適に一気に下る。天気にも恵まれ風もなく、最後まで上は毛の下着一枚でも暑いぐらいで、楽しい山行であった。

山名 御嶽山
山行日 03年05月06日(火)
メンバー 単独
行動記録 05/06 快晴→晴れ
6:00 自宅発
9:00 御岳スキー場着
9:30 ゴンドラ終点発
9:35 田の原
10:50 8合目上
11:00
11:40 王滝小屋
11:50
12:10 剣が峰
12:20
14:00 スキー場駐車場
17:50 自宅着


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