山域 | 木曽御嶽山 | 〈山行報告〉 5/6 スキー場はまだやっており、ここからゴンドラに乗り、三笠山手前に出る。歩き出すと、雪はシャーベット状で、結局最後までアイゼンは使わなかった。ゴンドラ終点から三笠山へちょっと登り、下ると田の原である。無雪期はここまで車で登れるが、積雪期はひっそりとして静かなものである。田の原からは、最初は樹林帯の緩やかな登りだが、次第に傾斜が急になる。8合目付近は尾根沿いに夏道がついているが、雪は解けて地面が露出している。トレースは、雪が残っている部分に沿って、尾根を左側にトラバース気味に登っていく。1時間20分くらい登ったところで、傾斜が急なので雪崩の心配を避けるため、一旦、夏道に出て小休止を取る。場所は、8合目の少し上の地点と思われる。先行する3人のパーティーは、そのまま雪の斜面をトラバースして登るようである。しばらく雪のない夏道を登るが、また雪の斜面に出たので、ピッケルを出して慎重に登っていく。再び夏道に出て、急な斜面を登りきると、ひょっこりと王滝小屋の横に出た。 後ろを振り返ると、中央アルプスの山々がよく見える。ここから最高点の剣ヶ峰までは、もうすぐである。雪は全然なく、頂上直下に少し残っているだけだ。左手のくぼみから、噴煙が立ち昇っていて、少し硫黄くさい。20分で標高3063mの最高点剣ヶ峰着。本日一番乗りであった。向こう側下に凍って青白い二ノ池が見える。次第に雲が湧いてきたので、下山にかかる。王滝小屋からは、トレースがあったので、夏道でなく右手の雪の斜面を下ることにした。山スキーのシュプールに混じって、所々グリセードをやった跡があり、私も試みるが、ぐしょぐしょの雪なので10mぐらいですぐ止まってしまう。でも結構楽しめた。調子に乗って、ちょっと右側の谷に行き過ぎてしまったので、途中で左側にトラバースして尾根道に戻る。程なくスキー場に出ると、駐車場まで雪の上を快適に一気に下る。天気にも恵まれ風もなく、最後まで上は毛の下着一枚でも暑いぐらいで、楽しい山行であった。 |
山名 | 御嶽山 | |
山行日 | 03年05月06日(火) | |
メンバー | 単独 | |
行動記録 | 05/06 快晴→晴れ 6:00 自宅発 9:00 御岳スキー場着 9:30 ゴンドラ終点発 9:35 田の原 10:50 8合目上 11:00 11:40 王滝小屋 11:50 12:10 剣が峰 12:20 14:00 スキー場駐車場 17:50 自宅着 |
このページについてのご意見、ご感想はこちらへ your impressions & opions
Copyright(C)2003 Yasuhiro Oya. All rights reserved.