No | 項目 | 内容 |
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1 | タイトル | 「ふくすま」ツアー結果報告 |
2 | 投稿者のお名前 | バイオマン |
3 | 釣行日 | 2000年4月8日〜9日 |
4 | 都道府県名 | 福島県 |
5 | 川名 | 只見川水系 |
6 | 釣果 | 7寸〜8寸/イワナ・ヤマメ/4人で10匹ぐらい |
7 | タックル、仕掛け等 |
竿:DAIWA連山5.4硬調 仕掛け:本流/0.3通しフルサイズ 沢/0.6通し3M 針:ガマチンタメバル 餌:ぶどう虫、キヂ |
8 | 記事 |
今シーズン初の会津釣行にこちらの管理人様、ぼさマン、モーカミ、私の4人で行ってきました。 そもそも今回の釣行は、私が管理人様を1回会津に連れて行きたいと云う気持ちから、 お誘いをかけたことがきっかけです。(管理人様は東北の渓が未体験でしたので) 「人も少なく、渓も綺麗。大物も沢山います!」 神奈川、山梨あたりをメインにしていらっしゃる管理人様からみれば、 夢のような釣り場になる・・・ハズでした。 私も大きく看板を出し、鳴り物入りで出発した今回の釣行でしたが・・・。 外環道・新倉Pで待ち合わせ、00:00過ぎ出発。 道中、話し合いの結果、会津/桧枝岐を第1のターゲットに決定。 下流部は川も比較的開けていて残雪も少ないだろうと云う予想は大ハズレ。 しかし、気を取り直して沢組(管理人様、私)と 本流組(ぼさマン、モーカミ)に別れいざ、出陣!! ところが出かける間際になって雨が降りだした。しかも、ものスゴイ強風。 仕掛けが真横に流される程だ。 雨もいつしか雪へと変わり、残雪に腰まで埋まりながら吹雪の中を進むと云う まさに八甲田山雪中行軍になってしまった。 だが、そんな中も初っ端私にニブイ当たり。23cmの綺麗なイワナだ。 対岸にいた管理人様に見せて祝福を頂く。そして心の中では、「こりゃイケるカモ!」 しかし、甘かった。その後、好ポイントを攻めるも当たりも無し。 堰堤まで来たところでギブアップ。 すごい雪。まともに歩けない。(^^; 「まだ、魚が動いてないみたいですね。本流組もダメでしょう。」 「もしかしたら本流組も早上がりしてるカモ。」 と云う事で車に引き返す事にした。 しかし、車に戻っても誰の姿も無い。 まだ、待ち合わせた時間まで1時間ほどある。 私はこんな状況の中でもとりあえず型を見たからまだ良いが、 管理人様が「日蓮」(専門用語。日蓮→ボウズ)では、話にならない。 秘密ポイント(過去釣果100%ポイント)に管理人様をご案内。 その足で上流に本流組を迎えに行く。 ここが桧枝岐の釣果100%ポイントだっ!(^^) 本流組も雪シロと天候に苦労しながらヘロヘロ状態。 それでも7寸、8寸と1匹ずつ型を見ていた。 しかも、モーカミは尺上をバラした由。 が、初イワナなので、先ずはめでたい。 こうなると心配なのは、管理人様だ。 ご招待しておいて、ゲストだけ日蓮では洒落にならない。 駐車した近くの本流で竿を出しながら、管理人様の帰りを待った。 やはり、当たりも無い。 「まさかなぁ・・・。管理人様どうなんだろう・・・。」 などと心配している内に管理人様のお姿が・・・。 「ど、どうでしたっ!?」 「あぁ、ヤマメが出ました。100%伝説は守られましたよ。」 良かった〜〜!! しかし、全員1匹という釣果。しかも大物賞も無い。 トホホを背中に背負いながら今夜泊まる宿方面へ向かう事に。 途中どこか良さそうな所があれば竿を出すつもりだったが、どこもかしこも大雪。 結局、宿に到着してしまった。 宿の主人に挨拶方々話を伺う。やはり今年は残雪が厳しいとの事。 小沢なら楽な入渓も・・・と云う事で管理人様とモーカミが行ってみる事に。 私とぼさマンはジジイなので既に温泉の方が恋しくなり留守番。 宿の主人はどこかにスーっと消えたかと思ったら、カンジキを手に現れる。 オイオイ、入渓が楽なんじゃ・・・。 すわり込んでじっくり淵の大物を狙う隊員(No.3) 魚が掛かったらなんか落ちそうで見ていて恐かった。(^^; 結果、7〜8寸が4,5匹出たとの報告。 夕刻までのわずかな時間だったので、「まぁこんなものか」と云うところだろう。 その日は夕食後、明日の釣果を夢見てさっさと就寝。 (管理人様は大物を釣る夢をみたらしい。) 2日目。朝食後、腹もこなれない内に早速出発。 今日目指す渓までは、除雪の済んでいない林道を雪中行軍しなくてはならない。 出発の際、毎年一番乗りで渓に入っている宿の主人に、 「今年はさすがに私もまだ入渓していない。きっと大釣りだよ!」 と激励され、「これお願い。」と酒と塩を渡される。 毎年、釣果と遡行の安全を祈って渓の神に捧げる為のものだ。 そんな大役まで仰せつかってのいざ出陣だった。 カンジキを履いていざ出発! 林道途中の雪崩が酷い。 足を滑らせたら谷底に真っ逆さまの場所が何箇所もある。 1時間半かけてやっと入渓点に到着。 水量も多く、直接渡渉は無理。 対岸に渡る為に張られたワイヤーロープを使っての行軍だ。 出会いからわずかなところで私に7寸5分が出る。 しかし、出会いも含めいつも魚が付いているポイントで出ない。 さてイワナは...ん? そしていくらも遡行しない内に雪渓が現れる。 雪渓の切れ目切れ目で竿を出すが結果が出ない。 釣りができるところ自体が圧倒的に少ないのだ。 この雪渓を越えれば必ずイワナに会えるはず...隊員達は頑張る 雪渓が連続するようになるとさすがにきつくなってくる。 この時はバイオマン突撃隊長が先行していたが、いつまでたっても姿が見えない。(^^; そして気が付けば見渡す限りの雪渓。 そこは雪で埋まった渓があるだけで、「水の流れ」は無い。 一同ため息しか出ない。 「メシ喰って戻りますか。」 「そうするしかないですな・・・。」 これより先に穴は無い。それに危険だと全員で判断した。 結局、管理人様に1匹、私に2匹。いずれも8寸程度のイワナが出ただけ。 またまたトホホを背負っての帰還となる。 良く考えてみると、渓までの往復時間の方が釣りをしている時間より長かった・・・ と云う悲惨な釣行になってしまった。 全員が型を見る事ができたし、悪状況の中良く頑張ったとも言える今回の結果だが、 大物賞の期待もむなしく、鳴り物入りで出陣したわりにはセコイ結果になってしまった。 管理人様には「会津には魚が本当にいるんですか?」などとイヤミをいわれる始末。 期待が大きかっただけに本当に残念だったし、 管理人様におかれましては誠に申し訳無い御招待釣行になってしまった。 「会津の春はまだまだ遠い・・・。」 これが今回一番に思った事です。 春を待つ会津の姿・・・春はまだ遠い・・・ |
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