天然のヤマメが生息する沢

− 昔と変わらず今でも天然のヤマメが泳ぎ回る −



天然ヤマメ1  山梨県で天然のヤマメが生息している沢を知っている。
平成10年現在、2年ぶりに訪れてみたが魚影の濃さは2年前と全く変わっていなかった。

 沢のヤマメに見られる独特の体色をしている。
ただ釣り人がこない、それだけでこのヤマメは今でも温存されている。

天然ヤマメ2  本流出合いは貧弱だが、滝や通らずによって豊富な水量を作り出している。
きっと魚がいるなんて誰も思わないんだろうな...

 私は年に1回ぐらいしか来ないが、会ったことがあるのは1人だけである。
この人は乱獲にきびしい人で、まるでこの沢を守っているかのようだった。

天然ヤマメ3  上流部には穏やかな流れもある。
ここまで入らなくても魚は十分に釣れるのだが、魚止見たさについ足を向けてしまう。

 この沢には何故かイワナがいない。
本流にはイワナが生息しているのだが、この沢に入るとヤマメだけなのである。
こういう沢をたまに見かけるのだが、全く不思議である。
 この沢に本流からイワナを運び上げようかと思った事がある。
もしイワナが定着すれば、尺オーバーが連発するのは間違いないからである。
しかし、それはやめた。
この沢には昔からヤマメしかいなかった。
自然のままにしておいた方がいいと思ったからである。

天然ヤマメ4  良型を5尾キープさせてもらった。
ここにくれば簡単に良型を揃えることができる。
今時、こういう沢が残っていること自体が驚きである。
今後はどうなるか分からないが、長く見守っていこうと思っている。



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