オーエンジャイマニアへの道(格闘編)

Illusted by yoshiko terakawa


さて、ここでは、実際に試合を観戦する際のポイントはどんなところにあるのかを解説してみたい。

●ルール

 まず、ルールを知らなければ話しにならない。
 オーエンジャイで行われる試合は、3分3R。ルールは、後楽園ホール等で用いられるものよりも若干ゆるやかなものになっている。

禁止になっているワザは、ローキック、ヒジ打ち、顔面へのヒザ蹴りだ。これらは常駐する医師がいないことや、毎週のように出場する選手の肉体的負担を考慮してのもの。ただし、お互いが希望すれば、ローキックありルールで行われることもある(スネパットありも可)。

玄斗のローは速い!
井上玄斗選手のローキック(反則)に
苦しむ"軽心臓"キャリー

 グローブは16オンス(場合によっては18オンス)を使用する。これもダメージが残らない配慮だ。また、国際式ボクシングルール(要はふつうのボクシング)の試合が組まれることもある。

 オーエンジャイでは国際式ボクシングの選手の出場も受け付けている。

さすが役者キャリー
井上玄斗選手のヒジ打ち(反則)に
苦悶の表情の"軽心臓"キャリー

●楽しみ方

 タイのムエタイはギャンブルで成り立っている。客は、自分の賭けた選手の攻撃が当たるたびに「オーイ」と歓声を上げて、盛り上がる。「賭けろ!」というと問題になってしまうが、友だち同士で、どちらが勝つかを予想しあって、自分が応援する選手に「オーイ」の雨を降らせると選手も乗って盛り上がること間違いなし!!

●よくある質問

■キックボクシングとムエタイって違うの?

ムエタイを観た日本人が「これは面白い!」と日本に輸入・アレンジしたのキックボクシングだ。違うといえば違うのだが、オーエンジャイで観戦する分には「同じ」と考えて問題ない。ただ、気になる方のために少し説明しておこう。
一言でいえば、
「ムエタイ=ギャンブル」「キックボクシング=格闘技(スポーツ)」で言い尽くせるだろう。ギャンブルというと不純なイメージがするが、その分、勝敗に対してものすごくシビアだということ。明らかにポイントをとっているのに無理に責めに行くと、ブーイングが飛ぶほど。ひどい場合には客に殴られることも。したがって、ほとんどの選手は勝ってると思ったら、あからさまに逃げ回るし、客もそれを支持する。日本だったら、「倒しに行け!」「金返せ!」と大騒ぎとなることだろう。
あと、ポイント面では、
パンチよりも蹴り、ヒザ、ヒジを重視する傾向がある。

■クリンチみたいのって何?
ボクシングのクリンチは反則だが、キックボクシング(ムエタイ)での組み合いは、「首相撲」といって立派な技なのだ。相手のバランスを崩しながら、ヒザやヒジを打ち込むのだが、タイではこの展開を非常に重要視する。一般的にタイ人は、この首相撲がすごく強い。この首相撲に関してもっと知りたい方は、「Kick World」というページにいってみよう。首相撲講座なるコーナーがあるぞ。

ホントは玄斗のほうが強いが
執念の反撃に出た"軽心臓"キャリー
ちなみに顔面ヒザは反則。
首相撲が出来ないとこうなる!

●あなたも出場できる!

 オーエンジャイでは、随時出場選手を募集している。団体・流派・プロ・アマは問わない。キックでなくても構わない。もちろんあなたもオーケーだ!! 過去も「ムエタイに挑戦したい」と名乗りを挙げた空手家、テコンドー、総合格闘家など多数の例がある。また、国際式ルールで試合をしたいというボクサーの参戦も可。お客さんの前で試合をするという経験は、何ものにも変えがたい経験だ。名前を出すとまずい選手は、このホームページでは名前を伏せる形にするのでご安心を。
 しかもファイトマネーが出る! 5000円がもらえるのだ。

 こう聞いて出たくなったあなた。出場希望日の1週間以上前に連絡(3620ー2581)のこと。もしくはこのページの管理人へのメールでも可。その際、体重や戦績、キャリアなどをそえること。ガンガン参戦してくれることを希望している。

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