2002.9.22

小国ジム主催興行



ガッツちしまつ 対 新井宗和(ウィラサクレック)

  3R判定勝ち(30-27.30-27.30-27)

性懲りもなく、また日本陸軍コスプレで入場してきたちしまつ。あまりウケてないと思われるが、本人の自己満足だから良しとしよう。いい試合すりゃ、チャラだ。

試合は……終始ドタバタ。ミドルがポンポン入るのに、力んでパンチ一辺倒。後半ローも入るのに、ローの練習してないから効かせられない。会長が「ヒジ!ヒジ!」と指示するのでその通りにするのだが、練習してないものできるわけない。案の定、相手のヒジを何個かもらい、本人「危険だ」と自粛したようだ。賢明です。3R終了直前、相手がバランスを崩し膝をついた。すぐに立ち上がった相手に対しハイキックを入れてダウン。そこでゴング。最終ラウンドはゴングに救われるので、カウント途中で試合終了。判定30対27で試合終了。一応、ダウンがなくても勝っていたとするポイント差だ。

相手選手がヒザをついたのは一瞬。それもすぐ立ち上がった。あれは攻めてる選手は止まらない。ヒザをついた瞬間に、レフェリーが間に入ってブレイクしなくちゃいけない。タイ人のレフェリーだったら、あれは100%ブレイクできる。単純にレフェリーの力量の問題。タイのレフェリーはそれで生活しているのだろうし、日本人レフェリーにそこまで求めるのは酷かもしれないが、レフェリーの善し悪しは事故に直結す
る。頑張ってほしい。

さて、ちしまつ。怪我をしたりとブランクもあったのだが、1年前から進歩なし(本人も自覚してると思うが)。そういう練習をしてこなかったのだから、当然といえば当然。試合前だけ本気になったってたかが知れている。相手選手には申し訳ないが、一年前の千島の力量を考えたら、今回の試合はもっとしっかり勝つべき力関係の試合だったと思う。

名取宏泰 対 須田伸也(小国)

  3R判定負け(30-28.30-28.30-30)

こちらも試合前は「自分なりに」頑張っていたようだが、いかんせん普段大した練習をしていない。家庭の事情だか仕事の事情だか、そんなもんはリング上では関係ない。十分な練習できないなら、試合しないほうがいい。辞めるべき。でも、まあ試合前はそれなりに頑張ってたようなので、セコンドというかリングサイドで時計係した。

試合は、互角に打ち合うものの、ときおりぐらついたのは名取のほう。それがポイント差になったのだろう。2−0の判定負け。名取の現在の実力では精一杯のものが出せたと思うが、いかんせん練習の絶対量が足りない。パンチやキックの切れ味はかなり鋭いものがある。普段はノホホンとしているが、リングに上がると人が変わったような闘争心を見せる。それだけに、「次」をやる気があるならば、十分に練習できる環境を自ら作る努力をしてほしい。それが決定的に足りない。ちしまつも同様。それも実力のうち。

イシグロタツヤ 対 加藤健(小国)

  3R判定勝ち(30-28.30-28.30-28)

ダウン奪って勝ったらしいが(スコア見るとそれだけか?)、わしは披露宴行くために帰りました。ま、この男。実力は3回戦ならそこそこの位置にいるでしょう。だが、ハナが高くなりがちなので、NJKFさん、厳しいマッチメークを期待します(笑)

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