2002.4.29

小国ジム主催興行



イシグロタツヤ 対 小黒弘樹(小国)

  2RKO勝ち

信用の無さは「北星史上ナンバー1」との呼び声も高いイシグロタツヤ。付き合って数ヶ月のチャモアペットにも、「イシグロ、しんようできない」と言われる始末。「誰もセコンドにつかないのでは?」との懸念もあった。とりあえず私とチャモアペットは、試合1時間半前に到着。しょうがないから、準備を手伝ってやった。

だが、楠本勝也は、まだ姿を見せない。
石毛慎也も、その影さえ見えない。

試合開始直前。

楠本勝也が到着した。
だが、石毛慎也は、まだその姿を見せない。

そうこうしているうちに、試合が始まった。人格は幼稚園児並みだが、実力は確かなものがある石黒。デビュー戦の選手を相手に、実力の差を見せつける。ローキックを中心にダメージを与える。倒れた相手にも、攻撃はやめない。1Rが終わり、「格闘技は喧嘩だ!」とぶつくさ言いながらコーナーに戻ってきた。

ホントにうるさいな(困)

そして2R。完全にローが効いてしまった相手に対し、さらに追い打ちをかけ、ついにレフェリーは試合をストップ。「完勝」と言っていい結果を残した。

だが、石毛慎也は、まだ姿を見せない。

石黒が控え室に戻り、独演会が始まった。うるさいので耳栓をしていると、そこへ

石毛慎也がようやく現れた。
井上玄斗も登場した。

「道がわからなくて…」と言い訳を繰り返す石毛慎也であった。大人の世界は非情なのだよ、石黒君。

イシグロタツヤの人間性がうかがわれる、そんな一戦だった。おわり。


バカにつかる薬やなし

名取宏泰 対 桜井伴保(ウィラサクレック)

  3R判定ドロー

やる気があるのかないのか、よくわからないオリンピック名取。あんまりジムに来ないので(秘密特訓をしているのだろう)、その消息すらわからないオリンピック名取。試合当日マウスピースを忘れるという、素敵なことをしでかしてくれたオリンピック名取。

こんなオリンピック名取なので、北星ジム首脳陣の中では、「桜井くんのセコンドにつこうか」との声も聞かれた。だって、同じジムだから応援するんじゃない。一緒に苦労してきたから応援するのだから。

試合はある意味、予想通り。名取のことはよく知っているチェリー桜井。オリンピックラッシュを封じるため、徹底して首相撲で攻める。相手がこう来ることはわかりきっていたオリンピック名取。だが、秘密特訓の成果はまったく見られず、ダラダラとラウンドを重ねる。

攻められるオリンピック。攻めきれないチェリー。

判定はドローに。

過去5戦していまだ勝ち星のないチェリー桜井。今度の一戦に全てを賭けていたはずだが、またしても結果が出なかった。無念だろう。だが、チェリーの心はまだ死んでいない。掟破りの、5月11日オーエンジャイ参戦希望のメールが届いた。チェリーの心は燃えている。

さて、一方のオリンピック名取。次にジムに来るのはいつなのだろうか?

キャリー宇佐美 対 目黒勇気(小国)

  3R判定ドロー

前回、美しい泥試合を演じた両者。判定はドローでも、会場中を感動の海に引き込んだ。そんな両者の再戦。期待しないわけがない。キャリーも万全の準備をして、この戦いに望んだ。

しかし、、、、、某所で「この日最低の試合」と書かれていたとおり、見るべきところは何もない一戦だった。


ただ時間だけが過ぎていく

一発を狙うキャリーだが、身体が突っ込みすぎる悪い癖は矯正されずじまい。一発外れると、後は組むしかなくなってしまう。癖というか技術的欠陥だろう。同じく前に出て勝負するタイプの目黒が相手だけに、試合は終始組み合いに。だが、お互いそこから突破口を見つけられない。ただ、時間だけが過ぎていった。

「これに勝って後楽園」を目標にしていたキャリー。
目標は、かなり遠のいてしまった感がある。

だが、その翌日から練習に復帰してきたキャリー。出直しだそうだ。その意気や良し。


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