2000.4.9 横浜クラブヘブン

NJKF Young Fight


キャリー宇佐美 対 氏家林太郎(横浜征徳会)

3R判定負け(27-30、27-30、28-30)

 ここのコーナーは真面目にやるはずだったが、あまりにすばらしい写真がとれてしまったため、どうするか迷っていた。この写真を載せてしまうと、以後北星ジムに練習生が入らないのでは‥‥という懸念もある。実際、オリンピック名取などは、あまりの非情さに「真面目に移籍を考えましたよ」と嘆いたほどだ。そこで掲載は自重していたのだが、楠本勝也が「一生のお願いです。載せてください!」と頼み込むので掲載に踏み切った。

 試合はこの日一番の盛り上がりを見せた。しかし「ほとんどノーガード」(格闘技通信)のキャリーには、パンチの雨霰が降り注ぐ。2Rには鼻血が吹き出す。しかし、3R魂の反撃。壮絶な打ち合いの末、キャリーは判定で敗れた。控え室へ向かう途中、キャリーの顔を見たドクターが即座に「これは折れてるわ」と述べたほどの惨状。さぞかし沈黙する控え室‥‥を想像するだろうが、闘いが日常の北星ジムにはあてはまらない。そんな中とられた写真がこれだ。

撮ってる俺も非道?

 横たわっているのはキャリー宇佐美(演技なし)。この後、鼻骨骨折のみならず、出血多量のため、貧血でぶっ倒れることになる。要は洒落にならない重傷な状態。右にいるのが、名古屋JKFの佐藤選手。この日のメインでの出番を控えコンセントレーションに入っている。佐藤選手は北星のこの雰囲気を観てどう思ったのだろうか? 名古屋とは対照的だからなぁ。

 ちなみにこのような行為は、北星の一部では当然のノリである。その証拠に当のキャリーまでもがこのありさま。

あんたは負けたんでしょ

 この傍らで、石田智史が看護婦に「彼氏はいるんですか?」とナンパモードに入っていたことも付け足しておきたい。

 ついでに撮った一枚も紹介。先述の佐藤選手はなんと井上玄斗ファンであることを激白。照れる玄斗と撮った写真がこれ。

お主ホントに最近までライト級?

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