2000.3.10 後楽園ホール

NJKF Millenium Wars 2


野崎勇治 対 松本竜大(名古屋JKF)

5R判定勝ち(48-47、47-46、47-46)

 3Rに松本のワンツーが顎にヒット。野崎ダウン。しかし、4Rに左縦ヒジでダウンを奪い返し、逆転勝利。くわしくは本人戦闘記で。


松浦信次 対 大谷浩二(横浜征徳会)

5R判定勝ち(48-47、47-46、47-46)

 小野瀬選手の参戦で注目されるウエルターリーグ戦。松浦さんにとっては再浮上の絶好のチャンスだ。
 試合開始後の動きは抜群。ミドルは切れるは、伝家の宝刀右ストレートは、相変わらず一撃必倒の破壊力。技の豊富さ、正確さで大谷を圧倒する。3Rには、ヒジをヒットさせ、大谷が流血すし、ドクターチェックが入る。しかしその後も試合は続行。
 試合はヒートするかと思われたが、松浦にアクシデントが発生。蹴れなくなり、ヒジを狙いすぎてしまう。お互いスタミナが切れたこともあり、その後は見せ場はなく、松浦さんが老かいに逃げ切った。

 この試合で言いたいことが一点。ラウンド中のドクターチェックの最中に「治療行為」は禁止のはず。しかし、大谷のセコンドはワセリンを塗りたくっていた。レフェリーは何も注意せず。日本キック連盟の方だったが、その辺りはきちんと意志統一をお願いしたい。

【その他の試合】
 3回戦はまったく見られず。押川童子丸選手の試合観たかったのに。。。

 佐藤選手対プラサーンチャイは、佐藤選手のKO勝ち。1Rロー、4R右フックで担架プラサーンチャイはしばらくボーっとしていたらしい。

 青葉選手対小野瀬選手は、期待どうりの打撃戦。青葉選手とは何回か控え室が一緒だが、マジこわい。試合前。嬌声を発しながら、ロッカーを、壁を、セコンドを(!)、殴る!! 蹴る!! 記者の方々も、「こえ〜」と言いながら、逃げ帰っていった。……試合は、お互いほとんど蹴らず、パンチ、ヒザ、ヒジ合戦。こういう試合は階級差がモロに出るはずだが……、小野瀬選手が正面から青葉選手を粉砕。NJKF側の人間としては残念な結果になったが、小野瀬選手の実力は認めざるをえないでしょう(前から強いと思ってましたが)。次の松浦さんとの対戦に期待。

 メインのアタチャイ対鈴木秀明は、一方的なアタチャイのペース。とにかく強い強い。鈴木選手側にアクシデントがあったらしいが、私には重すぎることだし、伝聞なのでマスコミ報道を待ちましょう。

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