10月11日 靖国神社→東京タワー「迷子デビュー」

何もすることのない日曜日。家でただボーっとしている生産性のない日曜日。「これではいかん」と思ったわしは、朝起きるなり散歩に出ることにした。目的がないのも辛いので、デジカメでいろいろ撮って、能書きでもたれようと決意したのだ。名付けて、「野崎勇治の東京迷子日記<写真付>」である。今回が第一回。第二回があるかは保証しない。

さて、ジャージに雪駄というオフィシャルな出で立ちで柴又を発ったわし。自分で言うのもなんだが、実にダサイ。デジカメの他に持ったのは、地図。電車に乗って地図を見ながら行き先探そうというわけ。こういう行き当たりばったり、大好きっす。

常磐線が綾瀬に着いた頃、突然「靖国神社と東京タワー行くべ」と思い立った。上京して早や10年。神保町界隈をしょっちゅううろついていながら、すぐ近くにある靖国神社に行ったことがなかった。テレビでしょっちゅうさわがれる靖国とは、いったいいかなるものか、検証を心みることにした。

「8月15日以外、人などいねえんじゃねえか」とも思ったが、結構なにぎわい。怖そうな鳥居がわしを出迎えてくれた。

しばらく歩くと「下乗」なる看板が。「何それ? タクシー乗り場(降り場)ってこと?」と思ったが、しばらく行くと、今度は「皇族下乗」とある。んんん、「馬から降りろってことかな?」と結論づけたが、真相は如何なんでしょ?

下乗

皇室下乗

そしていよいよ「靖国」の匂い漂う境内へ。英霊がなんちゃら言う、それらしき言葉があちこちに並んでいる。おじいちゃま方の同窓会(戦没者追悼なんちゃらかんちゃらいうやつ)みたいなものも行われていた。

歌

はっきり言って無茶苦茶うさんくさい。だが、わしはこのおじいちゃん達を悪く言うことはできない。あの時代なら、こう生きるしか仕方なかったのである。「かくあればかくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂」とかいうやつである。

ま、小難しいことはさておき、はとの餌など買うわけもなく、靖国神社を後にした。

鳩ぽっぽ

次へ向かうは東京タワー。小学校の修学旅行で来て以来の参戦だ。あのころは「東京タワー=東京のシンボル」とか考えていたが、上京して10年。一度も行ったことがないどころか、そのあまりの存在感の薄さに驚愕の念を隠せない。もちろん、雷おこしを食べる東京人も、この10年見たことがない。

もう殆ど記憶にない東京タワー。「蝋人形館」だとか「水族館」だとか、いろんな施設があることを知って驚いた。だが、どれも3流の香りが漂いまくっており、全く惹かれない。とりあえず、展望台まで昇ることにした。

エレベーターが動き出して数秒後、ガラス張りのエレベーターから風景が見えるようになって、重大なことを思い出した。

「俺は高いところが苦手だった」

下を見るたびに「ワイヤー切れたらどうなるんだろう?」と恐怖におののく、わし。最後は目をつぶってしまった。

展望台についたはいいが、「ここに飛行機が突っ込んできたら、俺死ぬな」と妄想すると気が気でない。もちろん、その上の特別展望台など見向きもせず、滞在時間約1分で下りエレベーターに飛び乗った。

つまらなすぎだぜ東京タワー。愛らしい「ノッポン」君に手を振って、わしは足早にその場を立ち去った。

ノッポンくん
これがノッポン君だ!

その後、生まれて初めて目黒という場所に行き、ラーメンの名店「勝丸」へ。イマイチ。

こうして、わしの東京迷子第一回は終わった。んん、東京は広い。

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