マンガは文化だ


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手塚治虫

 言わずと知れたマンガの神様。うかつなことを言うとバチが当る。私は「ブラックジャック」だけを文庫判で揃えたのでモグリである。アッチョンブリケ。

ゆうきまさみ

 言うところの「マイ・フェイバリッド」である。アニパロ作家時代の作品には「究極超人あ〜る」にハマッてから遡ったのだが,やっぱいいね(誰でも笑える訳ではないが)。柔らかい描線とギャグのバランスが何とも言えない。時々描く細密なタッチのシリアス路線もなかなかです。また,自他ともに認める熱烈な「原田知世ファン」でもある。
 ゆうきまさみの絵が載った本はだいたい持っている。ほとんどコレクターである(週刊サンデーの特別増刊号なんて取っておかないぞ、普通)。


とり・みき

 シュールなマンガを描かせたら日本一(だと思う)。作家歴は長く,メジャーデビューは「バラの進さま」(少年チャンピオンだ)。「くるくるクリン」あたりでは「原田知世マニア」ぶりがキャラクターに影響して来る。また,「ふたりと5人」で有名な吾妻ひでおのファンを自称しており,その影響もうかがえる。実験的な作品も多く,作風はバラエティに富む。キャラクターに身近な業界人の似顔絵が多いのも特徴(ゆうきまさみがアシスタントをしていた時期もある)。絵日記系マンガも多数。路上観察学会会員(おじぎ人収集家)。

寺沢武一

 いち早く作画にCGを導入したデジタルコミックスの先駆者。近年は「コブラ」シリーズのデジタル・リメイク作品が発表されている。私の最初のマンガ・ヒーロー・キャラクターは「左腕にサイコガンを持つ男」コブラである。
 公式サイトはここ

新谷かおる

 「ファントム無頼」「エリア88」で知られる大御所。その昔,松本零士のアシスタントをしていたという(ゆうきまさみエリア88の頃,新谷かおるのアシスタントをしていた)。最近完結した「砂の薔薇」では,カウンターテロ組織の活躍を描いたが,ディテールの細かい設定でミリタリーマニア,ガンマニアを唸らせるものがある(私が唸ったんだけど)。ミリタリー系のマンガとしては「バランサー」もあるが、当初の題名「JAP」にクレームがついて改題、内容もハードな傭兵ものだったはずがなぜか忍者コメディーになってしまったという迷作である。
 「ガリガリボイン」が理想というだけあって、登場する女性キャラはほとんど脚長スリムで巨乳系である。「クレオパトラD.C.」や「砂の薔薇」ではそういったキャラが大勢出て来るぞ。
 「まのちゃん、見とるかねー!」ってぇのは、ゆうきまさみの「究極超人あ〜る」を見ないと分からんギャグである。

高橋留美子

 「うる星やつら」「めぞん一刻」で超有名。驚異のベストセラー作家である。人間じゃないと言う説あり。うっかり「らんま1/2」を買い始めてしまったので,連載終了までお付き合いした(途中で止められない性格)。個人的には人魚シリーズが好きである。

聖 悠紀

 代表作は,かつては少年キングにも連載されていた「超人ロック」である(キングにはその昔「ワイルドセブン」や「銀河鉄道999」などの名作も連載されていた)。この作家からはこれしか浮かばないほど作風が定着しているが,「ロック」は同人誌時代からの超々ロングラン・シリーズである。何しろ伝説の超人,不死身の主人公であるから永遠に終わらないだろう(年表を作ってみると実に数世紀にも渡る超大河マンガなのだ)。最近は不死者の相方キャラができた。今後の新展開が期待される。
 この人のマンガは同人系マイナーレーベルで刊行されることが多いので見つけるのが大変である。
 本人のHPはここらしい。

西原理恵子

 「無頼の抒情派」と評される博徒作家である。「まあじゃんほうろうき」という恐れを知らない題名のマンガでは,雀プロ達の中にド素人1人という背筋の凍るような卓を囲み続けた猛者(羽根までむしり取られる「とりドン」)。ギャンブルの負けを積算すると都内に豪邸が建つと云う話である。一方ではNHK朝の連ドラ「ファイト」のイラストに見られるような柔らかな線と可愛らしい絵柄で感性豊かな心に沁みるマンガも描く(ギャップが凄い)。いずれ,なぐり書きの様なマンガが多いが,美大出のプロのイラストレータだったそうである。
 個人的なオススメは「ゆんぼくん」「ぼくんち」である。暴力的なタッチの4コマ系ギャグマンガでありながら,時折ホロリとくるのは珍しい。
 公式サイトはこちら

 「ジャンキー鴨」として作中にも登場する鴨志田氏と結婚して2児をもうけているが,結婚後(すでに離婚したのだが)の作風がちょっと変わった。これまでもギャグにしろ泣かせにしろ,心の内面へストレートパンチを叩き込むような凄さがあったが,最近の作品の切れ味を見ると今までのパンチがジャブ程度に感じられるのであるよ。
 生命よりもスクープ記事の方が価値が高い戦場レポーターであったダンナ(元アルコール&ドラッグ中毒)と東南アジアの底辺社会を見て来たせいか,人生を見る目が一段と深くなったようである。

 ダンナが精神病院に入院したことまで淡々とマンガにしているあたりはかなりキテると思うぞ。


安永航一郎

 この人の作品は基本的に実写特撮もののパロディである。この手のナンセンス・ギャグは好きなのだが、いささかワンパターンで最近は食傷気味である。どうでもいいが「陸軍中野予備校」の第6巻はずいぶん待たされた。第5巻発行後4年間のブランクをおいての刊行だった。尺が合わなかったんだろうね(週刊分の完結ではコミック1冊の半分しかいかないのだ)、増刊号の特別編でページが溜まるのを待っていたのだろう。

たがみよしひさ

 「軽井沢シンドローム」で有名であろう。同じくマンガ家の小山田いく(「すくらっぷ・ブック」「星のローカス」)は実兄。作品中で登場人物のシリアス・キャラと2頭身ギャグ・キャラが交錯するのが特徴。なぜか話の展開が空中分解する作品がよく見受けられる。作品のプロットがちょいちょい類似するのも気になる。

島本和彦

 熱い。とてつもなく熱いのだ。この人のマンガは。ハイテンションでブチキレである。何かヤッてるんじゃないか?
 いやしかし、「炎の転校生」ではたっぷり笑かしてもらった。なにしろ必殺技「滝沢国電パーンチ」である。笑ってしまって立ち読み不可能。漫画家にして漫画評論家の夏目房之介(夏目漱石の孫なんだそうだ)も「エキセントリックな笑いが好きな人にはオススメ」と絶賛(?)である。
 最近、週刊少年サンデーで「炎の転校生・同窓会編」が掲載された。中身は相変わらずそのまんまである。

木城ゆきと

 いわゆるサイバー系のマンガ「銃夢」が代表作。なかなか好みの描写をする作家だと思っていたが,同作の後半は画風がちょっと好みからずれた感じ。どっかで見たようなキャラ(フィギュア・フォアって、どう見てもこれは六田登の「バロン」の主人公だろ)が混ざり込んで来ているのが違和感の根源かも。

あだち充

 スポーツ系ラブコメを描かせたら右に出るものは居ない?「ナイン」「タッチ」といったメジャーものは「何をイマサラ」的感じだったので,ワザと外してフラワーコミックスの「スローステップ」を持っている。洒落です洒落。

鴨川つばめ

 「マカロニほうれん荘」の登場は私のマンガ史の一大エポックであったのだ(山上たつひこの「がきデカ」も凄かったけど)。このマンガでのシュール極まるギャグの量産によって,この人は漫画家の才能を使い果たしたのであろうか。続作「ドラネコロック」などでは今一つ面白味に欠けるような気がした。「マカロニ」のイメージが巨大過ぎたのかもしれない。このマンガの連載をリアルタイムで見ることが出来たのは幸せであった(ちょっとオーバー)。

萩原一至

 「バスタード!」しか作品を見たことが無い。「バスタード!」はRPGゲームをそのままマンガにしたようなもの。初期の展開は大変良かった。この人はヘビメタファンだそうで,キャラの名前(顔付きも)が外人ロッカーのパロディーばっかりである。出だしはジャンプの読み切り物からスタートしたもので,後から世界体系とか裏設定を慌ててやっているのが目に見える。余りにもでっかいテーマ(神と悪魔の抗争:ハルマゲドンの裏読み解釈)に取り組んでしまったために大騒ぎである(矛盾が多くなるのだ)。週刊には無理で季刊に移って連載継続中である。季刊ものだからコミック化するのに1年以上掛かる。気長に続編を待っている。

椎名高志

 GS美神が代表作。「チチ、シリ、フトモモー!!」と煩悩パワーバリバリの横島クンはなかなかの名キャラに育った。初めは狂言回しの役ぐらいだったのが立派にパートナーぶってるもんね。私はこの人の泣き笑いしながら怒る絵柄が気に入ってます。
 全39巻ってのはキリが悪いから読み切り特版を重ねて,堂々全40巻ってぇのはどうだい。>小学館

高橋葉介

 肉厚で柔らかな描線が独特の味である。代表作として夢幻紳士シリーズがあるが,コミカルタッチで夢幻少年による「冒険編」と,大人の夢幻紳士によるおどろおどろしい「怪奇編」に分かれる。ホラー・ファンとしてはこの「怪奇編」一連の一話完結シリーズがたまらない。大正から昭和初期が舞台であろうレトロな雰囲気もなかなかなのである。
 文庫版をようやく購入に至ったが,この文庫シリーズはホラー物の集成なのでうれしい。

立ち読み編

 買う気は湧かないが一応展開だけは追っていたもの。

グラップラー刃牙, BAKI

板垣恵介

 超荒唐無稽な格闘技マンガ。格闘技ファンなのでとりあえずチェック。闘技場編で1シリーズ終了したようだ。で,題名も新たにして続編スタート。話もパワーアップして,いよいよおかしくなって来た。(^^;;;
 この作家,一連のマンガの展開を引いて格闘技のウンチク本まで出してるが,これはやり過ぎ。あの設定はマンガの世界にとどめておかないと笑われるぞ。

 馬場追悼特番の,グラップラー刃牙・外伝「馬場対猪木」もある(作中の名前は違うが,見れば分かる)。ジャイアント馬場さん御苦労様でした。合掌。


ベルセルク

三浦健太郎

 このマンガに出て来る地獄の使者達の設定は、クライブ・バーカー監督のホラー映画「ヘルレイザー」のパクリである。衣装がほとんど同じだもん。最近の展開はほとんど手塚治虫の「どろろ」みたいである。


拳児

松田隆智・作、藤原芳秀・画

 中国拳法マンガ。やっぱり私は格闘技には目がないのだ。作画は筆書きのタッチが特徴的。少年サンデーに連載されていた(とっくに連載終了)もので、デラックス版の刊行が続いている。


コンデ・コマ

鍋田吉郎・作、藤原芳秀・画

 世界で活躍した実在の柔術家・前田光世をモデルにした格闘技マンガ。この人の流れを汲むのがブラジリアン柔術。プロレスラー高田延彦を秒殺したヒクソン・グレイシーグレイシー柔術もその一派である。


風の大地

坂田信弘・作,かざま鋭二・画

 ゴルフマンガである。遅咲きの天才,主人公・沖田が世界の大舞台で活躍する。ゴルファーの内面描写はなかなかであるが,どうにも展開が「大人のお伽話」的で上手く話が進み過ぎる。トム・ハンクスの映画「フォレスト・ガンプ」のゴルフ版とでも言おうか。
 


パタリロ

魔夜峰夫

 まだ「花とゆめ」誌に連載されているのだろうか。高校生の時は立ち読みしてたが(「ピグマリオ」とかもあった)、さすがにこの歳で少女マンガ雑誌の立ち読みはマズいだろう。
 登場人物はすべて美少年でみんなそっち方面の趣味があるとゆー究極のホモギャグマンガである。TV化されたのには呆れたが、流石に原作のままのエグイ表現は自粛してあったようだ。
 少女マンガコーナーに入りやすい本屋で時折手にするが、立ち読みと云っても笑いを堪えるのに必死になるのでなかなかキビシイ。


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