NC10改Hackintoshの作り方

NetBook購入

 Atom規格のNetBookを購入する。ネットの情報(亜州モバイル人柱隊)で,最も素材として適しているという,SamsungのNC10をチョイス。しかし,日本向け製品が無いためショップや量販店での販売はなく,見つけたのはネット通販。当然のごとく英語版,なぜかキーボード配列はUKというほとんどキワモノ。しかも61k¥はNetbookとしては高い。
 だが,意を決してポチッとな。  しかして,その結末は....ポチッとな
告知:Apple様はAtom規格のPCではOSXが動かなくなる呪文を唱えた。よって,以下の記述は雲散霧消。

OSを買う

 Macの頭がIntelになってから,中身はDOS/Vとほとんど変わりが無くなった。BootCampがAppleお墨付きで動作する訳だから,逆もまた真なり。世界中のハッカー達は実力を発揮した。OS Xを解析して,純然たるDOS/V機にMacOSXをインストールする方法を開発し,着々と対応策を編み出しているのだ。OSX86プロジェクトというらしい。MacOSXの正体はUnixである。オープンソースのLinuxと同じように修正が可能なのだそうだ。
 さてここで,一つ大切なことがある。AppleのOS X(Leopard)を正しく購入することだ。ネットの海には非正規のISOも漂っているが,これをダウンロードしてはならない。もちろん修正済みのISOなのでインストールディスクが楽々できるのだが,明らかに違法である。
 OS付属の但し書きを見ると,Appleの商標がついていない機械にMacOSXをインストールするのはライセンス違反だと書いてある。OSを買うと中にはアップルマークのシール(あれ?ロゴも商標じゃねーの?)が入っているで,我輩はおもむろにシールを天板に貼り付けた。SAMSUNGというロゴの上に!
 これでHackintoshである。もちろん,ネット(亜州モバイル人柱隊)の真似である。

注意:以降はLeopard 10.5.4を購入した場合の展開となる。バージョンが変わると動作しないkextがあり,カーネルパニックする。

LDMx86

 OSX86の中からどの改造法を選ぶかという問題があるのだが,探すと日本で作られたLDMx86という優れモノが見つかった。リテールのOSXのDVDからインストールDVDを作るというシステムだ。違法ISOを使わないというポリシーは素晴らしい。修正ブートローダーを組み込み,最小限のkextを入れ替えるだけでOSXを立ち上げるのだ。
 まず,LDMx86とPreBootCDをダウンロードする。あらかじめMacOSX正規版を購入してないとダウンロードできない仕掛けがあるので注意。LDMx86のインストールイメージはリテールDVDからTiger以上のOSXの載ったMacで作成のこと。なお,外付けのHDDに送らないとISOができないようだ。
 実際にはPrebootCDから直接リテールDVDを入れるだけでもOSXインストーラが立ち上がる。いきなりオーロラと対面。これにはたまげた。しかし,インストールが上手く進まないので,以降のインストールでは,LDMx86とリテールを入れ替えるという,手間のかかる方法を取っている。
 手間が多いのはインストールに使ったのがLDMx86(r9)であったためと思われる。LDMx86(r14以降)ではPreBoot不要でそのまま上手くいくはず(NC10ではなくCF-R8では上手くいった)。環境が仕上がっているので再検証はやりたくない。
LDMがスグレモノなので,トーシロー教えて君まで殺到して作者が怒ってしまった。そろそろダウンロードが止められるのではなかろうか。説明されないと分からない人は使うな,と書いてあるのに。悪貨は良貨を駆逐するのだな。ここの記載も片棒を担いだのかなぁ。

起動1

 NC10には内蔵DVDは無いので,USBのDVDドライブからPreBootCDで起動し,LDMx86のDVDに入れ替えて立ち上げる。USBのマウスとキーボードを接続しておく。

HDDのパーティション設定

 インストーラの画面からユーティリティのディスクユーティリティで,ハードディスクのパーティションをGUID,MacOS拡張ジャーナリングで作り直す。
 デュアルブートの場合は技が必要である。夢置場にはそのやり方も簡単に説明してあるが,今回はMacOSXを動かすのが目的なのでやらない。

BootLoaderインストール

 ユーティリティからターミナルを起動。LDMx86の指示のとおりブートローダーをインストール。
/booter.sh
Volume名
PC_EFI v9

※LDMx86 R9からはbooterにPC_EFIが設定されているので,パーティションアクティベートは要らないはず。
為念
fdisk -e /dev/disk0
print
f 2
w
q

ディスクチェック

ディスクユーティリティで修復。

電源落とす

 再起動ではなく,電源を落とす。「ようこそ」から電源ボタン長押し。

BIOS点検

 電源入れて,F2でBIOS設定値を確認。AdvancedのEDBがEnableになっているか?

起動2

 PreBootCDから立ち上げて,LMDx86で起動する。USBマウスとKB必須。
※リテール版→LMDx86だと次の起動でカーネルパニック。

OSインストール1

 ガイドに従ってインストール。オーロラが見えて喜ばしくなる。
 しかし,再起動後にマウスとキーボードの設定で無限ループするので,再起動時に素早くPrebootCDに入れ替える,あるいは電源長押しで停める。

起動3

PreBootCDから立ち上げて,リテールDVDで起動する。USBマウスとKB必須。

OSインストール2

 ガイドに従ってインストール。アップグレードで設定移行無し。名前入力画面が拝めればゴールは近い。
無事に動作するのを確認したらニンマリする。

kextの設定

 KextHelperを使って,動作実績のあるAppleACPIPlatform.kextとACPIPS2Nubをダウンロードして導入。キーボードとトラックパッドが動く(10.5.4)。
 続いて0x27aeでモニタのkextを追加。1024×600の選択肢が現れる。(外付けモニタはGMA950が必要,10.5.4) 再起動。

BIOS点検2

 再起動時にF2でBIOSに入り,設定値を確認。AdvancedのEDBがEnableになっているか?kextHelperを動かすとdisableになることがある。

UKキーボード

 NC10はキーボードがUK配列で記号の並びが違うので,UK配列のレイアウトをインストールする。
MacOSX.UK.keylayout.070426

モデム

 使っているPHSが京セラWX310(京ポン2)なので,Kyopon_Driver_1.3.1.dmgをインストール。wx310k_mac_driver.zipからmodem scriptフォルダにファイルを入れる。BluetoothとUSB接続が可能になる。
Bluetooth設定は下記の先人の知恵が重要。 ###
システム環境設定>ネットワーク>該当するセットを選択>設定>PPP>PPPオプション>「PPP エコーパケットを送信」のチェックを外す。
###

WiFi導入

 Appleの純正AirMacカードか,サードパーティのAria extreme N を入手。DellのWiFi1490カードも使えるらしいが,国内では入手が難しいようだ。
 バッテリーを外し,ネジを全部外して裏ブタを開ける(メモリスロットの蓋も取る)。フレームの隙間にテレホンカードを差し込み,ラッチを外していく。ヒンジ部分は堅いので注意。
 内蔵のWiFiカードを外して差替える。ケーブルは白が右(J2),黒が左。Aria extreme N だと真ん中のコネクタもあるが使わない。
 裏ブタを完全に閉める前に起動を確認せよ。正常起動後,シス環ネットワークでAirMacの設定を行う。

TimeMachine

 USB接続のハードディスクをつなぐとTimeMachine設定画面が出るので設定するとバックアップが始まる。
 有線LANが動作していない状態ではAirMacが認識されていないとTimeMachineは動作しない。USB-LANではダメ。内蔵ネットワークのMACアドレスが必要である。

アプリ導入

 何か適当に。
 業務用ならMS-OfficeかOpenOffice。

チューニング

 画面の明るさはBrightness Controlをダウンロードすると調節可。

 バッテリーメーターはPowerManagement.bundle-10.5.2-works_on10.5.3.rarというものをDLして,フォルダごとKextHelperでぶち込んだら出現。
 Multitouchは2chのMacOSX86第19夜961氏のインストーラFFScrollOSx86.tgz(http://www.mediafire.com/download.php?hynzjqmjvmy)で作動。
 RapidshareにNC10用のファイル詰め合わせを全部アップしている神がいる。voodoo kextでハッピー。前者との併せ技かvoodooのみかは不明。Ether Driver で有線LAN稼動。

10.5.6アップデート

 Leopard10.5.4でも十分だが,さらに高みを目指す。
 10.5.6Comboのアップデートを入れると最新版のSafariが使える。Appleのダウンロードサイトから入手。アップデートするとインストールDVDからの再インストールは「クリーンインストール」で振り出しに戻ることになることに注意。

 アップデート時にはUSBマウスとキーボード接続のこと。アップデート後,kext設定を再度行う。10.5.6用のtrackpadfull.pkgでトラックパッドがシス環に出現。
 アップデート後に,JAVAの10.5.6版とSafariの10.5.6版をアップデート。

10.5.7アップデート

 アップデートする前にRapidFileShareから10.5.7対策パッチをダウンロードしておく。
 アップデートを掛けると10.5.7になる。スクリーンサイズが合わなくなるので対策パッチを動作させる。サウンド関係のパッチフルセットもRapidfileShareに登場。

10.5.8アップデート

 あまりメリット無いらしいが,何となく。 
 問題なく終了。10.5.7アップデートパッチが必要。

Snow Leopard

 MacOS 10.6である。3千円台で売られていたので思わず雪豹捕獲。ところがこのバージョンからシステム大幅変更なのでOSX86実績がまだほとんど無い。夢置場ではSDMx86が公開されていて,機器構成をMacに合わせたPCでは実績あり。Atomサブノートでの起動例も探せば見つかる(定番のMSIだな)が,NC10はマイナーだからねー。
 とりあえず正攻法でDVDを焼いてインストールっ....起動でコケる。Kernel Panicだぁ〜。まだ時期尚早だね。人柱になるにもスキルが要るのだなぁ。

購入金額

NC10  61,000円
Leopard 17,000円
2GBメモリ  1,980円
USB-LAN 2,980円
AirMacモジュール 13,300円
MS-Office 23,700円
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計     119,960円

むむ,純正MacBook白が買えてしまう。しかも,Pallarels使えばWinXPと共存楽勝らしい。こっちの方が楽しそう(爆)。























結論

Mac使いたかったら,本物買え!! AppleStoreが皆を待っているぞ。 ということですな。どんなに苦労して動かしたところで,所詮は非力なNetBook。画面サイズもトラックパッドもすべて中途半端。Mac化なんぞ無駄無駄無駄ぁ!!! 今ではNC10君は引き出しの中に鎮座するのみ。申し訳程度に時々起動し,動作を確認したらまた引き出しの中へ(爆)。普段はレッツノートR6しか持ち歩かないのでね。まさしく無駄無駄無駄ぁ!!! う〜む。マックじゃないとできないコトって何だろう....

いや,しかし。無用の追求こそがヲタク心の真髄。手段のためには目的を選ばないのサ

watakoh@mtg.biglobe.ne.jp