最近はシワクチャになっちまったが,しかめっ面の眉間が渋いゼ!西部劇から現代アクション,はてはロマンス物まで,監督兼主演で幅広くこなす大御所である。
出演:クリント・イーストウッド,レニ・サントーニ,アンディ・ロビンソン
監督:ドン・シーゲル,1971,アメリカ
(DVD所有)
桁違いの型破り刑事が銀幕に登場である。世界最強のハンドガン・スミス&ウェッソンM29:44マグナムを引っ提げて悪党どもを蹴散らすのだ。イーストウッドのマカロニ・ウェスタンさながらのアウトロー振りがそのまんま活かされているような感じ。監督のドン・シーゲルとは西部劇「マンハッタン無宿(1968,米)」や「真昼の死闘(1970,米)」も撮ってるしね。フランク・シナトラがハリー役のオファーを断ったことから転がりこんだ幸運。クリント・イーストウッドの超はまり役はここから始まったのだ。
(VTR,DVD)
出演:クリント・イーストウッド,ハル・ホルブルック
監督:テッド・ポスト,1973,アメリカ
(DVD所有)
法の網を逃れるワルを抹殺するべく密かに行動を起こした血気盛んな青年警官グループ。「必殺仕事人」よろしく悪党を次々と葬り去る彼らは,いつしか正義の名のもとに暴走を始める。若手警官の過ちを指摘したハリーは逆に標的にされてしまい,果ては思わぬ黒幕も登場する。
ハーレー・ダビットソンの白バイを乗り回すイーストウッドのバイクアクションもカッコイイぞ。
(VTR)
出演:クリント・イーストウッド,ティン・デーリー
監督:ジェームズ・ファーゴ,1976,アメリカ
(DVD所有)
女性の相棒を持たされてしかめっ面がいよいよ曇るダーティハリーである。ラストの舞台は脱獄不可能の監獄島アルカトラズである。とどめの一撃は44マグナムも霞むバズーカ砲だ!
クリント・イーストウッドはその後,ドン・シーゲル監督の「アルカトラズからの脱出(1979,米)」で脱獄を謀る囚人を演じることになる。最近のものではショーン・コネリー,ニコラス・ケイジ主演の「ザ・ロック(1996,米)」もアルカトラズ島が舞台である。
(VTR)
出演:クリント・イーストウッド,ソンドラ・ロック
監督:クリント・イーストウッド,1983,アメリカ
(パンフレット)
(DVD所有)
"Go Ahead. Make My Day" の名台詞を残したシリーズ第4作。セルフ・プロデュースで監督・主演と力が入っている。イーストウッド作品の常連であり愛人でもあったソンドラ・ロックを共演に据えている。監督が自分の伴侶を主役に当てた映画と言えば「ダイ・ハード2(1990,米)」のレニー・ハーリン監督がジーナ・デイビス主演で撮った「カットスロート・アイランド(1995,米:派手な演出だが評判の良くない海賊アクション映画)」,「ロング・キス・グッドナイト(1997,米:派手な演出だが良くあるプロットのスパイアクション映画)」が浮かぶね。
スミス&ウェッソンM29,44マグナムレボルバー6インチといえばダーティハリーの代名詞であるが,今回はマグナム弾を発射する初のオートマティック・ハンドガンであるオートマグ45が登場し,ハリー・キャラハンを強力にバックアップするのだ。実はオートマグは機構上の弱点(空薬莢が引っ掛かる:ジャムる)からオートジャムの悪名もあり,現在では人気が無い。最近のアクション映画で良く見掛けるマグナム・ガンはイスラエル製のデザートイーグルである。銃口部(マズル)が三角形なので見れば分かるはず。
ペーパーバックのノベライズ原書を持っているが,根気が足りずぜんぜん読めてない。
(劇,VTR)
出演:クリント・イーストウッド,リーアム・ニーソン
監督:バディ・バン・ホーン,1988,アメリカ
(DVD所有)
不可解な連続殺人事件に自身も巻き込まれたハリー・キャラハンが事件解決に向けて突っ走る。今回のラストもS&W・M29ではなく,超弩級の飛び道具が登場なのだ。この作品の前にはイーストウッドさんは政治家として1期2年間カーメル市の市長を勤めていたのが有名。
あ,そうそう。ここにもリーアム・ニーソンが出演していたのであった。
(劇,VTR)
出演:クリント・イーストウッド,ジェシカ・ウォルター
監督:クリントイーストウッド,1971,アメリカ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド,ジェフ・ブリッジズ,ジョージ・ケネディ
監督:マイケル・チミノ,1974,アメリカ
DVD所有
田舎牧師に身を代えていた元銀行強盗のサンダーボルト(イーストウッド)は,かつての仲間に狙われる。盗み出した50万ドルの隠し場所を知っているからだ。たまたま通り掛かったチンピラ若造,ライトフット(ブリッジス)と逃げ回る破目になる。ところが金の隠し場所はすっかり様変わりしてしまい,最早見つける手立ては無くなってしまっていたのだった。途方に暮れる元銀行強盗団の面々。そこに若造の一言「また盗りゃいいだろうよ」。果たして現ナマは手に入るか?(DVDパッケージでの紹介と話の中身はちょっと違うぞ。観ないで書いてないか?)
冒頭,イーストウッドを狙う追手の使う銃が珍しい。弾倉が引き金の前にあるモーゼルなのだった。ロングマガジンを付ければサブマシンガンのようにも使えるドイツ製のオートマチック・ハンドガンである(歴史ある名銃であるよ)。懐かしきマンガ「ワイルド7」でも登場していた。これのモデルガン持ってましてね...
イーストウッドと言えば44マグナムのイメージはかなり定着したものでしたが,ここではもっとデカイ銃が登場です。いや,銃よりは大砲だな。20mmキャノン砲で銀行の金庫室の壁にどでかい穴を空けちまおうって寸法だ。っと,DVDの解説ではそうなんだが,キャノン砲(キャノンって意味は「大砲」だろ?「砲砲」になっちゃうよ?)でもバルカン砲のような機関砲でもないね。話の流れと見た目からすると,モノは対戦車ライフルのようです(ホンモノのミリタリー・マニアなら型式も分かるんだろうが私じゃそうは行かないね)。
(DVD:02/10/13)
出演:クリント・イーストウッド,ジョージ・ケネディ
監督:クリント・イーストウッド,1974,アメリカ
DVD所有
出演:クリント・イーストウッド,ソンドラ・ロック
監督:クリント・イーストウッド,1977,アメリカ
(DVD所有)
裁判所へ証人を護送する警官を待ち受ける罠の数々。証人に来られては困るのは実は警察上層部だった。ラストの山場,警官隊の待ち受ける中へ突進するバスが一斉射撃で蜂の巣になっていくシーンはすごい迫力だぞ。
(VTR)
出演:クリント・イーストウッド
監督:ドン・シーゲル,1979,アメリカ
出演:クリント・イーストウッド,ソンドラ・ロック
監督:クリント・イーストウッド,1980,アメリカ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド,ウォーレン・クラーク
監督:クリント・イーストウッド,1982,アメリカ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド
監督:リチャード・タッグル,1984,アメリカ
(パンフレット)
出演:クリント・イーストウッド、バート・レイノルズ
監督:リチャード・ベンジャミン,1985,アメリカ
(パンフレット)
出演:クリント・イーストウッド,マーシャ・メイスン
監督:クリント・イーストウッド,1986,アメリカ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド
監督:バディ・バン・ホーン,1989,アメリカ
出演:クリント・イーストウッド、チャーリー・シーン
監督:クリント・イーストウッド,1990,アメリカ
出演:クリント・イーストウッド、ジョン・マルコヴィッチ、レネ・ルッソ
監督:ヴォルフガング・ペーターゼン,1993,アメリカ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド,ケビン・コスナー
監督:クリント・イーストウッド,1993,アメリカ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド,ジーン・ハックマン,エド・ハリス
監督:クリント・イーストウッド,1997,アメリカ
(DVD所有)
ルーサー(イーストウッド)は年老いてはいるが腕は一流の泥棒だ。ある晩,大富豪の屋敷に忍び込み,まんまと秘密の金庫室からお宝をがっぽり頂いたのだ.....と,そこまでは良かったのだが,そこに人がやってくる気配! 慌ててマジックミラーの金庫室に潜んだら,思いがけない大事件を目撃してしまった。
権力の頂点に立つ人物を相手に回してしまった一介の泥棒がすることと言えば,高飛びっきゃないよね。で,逃げようとしたのだが,義侠心が燃えて「この人でなしめ,許さん」となるのだね(西部劇みたいだ)。30年間パクられたことのない泥棒のワザを駆使して事件の真相を暴露するまでのルーサーの活躍には胸がスクよ。
ジーン・ハックマンがワルを重厚に演じるのだが,このイーストウッドvsハックマンという構図はイーストウッド西部劇の集大成「許されざる者」を思い出すのだねぇ。刑事役のエド・ハリスもいい演技なのだが,役の年齢設定が若過ぎるんじゃないかな?違和感あるんですけど。
(DVD:01/06/01)
出演:クリント・イーストウッド,アイザイア・ワシントン,ジェームズ・ウッズ
監督:クリント・イーストウッド,1999,アメリカ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド,トミー・リー・ジョーンズ,ドナルド・サザーランド,ジェームズ・ガーナー
監督:クリント・イーストウッド,2000,アメリカ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド,マリアンネ・コッホ,ジョニー・ウェルズ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)
監督:セルジオ・レオーネ,1964,イタリア・スペイン・西ドイツ
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド,リー・ヴァン・クレフ,ジャン・マリア・ヴォロンテ
監督:セルジオ・レオーネ,1965,イタリア
(DVD所有)
出演:クリント・イーストウッド
監督:セルジオ・レオーネ,1966,イタリア
DVD所有
出演:クリント・イーストウッド
監督:テッド・ポスト,1968,アメリカ
DVD所有
牛泥棒の濡れ衣を着せられ吊るし首のリンチを受けた元保安官クーパー(イーストウッド)は奇跡的に命を取り留め,州判事から保安官バッジを受けて自分を吊るし首にした9人組を追う(普通は首を吊ってロープに全体重が懸かれば確実に死ぬ。きれいに急所に入れば即死に近いのだ。異常なまでに首を鍛えるプロレスラーだってチョークスリーパーがビシッと決まると一発で落ちるんだよ)。州としてはまだ完全には機能していない頃のオクラホマが舞台だ。牛泥棒は即吊るし首。公開処刑に野次馬が集まってお祭り騒ぎ。人が死ぬのがそんなに楽しいのか,とクーパーはうんざりだ。何も殺さなくてもいい奴だって居るはずだ。法律法律と融通の利かない判事の石頭め。しかし,自分の復讐のために9人組を追うクーパーのすることだってバッジがなければ非合法の私刑だ。
マカロニ・ウェスタンで名を揚げたイーストウッドのアメリカ凱旋作である。若いイーストウッドのワイルドなガンマン姿がカッコいい西部劇だが,荒唐無稽なドンパチばかりではなく,硬派な社会派作品の雰囲気もあるのだ。判事とクーパーが言い争う場面を見てると,なんだかハリー・キャラハンが上司と言い争う場面がフラッシュバックしてくるのだなぁ。監督のテッド・ポストは「ダーティハリー2」も監督しているのだが,そういえばそっちも法律の僕としての警官について描いた展開だったような。
(DVD:01/04/30)
出演:クリント・イーストウッド
監督:クリント・イーストウッド,1972,アメリカ
(DVD所有)
マカロニ・ウェスタンで名を挙げたイーストウッドが監督第2作として手がけた西部劇だ。小さな鉱山町に陽炎とともに忽然と現れた流れ者(イーストウッド)。それは町のゴロツキを一瞬で撃ち殺す凄腕ガンマンだった。かつて町を荒らしたという3人組が刑務所から出て来るというので,意趣返しを恐れた町の人々は流れ者を用心棒にする。しかし,流れ者のやり口は強引そのもので,町は引っ掻き回され始める。流れ者の真意はどこにあるのか?町に隠された暗い過去とは?
床屋で髭を剃って貰おうとした所にゴロツキ共が絡んでくるなり,床屋の白いケープの下から銃を撃つシーンが有名である。寺沢武一のマンガ「コブラ」でもこのシーンが引用されているのだ(コブラは西部劇を下地にしているので当然といえば当然か)。
出演:クリント・イーストウッド,ソンドラ・ロック
監督:クリント・イーストウッド,1976,アメリカ
(DVD所有)
西部劇ヒーローの代名詞とも云えるイーストウッドが自らメガホンを取った正統派西部劇。時は南北戦争末期,北軍に与するならず者集団に妻子を殺された男は復讐のために戦火に身を投じ仇敵を探す。西部屈指のガンマンにして賞金首,ジョージー・ウェールズは渋くてイイぞ〜。
(DVD)
出演:クリント・イーストウッド,マイケル・モリアーティ,リチャード・キール
監督:クリント・イーストウッド,1985,アメリカ
(DVD所有)
ゴールドラッシュのアメリカ西部。金脈の利権を巡って悪徳業者が「地上げ」を企む真っ只中,砂金取りの集落に一人の牧師(イーストウッド)が現れ集落に手助けし始める。力ずくでも集落を追い出そうとする業者のボスは悪辣な保安官を呼び集落に脅しをかけるのだった。ついに牧師の怒りが炸裂する。
イーストウッドが牧師という設定は意外性があって面白い。どこからとも無く現れた無頼の流れ者,というのがイーストウッドの西部劇での定石だったので,これが聖職者なので驚く。しかし,まあ,イーストウッドだけに普通ではなくて荒法師なのだな。フロンティアでは正義も荒っぽいってものアリでしょう。流石に始めは殺しはしなくて丸腰なのだ。これがある事件を機に,カラーを外してガンベルトを付ける段から,観ている方も力が入ってくるのだ。シングルアクション・レボルバーの拳銃を弾倉を外して予備弾倉にリロードする動作は今までの西部劇では観なかったように思う。カッコいいぞ。
チョイ役なのだが用心棒役で「007のジョーズ」ことリチャード・キール氏が登場する(出て来るなりイーストウッドに叩きのめされてしまうのだが)。馬鹿力だが実は心やさしい大男という設定らしいのだが,出番が少なくて説明不足の感アリ。牧師が少女を救出する場面でもう少し活躍させてあげたら良かったのではなかろーか。
チョイ役ってゆーと,悪徳保安官の助手6人組の1人としてビリー・ドラゴ氏も出ている。劇中台詞もないし,役名もエンド・ロールで確認できるだけだ。この方はあまり有名な役者さんではないが,銀幕上ではちょいちょいお目にかかる。ケビン・コスナー主演「アンタッチャブル(1987,米)」での白いスーツの殺し屋役なんかは覚えておられる方も多かろう。爬虫類を連想するような典型的な悪役ヅラである。チャック・ノリス主演の「デルタフォース2(1990,米)」でも麻薬王を演じていたね。
題名の「ペイルライダ―」とは,ヨハネ黙示録の引用であるようだ。青白い馬に乗った死の使いである。
(DVD:00/06/29)
出演:クリント・イーストウッド,ジーン・ハックマン,モーガン・フリーマン
監督:クリント・イーストウッド,1992,アメリカ
(DVD所有)
西部劇でスターダムにのし上がったイーストウッドが自らの西部劇にかける思いを集大成させたと云える本作は高い評価を受けているのだ。この作品はイーストウッドの西部劇映画の師匠でもあるセルジオ・レオーネ監督とドン・シーゲル監督に捧げられていることでも有名だ。
かつては名うてのガンマンだったが,今では引退し静かな生活を送っている初老の男。とある賞金首を狙うこととなり,再び硝煙の立ち込める世界にカムバックするのだ。初めは馬に乗ることもおぼつかなくなっているほど身体が鈍っているのだが,修羅場をくぐるうちにかつてのガンマン魂が蘇ってくるのだ。健さんの仁侠映画にも通じるような,男気がぐっと伝わるよーな映画なのである。
イーストウッドさんは自分がこの映画の主人公を演じるため,自らの年齢がその設定に達するまで待って,じっくり長年温めてきた作品なのだそうだ。イーストウッドや相棒のモーガン・フリーマン,そして悪徳保安官のジーン・ハックマンと,役者ぞろいでバッチリ画面が引き締まるのだね。年寄りパワー全開の映画ってことでは「スペース・カウボーイ(2000,米)」にも通じるところがあるね。
(DVD)