DXコード変更法


最近のカメラは自動化が進んで便利になりました。フィルムを入れるだけでISO感度まで合わせてくれます。ところが撮影意図で増感や減感したい場合にハタと困ります。カメラの露出補正では間に合わなかったり、補正値の読み違えが起きたりするわけです。

例えば、富士フィルムのベルビアはISO 50のはずなのに実効感度はISO 40相当しかなく(私はISO 40でずーっと撮ってます。Canon A-1の受光素子がイカレてるのかな?)、撮影時に感度補正が必要です。マニュアルカメラではISO感度目盛りをずらせばOKなのに、オートマチックのカメラではカメラが勝手に決めてしまうので、ISO感度の補正値に本来の補正値を加えるという面倒なことになって、算数の苦手な私はまいってしまいます(最新型だと大丈夫なのかな???)。

そこで(前置きが長い)DXコード(正しくはCASコード)の改造です。フィルムのパトローネの横にある市松模様のようなバーコードがそれです。カメラ側の電気接点でコード情報を読み取る仕掛けになっています。DXコードのチェッカーパターンは下の図のような6×2のマス目になっていて、

 
       1 2 3 4 5 6
      □■□■□■             ■■■■■
      □■■□■■         ■■■■■■■
       7 8 9101112             ■■■■■
                           ↑
                      フィルムの出っ張りを左側に向けて見る

チェッカーパターンの銀色がON(導通)で黒色がOFF(絶縁)
1番と7番がグランド
2〜6番がフィルム感度エリア
8〜10番がフィルム枚数エリア
11番と12番がラチチュードエリア
になっています。

もっとも普通のカメラでは感度情報の分しか接点がありません。カメラのフィルム室に付いている接点数を見て判断してください。

さてDXコード表を以下に示します。このコード通りにパトローネのDXコードを削ったり(アルミホイルを貼る),逆にテープで絶縁したりすればお望みのISO感度で撮影ができるはずです(メーカーサポート外の使用法なので、くれぐれもご注意)。


DXコード表
感度情報                               フィルム枚数情報
                接 点 番 号                      接点番号
ISO     DIN    2  3  4  5  6           枚数       8  9 10
  25    15    ■ ■ ■ □ ■             12      □ ■ ■
  32    16    ■ ■ ■ ■ □             20      ■ □ ■
  40    17    ■ ■ ■ □ □             24      □ □ ■
  50    18    □ ■ ■ □ ■             36      ■ ■ □
  64    19    □ ■ ■ ■ □             −      □ ■ □
  80    20    □ ■ ■ □ □             −      ■ □ □
 100    21    ■ □ ■ □ ■             72      □ □ □
 125    22    ■ □ ■ ■ □
 160    23    ■ □ ■ □ □
 200    24    □ □ ■ □ ■           ラチチュード情報
 250    25    □ □ ■ ■ □                   接点番号
 320    26    □ □ ■ □ □                     11 12
 400    27    ■ ■ □ □ ■            ±1/2EV  ■ ■
 500    28    ■ ■ □ ■ □            ± 1 EV  □ ■
 640    29    ■ ■ □ □ □            +2,−1  ■ □
 800    30    □ ■ □ □ ■            +3,−1  □ □
1000    31    □ ■ □ ■ □
1250    32    □ ■ □ □ □
1600    33    ■ □ □ □ ■            ※リバーサルは±1/2EV
2000    34    ■ □ □ ■ □              ネガは+3EV〜−1EV
2500    35    ■ □ □ □ □
3200    36    □ □ □ □ ■
4000    37    □ □ □ ■ □
5000    38    □ □ □ □ □

参考資料:CAPA6月号(1994) と言うか丸写しなんだけど...(^^;



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