ウワミズザクラ (上溝桜)

バラ科 サクラ属  (Prunus grayana)

   山野に生え高さ20メートルの落葉高木である。
 他の桜の花と異なり、長さ6〜8センチの総状花序(ビンを洗うブラシの様な形状)を出す。ここに白色5弁の花を多数付ける。
 今年枝の先端につき、4月の中旬から下旬に開花する。高木であり、枝の先端に花を付けるので見つけ難くく、他のサクラと花の形状が異なるので知る人が少ないように思う。

 果実は6〜7ミリの卵円形で先が尖り、黄赤色から黒く熟す。緑色の幼花を塩漬けにする。新潟では蕾の塩漬けを“杏仁子(あんにんこ)”と言って食用にする。


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