ツクバネウツギ (衝羽根空木)

スイカズラ科 ツクバネウツギ属  (Abelia spathulata)

   つくばねうつぎは漢字では衝羽根空木と書く、日当たりの良い山地に生え、高さ1〜2メートルの落葉低木である。

 本年枝の先端に淡黄色の花を2個ペアーで付ける。花冠は2〜2.7センチの筒状鐘形で、内側には黄赤色の斑紋がある。2個がベアーとなって咲くのはスイカズラ科の植物の特徴で、このコーナーにも紹介しているウグイスカグラも同様である。

 花は5月初旬に咲き果実の先端にはプロペラのような萼(がく)が残る。これが羽根衝きの羽根に似ていることからこの名前が付いた。写真の花にも萼が見える。


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