竹ぽっくりを作ろう

 

 地元のプレイパーク準備会の人たちと知り合った。
最初の遊びの会に参加するのに何も持たずに行くのは芸のないこと、子供達への手みやげとして遊び道具を作ろうと考えた。
 メンバーは若いお母さん達、自分たちの子供を自然の中で思い切り遊ばせようと集まった人たちであった。

 遊び道具は与えられた物でなくて親と子供で力を合わせれば作れ、安価で、自然材料を使った物がいい。
 子供には道具作りも遊びであり、学びであると思う。また、自分が作った道具で遊びながら、より面白く、高度な遊びが出来る様に改善も出来るのがいい。
更に別の遊び道具やオモチャ作りに発展すればいいなーと思いつつ。

 彼女たちの子供時代にした遊びの中に“缶けり”があった。缶けりの話しから“かんぽっくり”を思い出した。
 しかし、空き缶は自然材料でなく、最近缶詰めを食べないので手元に適当な空き缶がなかった。

 そこで、空き缶の代わりに孟宗竹を使って作ることにした。空き缶でなく竹が材料なので“竹ぽっくり”である。

“ ぽっくり ” ってなに ?

 漢字では『木履』と書いて“ぽっくり”と読む。
少女用の下駄の一種。普通の下駄より高く、後ろの底を丸くくり、前のめりにしたもの。美しい布で作った緒をすげ、赤か黒のウルシが塗られている。

 普段履きではなく、晴れ着の時に履く。普通の下駄より高く作られていて、これを履くと目の位置が高くなり、チョッピリ大人になったように感ずるのではないかと思う。

 いま流行の厚底靴を履いたのと同じ気分なのではないか。
 男の自分は履いたことがないので分からないが、中学生になって高下駄を履いたときに大人に近づいた気分でとても誇らしかったから。

 底を丸くくり抜いてあるので、ここに音が共鳴して独特の軽快な音が出る(擬音としてポックリ)、又鈴を仕込んだものもあった。

 お馬の親子は
なかよし こよし
いつでもならんで
ポックリ ポックリ あるく

  と唱われた童謡と関連して記憶している。

“ 竹ぽっくり ”の作り方

1.材 料
 (1)孟宗竹 ・・・・・ 直径 7〜10センチのもの 1組の竹ポックリを作るのに2節
   ゆっくりと乾燥させて割れのないものがよいが、切り立てでも作れる。
 (2)ひも ・・・・・ 梱包用に売られているプラスチックのもの 3メートル程度

2.道 具
 (1)のこぎり ・・・・・ 竹引き鋸か、出来るだけ目の細かい鋸
 (2)ドリル ・・・・・ 直径5ミリの穴を開けられるもの
 (3)サンドペーパー ・・・・・ 中程度の荒さのもの

3.作り方
 (1)竹を一節ずつに切り離す
  ☆ 一方は節の上で、もう一方は次の節の上で 2個作る。
  ☆ 二つは同じ高さに
    小さい子供用には低く、身体能力の高い子供用には高く

 (2)節の直ぐ下に直径5ミリほどの穴を2個開ける

 (3)紐の両端を穴に通し、中で結ぶ
   紐の長さは使い勝手のよい長さに調節して下さい。
  これで出来上がりです。

 (4)バリエーション
  ☆ 他の遊びと組み合わせる
    少し慣れてくると変化が欲しくなる。
   単に履いて歩くだけでなく、これを履いて種々な遊びをするなど工夫すれば楽しく遊べ、
   身体能力の向上にも効果があると思う。

  ☆ 左右の高さを変える
    左右の高さを変えたものを作っても面白い。
   子供の頃はこれを “ ○×△ ” と今は差別用語として使われない言葉で呼んでいた。
   いまなら “ ギッタン ” とでも名付けたらと思う。

遊んでみました

完成した竹ポックリおそるおそる
乗ってみました
雑木林の中を
ポックリポックリ

気持ちいい!


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