☆ 巣箱の大きさ 利用する小鳥によって巣の大きさが異なります。従って巣箱も好む大きさに作ることが必要です。小さすぎては使えないことは直ぐ分かりますが、大きすぎると敵に襲われる可能性が高くなるので、好まれません。
ここではシジュウカラを対象とした大きさの巣箱を作ることにします。
☆ 材料
巣箱の構造と寸法 |
杉板
巣箱を作る板は杉が最も良いと思います。杉板はどこのホームセンターでも入手が出来、柔らかいので加工が楽で、軽くて耐久性があります。
板厚は1㎝前後のもので、鉋掛けなどで表面を滑らかにしたものでなく、製材し放しでざらざらとして自然に見えるものが小鳥に好かれるようです。
杉板の大きさは右の構造図を見て下さい。
その他、釘、針金(引っかけ金具)、蝶番、シュロ縄など
☆ 作る
寸法と構造図を参考に杉板を切り、釘で組み立てて下さい。屋根の取り付けは蝶番で取り付け、がたがたしないように側面を留め金を引っかけて固定します。
これは雛が巣立ってから巣箱を清掃するためです。
隙間から雨水が入らない様、出来るだけ少なくなるように「イ」と接合をします。
また、中に水が溜まらないように底板「ヘ」の四隅には排水用の穴(直径3~4㎜)を開けておきます。
出入り口の大きさが最も大切でシジュウカラでは直径「2.8㎝」にします。
「イ」の四隅の穴は巣箱を取り付けるシュロ縄を通すもので、直径8㎜程度の穴を開けます。
出入り口の近くに止まり木などを付けたくなるが、蛇など敵の侵入の足がかりになるので付けないこと。 |