ヤマノイモ

ヤマノイモ科 ヤマノイモ属 (Dioscorea Japonica)

  ジネンジョ(自然薯)とも呼ばれ、つる性の多年草で地中には多肉根“ヤマノイモ”が出来、食用になる。栽培される“ナガイモ”に対してヤマノイモまたはジネンジョと名付けられた。
赤褐色の蔓は右巻きに背の高い草や低木に巻き付く。

 葉は細長いハート型をしていて、先が細く尖り、対生する。雌雄異種で葉の脇から穂状の花を付ける。雄花の穂は直立し、雌花の穂は下向きに咲く。

 花期は8月、種を付けて繁殖するが、秋には2〜5個の“むかご”と呼ばれる実?(丸い芋)を葉の付け根に付ける。むかごは成熟して落ち、翌春芽を出し繁殖する。
 むかごは少しえぐいが、茹でて食べることが出来、炊き込みご飯にする人もいる。


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