雑木林に生え、高さ7〜15メートルになる。幹はあまり太くならず、根本から何本も出て直立せず、斜めに伸び、株立ちの目立つ樹形になる。樹皮は滑らかで暗紫褐色を帯びる。
狭山緑地では5月20日前後に開花、今年伸びた短い側枝の先に白い花を1〜4個下向きにつける。花冠は1.5〜2センチ、雄しべは10個で美しい黄色をしている。 斜めに伸びた幹からやや下向きに伸びた枝に沢山の花を付け、下からの眺めが素晴らしい。 遊歩道の脇にあるエゴノキがトンネル状になり、白く清楚な花をつり下げたように一斉に咲く様は素晴らしい。 99年は沢山花を付けた。将来エゴのトンネルを狭山緑地に実現したい。
実はサクランボの様に垂れ下がる。果皮には「エゴサポニン」が含まれ、洗濯石鹸の代わりにしたり、麻酔効果があるのですりつぶして川に流して、魚とりに使ったとのこと。 エゴノキのえごは “エゴイズム” を連想させるが、実に含まれる「エゴサポニン」のためえぐい味がすることが起因している。 用途 木目が細かく美しいのでくり物、床柱、杖、おもちゃに使われる。 |