エビネ

ラン科 エビネ属 (Celanthe Discolor)

   山地や丘陵の林下に生えるラン科の多年草。偽球茎は球状で、横に数個連なる。葉は2〜3枚付き春まで残っている。
葉の間から20〜30センチの花茎を出し8〜15個の花を付ける、花は2pほどで平開する。萼片は紫褐色側花弁と唇弁は白色または淡紫色。
和名の海老根(えびね)は偽球茎が数個連なっている姿を海老に見立てたのだろう。

 花の色が株により微妙に違うことを好事家が目に付け、少しでも良い花を見つけようと乱獲されてしまった。今では野生の株はなかなか見つけられない。狭山緑地で見つけたのはこの写真のもの1株である。大切に保護していきたい。

 狭山丘陵では開花期は4月下旬である。



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