コサージュ作りの基本
コサージュの花びらを作る
 

  読み終わった新聞を利用したコサージュ作りの基本を写真を使って紹介します。
作業項目を黒文字で、注意事項はオレンジ色の文字で表しました。基本をマスターした方は
コサージュ作りの応用編をご覧下さい。 

新聞紙から花びらの材料を切り出す

花びらの材料は3枚必要です
 ・大きな花びら   10p×20p
 ・中ぐらいの花びら 9p×18p
 ・小さい花びら    8p×16p

 三角定規や金尺を使い直角度や寸法を正確に
 製図して切り取ると美しく仕上がります。

 写真の材料は2004年1月、九州新幹線開業を
 予告する鹿児島県が出した広告。
 銀河鉄道の様に新幹線の車両が宇宙から朝焼けの
 桜島を目指して走っているイメージが素晴らしい。
外側の大きな花びらを作る

 ・10p×20pの紙を半分に折り真ん中に折り目を作る
 ・裏側の半分に木工ボンドを塗り貼り合わせる
 ・これで一辺10pの正方形が出来ます

 工程2から工程11まで連続して仕上げること
 中断して木工ボンドが固まると加工組立が難しくなる。

 手際よく作業を進めましょう。

 

5等分に折る

 ・更に半分に折る
  これで9p×4.5pの長方形になる
 ・扇子状に5等分に折る、左の写真を参考に

 正確に5等分すると5枚の花びらが揃う
 目分量で折り、最後の花びらが、狭かったり
 広すぎたら折り直して下さい。
 

花びらの形に切り抜く

 ・3枚重なった一番短い折り目を起点に写真の赤線に
  沿って鋏で切り取る


 切り込みの残り部分の長さ
  外側の大きな花びらは12ミリ、
  中型の花びらは10ミリ
  内側の小型の花びらは8ミリ程度
花びらを開く

 ・花びらを開くと5枚の花弁が出来ています
 ・花びらの切り込みが浅かったり、不揃いがあったら
  赤線の所を鋏で切り込み、整える

花びらにシワを押す

・花びらのシワでより深みのある味わいを出す
・花びらの一つずつ、表面を外側にして丸棒に巻く
 シワを押す時に木工ボンドの水分で花弁が張りが無い(濡れてくたくたな状態)時は少し待って、張りが出て来てからシワを押します。

 室内の湿度が高い時は乾き始めるのに少し時間がかかり、乾燥している時は早く乾燥するので手早く行う必要があります。

 また、乾き過ぎて硬くなると皺が出来ません。

 一番大切な部分です。文字だけは説明し切れませんが、何回か経験して会得して下さい。

 写真は裏側から撮影してあります。
 使う棒は材料・道具のページを参照
 花びらが軽く棒の上をスライド出来る程度に巻く。

シワを押す
 最初は「シワを寄せる」「シワを作る」としていたのだが
 響きが悪い。
 興味を持ってくれるであろう女性には避けたいと
 「シワを押す」という言葉を見つけた。

 

 ・棒を立て巻いた花びらを上下から圧縮する
 ・圧縮する力で花びらは縮み、シワが出来る
 ・圧縮は爪で強く押すことにより出来るが、
  篠竹などのパイプ状の物で上下から押すのがよい

 材料・道具のページを参照
巻いた棒から外して形を整える

 ・強い巻き癖が付いているので自然な巻きに整える
 ・花びらが狭すぎたら横に広げ幅を調整する
 ・花びらの付け根から内側に折り返す
  写真の赤い線の位置で
 ・5枚の花びら全部を整える
 ・底の部分を平らにする

中型の花びらを加工し、組み立てる

 ・大きな花びらと同じ方法で加工する
 ・大きな花びらと中型の花びらを組み立てる
  大きな花びらの中心に木工ボンドをつける
  中型の花びらをずらした位置に乗せしっかり押さえる

 模様や色の位置を考慮して組み立てます
10小型の花びらを加工し、組み立てる

 ・加工と組立方は同様
 ・三重に花びらが出来、花びらの数は15枚
  にぎやかな花になった
 ・これで花びら作りは終了

11造花ピンを接着する

 ・瞬間接着剤を塗り、裏側に接着する

 接着剤については材料・道具のページを参照

 ・紙が木工ボンドで湿っているので1〜2秒で固まる
 ・コサージュの上下を決めて、中央に接着する

 接着剤の名の通り瞬間に接着し取れないので注意
12 

乾燥する

 ・逆さに吊るして乾燥させる
  花びらを縦方向に開かせ立体感を持たせる
  平らに置くと花びらが拡がり、平凡になってしまう
 ・棚などに洗濯ばさみを使って吊るすのが手軽な方法

形を整える

 ・半乾きの状態で全体の形を整える
  乾燥の過程で花びらの形が乱れてきます
  完全に乾かないうちに形を整えます

気に入ったコサージュが出来ましたか
 ・手芸ですから何回も繰り返してポイントを会得
 ・配色、形など独自のコサージュを作ってください


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