1.ピストン用の竹にスポンジ(隙間テープ)を巻く
@スポンジに塗られている接着剤の接着力が強いので一度巻くと剥がれなくなる
慎重に作業を進めること
Aスポンジの裏紙を1/3ほど剥がす
全部剥がすと思わぬところに貼りついたり、接着剤に汚れがつき接着力が低下するので 巻きながら剥がす。
Bピストンの節のある側にスポンジを巻く
・スポンジを巻く側は細く、反対側が太くなるように仕上げてある
・両端が節になっているものは、細い側に巻く
・節から1.5センチ程離してスポンジの端を接着する
ピストンの棒とスポンジを直角にすることが大切
ピストンにスポンジを接着した状態 |
・スポンジを軽く引っ張りながら巻きつける
裏紙は巻きながら剥がす
スポンジを巻き終えた状態 |
2.スポンジの上に布を巻く
@スポンジの上に布を巻く
・布を巻く目的は次の二つ
a.スポンジが剥がれない様に保護する
b.スポンジを押さえ、シリンダーに入れ易くする
・巻いたスポンジの中心と布の中心を合わせる
・巻いたスポンジに布の端を(マスキングテープで)留める
巻き終えたスポンジに布を留めた状態 |
・布の端を押さえ、布を引っ張りながら巻きつける
引っ張りながら巻くのはスポンジを押さえ、シリンダー内径より2ミリほど太くするため
・巻き終りをマスキングテープで留める
布を巻き終えたらマスキングテープで留める |
Aシールの太さを確認する
・シリンダーの内径よりも2ミリほど太く仕上がっていることを確認する
細すぎるとシールの役目を果たせず水が逆流し、 太すぎるとシリンダーに入り難く、ピストンが重くなる
B修正…布を巻き直す
・太すぎたならば少しゆるめに、細すぎならば少し強く巻き直す
3.布の両端を糸で縛る
・ピストンの先端の布をスポンジの端の部分に合せて糸でしっかりと縛る
・反対側も同様に縛る
・留めていたマスキングテープを剥がす
両端を糸で縛り、マスキングテープを外して完成 |
4.ピストンをシリンダーに入れて確認
・スムースに押したり、引いたり動くことを確認
軽すぎたり、重すぎたならば、布を巻きなおして調整する
・奥まで入れ、すばやく引き抜いてみる
「ポン」と心地よい音が出たならば、合格
5.シリンダー、ピストン、シールのスポンジの組み合わせ
購入したキットを使う場合、最適な組み合わせでキットをつくり個装している
組み合わせを変えないように注意。
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