長崎の言葉
九州の言葉は、九州外の人からすれば似たように
聞こえるかもしれませんが県はもとより、
同じ県でも地域によって微妙に、
あるいはかなり違っているのです。
また、年齢によって使う言葉と使わない言葉があります。
ここでは特に長崎市で使われている言葉を
いくつか紹介しましょう。
ばり
これは若い人しか使わない比較的新しい言葉で、
「すごく」「とても」と言う意味です。
関西で言う「めっちゃ」に近いかもしれません。
とても面白い時は「バリオモロ」、
すごく美味しい時は「バリウマ」などと言います。
ぼっくり
これも若い人が使う言葉で「非常に」と言う程度の意味です。
「ばり」に近いのですが、「ぼっくり」の方は
量的なものを指す場合が多いようです。
「ぼっくり怒られた」などと言った
使い方をします。
がっぱいする
「がっかり」に似てますが、ちょっとニュアンスが違います。
「ガックリ」が近いかもしれません。
「あん男は、あんだけ念押して時間ば言うとっとに、
間違えてから、いくら待っても来んさ。
がっぱいしたけんね。」という風に使います.
のぼせる
ふざける事。
「ふざけるな!」と言うのは「のぼすんな!」と言います。
ふざけていて何かを壊した時「ふざけるからだよ」と言うのは、
「のぼすっけんさ」という言い方をします。
くらす
「くらわせる」が転化したものと思われる言葉ですが、
「殴る」と言う意味です。
「ぶん殴るぞ!この野郎」と言うのは「くらすぞ!こん」と言います。
長崎の男同士が「一緒にくらそう」と話し合っていても 、
これは誰かを共同でぶん殴る相談をしているのであって、
決してホモがプロポーズをしているのではありません。