カクテルブックその1
数年前、カクテルがブームになりはじめた頃、カクテルブックが
ぼつぼつと出版されだしました。
はじめの頃は、昭和40年代頃の本の焼き直しが多く、
内容も古めかしい物がほとんどで、サヴォイのカクテルブックを
そのまま訳しただけのような本もかなりありました。
「ビジュー・カクテル」や「カルーソー・カクテル」なんて
注文された事あります?
その後、福西英三先生や、上田和男さんなどが、最新の本を
次々に出されるようになって、やっと本の方が現場に
近付いてくるようになりました。
そして新しい本がどんどん出てきたのですが、
ここ数年、ワインがブームになってくると、
その勢いは衰え、出るのはワインの本ばっかりになってきました。
私は、本が好きなので、本屋さんには毎日のように行き、
新しいカクテルブックを見つけたらすぐに買い込みます。
古本屋さんでも、見つけると喜んで購入するので、100冊を超えましたが、
以前から欲しくてなかなか入手できなかった物がありました。
それは中国語で書かれたカクテルブックです。
香港や中国に行く人に頼んだり、シンガポールやマレーシアで(華僑が多い)
探したりしたのですが、見つけられなかったのです。
ところが、東京で発見致しました。
面白いのでいくつかカクテルを御紹介します。
カクテル→鶏尾酒
マティーニ→馬堤尼鶏尾酒
または 馬丁尼鶏尾酒
オールド・ファッションド→老式鶏尾酒
アラスカ→阿拉斯加鶏尾酒
ジン・フィズ→金菲司鶏尾酒
ウイスキー・サワー→威士忌索爾鶏尾酒
マンハッタン→曼哈頓鶏尾酒
ダイキリ→徳克力鶏尾酒
マルガリータ→瑪格麗泰鶏尾酒
スクリュー・ドライバー→螺旋鑽鶏尾酒
なんか読めてしまうのが面白いですよね。