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蓮華寺(蜂須賀弘法)


蜂須賀弘法として親しまれている蓮華寺は,弘仁9年(819年)創設の真言宗の古い寺院で,木曽川の氾濫によってできた自然堤防上に立地しており,敷地の北端には海抜10.4mの小高い丘があります.太閤記でお馴染みの蜂須賀小六の菩提寺で,鬱蒼と茂る 蓮華寺寺叢は愛知県の自然環境保全地域に指定されています.

蓮華寺の北西に隣接する稲沢市目比町(むくいちょう)には, 次のような民話が伝えられています.

”「北の方の小高い丘がたいへん荒らされているので,行ってお寺を建て静めなさい」というお告げを聞いた弘法大師が,この小高い丘におもむいたところ,あたり一面に黄色の大きなハチがブンブンと飛びまわり、とても手がつけられない状態でした.そこで,弘法大師は,近くにある“かやの木”の実に針で穴をあけ,糸を通して“数珠作り,何日もお祈を続けたところハチの大群は,いつのまにかどこかへ飛んでいってしまいました.”

蜂須賀弘法(稲沢市のむかしばなし:稲沢市ホームページ)

名鉄津島線”青塚”駅下車
北へ徒歩800m

蜂須賀地図


北西方向より見た晩秋の蓮華寺の寺叢

蓮華寺の案内板 蓮華寺本堂 自然環境保全地域の案内板
境内の照葉樹林 蜂須賀山 蜂須賀山三角点(海抜10.4m)