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| スズメバチ類の行動と情報化学物質 |
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昆虫の生活は,同種の昆虫同士だけではなく,他種の昆虫や植物などとのコミュニケーション(相互作用)の上に成り立っています.生物間の相互作用には,競争,中立,捕食,寄生,共生などがあり,化学物質が大きな働きをしており,.こうした働きをする化学物質を情報化学物質と呼んでいます. |
| フェロモン | 同種間に作用する | |
| アロモン | 他種間に作用 |
放出者に利益をもたらす : 防御物質や忌避物質 |
| カイロモン |
受容者に利益をもたらす : 獲物の匂い |
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| シノモン |
双方に利益をもたらす : 花の香り など |
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アニュモン |
無生物から放出される物質 : 腐肉 |
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”スズメバチに特有な行動”が生態学的研究により明らかになっています.このような行動が,多くの化学物質によって引き起こされることが,最近の生化学的な研究から明らかになってきました. |
| 性フェロモン | 新女王バチから分泌され,オスバチに交尾行動を引き起こさせます. |
| 集合フェロモン | 働きバチから分泌され,オスバチを巣門(巣の入り口)に誘導します.オオスズメバチで確認されています. |
| 女王物質 | 女王バチより分泌され,働きバチの産卵抑制,新女王バチ用の大型の育房の作成に関与します.階級フェロモンとも言われます. |
| 警報フェロモン | 働きバチが放出する毒液の中に含まれており,さらに多くのハチの攻撃を誘引します.オオスズメバチでは主に3種の化合物からなることが最近明らかになりました. |
| 餌場マークフェロモン | 集団で特定の餌場を占有する習性を持つオオスズメバチの働きバチから分泌され,匂いをつけた場所に他の働きバチを誘引し,集団攻撃の引き金になります. |
| 巣仲間認識物質 | 同じ巣の仲間であることを識別します. |
| 造巣フェロモン | 働きバチから分泌され,匂い付けをすることにより引っ越し後の巣を作る場所を他の仲間に知らせます. |
| 蜂児フェロモン | 幼虫が分泌し,働きバチに自身の存在を知らせる役割をします. |
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