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スズメバチ Q&A 回答集1

メールで寄せられた質問と,その回答を元にまとめました.

生態に関する質問

 Q1 

女王バチもやはり人を刺すのですか?

スズメバチの毒針は産卵管が変化したものなので,当然女王バチも人を刺す可能性があります.ただし攻撃性はほとんどなく,直接手で握ったりしない限り,決して人を刺すことはありません.人を攻撃することは逆に反撃を受ける可能性があり,これは「子孫を残す」という女王バチの役目からも決して得なことではありません.ですから女王バチはたいてい逃げ去ってしまいます.

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 Q2 

 Q3 

最近,午前中から夕方にかけて,ベランダにスズメバチが出没します.毎日3・4匹がやってきて,人によってきます.

スズメバチが部屋に入ってきます.どこから入ってくるのかわかりません. どうしたら、入ってこなくなるか教えてください.もし,巣があるとすればどのような所か教えてください.屋根裏を見ましたが,巣らしいものは見つかりませんでした.これはキイロスズメバチが引っ越しをするために,新しい営巣場所を探しているのだと思います.

キイロスズメバチは最初の営巣場所が手狭になると,新しく広い場所へ引っ越しをする習性があります.その際何匹ものハチが建物の周囲を飛び回り,人に寄ってきたり,家の中に入り込むことがあります.元の巣は比較的近くにあることが多いのですが,閉鎖空間で外からは見えないので,見つけるのは難しいとは思います.新しい営巣場所が決まれば出没は止まります.

いずれにしても,ハチを追い掛け回したりしない限り,巣以外の場所では危険性は少ないので,心配はいりません.室内を暗くすれば自然に明るい方へ出ていきます.

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 Q4 

オオスズメバチらしい蜂が軒下や庭を飛んでいて,近くに巣があるのではと不安です.よい方法があったら教えてください.(6月)

周りの環境がよく分からないので断定はできませんが,敷地の中に巣を作る可能性は少ないと思います.オオスズメバチであれば,木が倒れてできた穴やネズミ穴などを利用して地中に巣を作るか,樹洞などに巣を作ります.

名古屋では,一番最後に巣作りを始めるヒメスズメバチの女王バチが,営巣場所を探して建物の周辺を活発に飛び回っている時期に当たり,しばしば相談が寄せられます.大型のハチなのでよくオオスズメバチと間違えられますが,お尻の端が黒いので判別は比較的容易です.いずれの種にしても閉鎖空間に作られた巣を早期に見つけることは困難です.ハチそのものを駆除するのであれば,どんな殺虫剤も非常によく効きます.また,最近はハチ専用のスプレーも何種類か発売されています.

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 Q5 

スズメバチが1・2匹,雨戸の戸袋にやってきます.この蜂はなにを目的にやってきているのでしょうか? また,どう対処すればよいでしょうか?

おそらくヒメスズメバチだと思われます.このハチは戸袋によく巣を作ります.多分戸袋の中に巣があったのではないでしょうか?飛んでいるハチのお尻の先端が黒ければ間違いなくヒメスズメバチですが,もう子育ては終了する頃です.体の大きさはオオスズメバチに次いで大きいのですが,巣の規模は極めて小さく,性質も温和ですから特に心配することはありません.そのまま放置しておいてもそのうちに来なくなると思います.

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 Q6 

昨日から急に,窓をあけているとスズメバチが入ってきます.どうしたらよいでしょうか?(9月)

可能性が一番高いのはヒメスズメバチだろうと思います.ヒメスズメバチだけがお尻の先端が黒いのでよく見れば区別がつきます.1998年くらいから,9月に入るとヒメスズメバチのオスバチが高層住宅の上の方を集団で飛び回り,建物にも入ってくるという報告やお尋ねがあります.

4階建てとのことですが,建物は丘の上に建っているのでしょうか?これはヒメスズメバチの交尾に伴う行動で,室内に侵入したハチもおそらくはオスバチだと思われます.ヒメスズメバチは最もおとなしい種類ですし,オスバチは毒針が無いので人を刺しません.室内に入ったハチは手で握ったり振り払ったりしない限り,決して人を刺すことはありません.

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 Q7 

コガタスズメ蜂らしき蜂が巣を作りはじめていて困っています.場所は家の南側の大きな窓から1m位横ちょうど家の西南の位置. 地上から2m位の軒下(壁)です.巣の大きさは2〜3cmです.蜂は1匹だけのようです.

お尋ねの件ですがコガタスズメバチではないと思われます.コガタスズメバチは5月下旬頃から巣作りを始めます.9月の終わりになって1匹で巣作りをするとはありません.単独性の狩りバチ(いわゆるドロバチの仲間)が泥の巣を作りかけているのではないかと思います.

ドロバチの仲間は泥で巣を作り,中にクモやイモムシなどを狩って閉じこめ,卵からかえった幼虫の餌にします.巣は一種の共同アパートのようなものですが,スズメバチやアシナガバチのように,集団生活をする社会性の狩りバチとは性質が異なり,巣を守るために攻撃してくることはありません.全く危険性はありませんから,そのままに放置されても差し支えないと思います.

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 Q8 

スズメバチは,夕方には巣に帰るのですか?洗濯物は何時頃に取り込めば安心なのでしょうか?洗濯物を取り込むときの注意点など,ありましたら教えて頂きたいのですが・・・.

スズメバチは夜間活動しませんので,営巣活動をしている間は,夜間には当然巣に帰ります.こうした時期に洗濯物に止まることは殆どありません.営巣活動(子育て)が終了すると,働きバチは仕事がなくなりますので,自分の餌をとる時以外はあまり活発に活動しません.

10月以降気温が下がってくると,暖かい洗濯物にハチがとまることがあります.これはスズメバチよりもアシナガバチ(特にフタモンアシナガバチ)によく見られる行動で,10月〜11月に巣を離れた新女王バチが洗濯物や布団に潜り込み,室内に取り込んだ際に知らずにハチを圧迫して刺されることがあります.こうした状態では,ハチが積極的に人を攻撃することは決してありません.

手で洗濯物のシワを延ばしたりする時にハチに触れ刺されるケースが大部分です.洗濯物を取り込む時,ハチが止まっていないかよく確認し,室内でも再度確認しながらたたんでください.もしハチが見つかったら,そのまま外へ持っていって振ってやれば飛んでいってしまいます.

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 Q9 

庭にスズメバチがやってきて怖い.紅カナメ(レッドロビン)の生け垣にやってきて,虫を採るというよりは樹液を吸っているようです.(10月)

観察されたとおり,スズメバチが樹液を舐めにやってきてきたものです.スズメバチはアベマキ(クヌギ)やコナラ,ヤナギなどの樹液を舐めに良くやってきます.紅カナメも枝先の黒くなった部分から樹液を出すため,スズメバチの他にキタテハやウラギンシジミなどのチョウが口吻を延ばして樹液を舐めているのを観察したことがあります.巣の近く出なければ特に危険はありませんから,そのまま放置しておけば良いと思います.

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 Q10 

オオスズメバチの巣を駆除した後も,10匹程生き残っていて怒りまくってます.前より怖くなってます.スズメ蜂の弱点をおしえてください!

オオスズメバチの巣を駆除した後も,外役に出ていたハチが巣に戻ってきて,飛び回っていることがあります.以前,駆除現場を数日後に尋ねたことがありますが,ハチは全く飛んでいませんでした.ですから,まもなくハチもいなくなるのではないでしょうか.また,季節的に見ても営巣活動はほぼ終了する時期です.

もしハチが多数飛んでいるのが午前中だけでしたら,オスバチが巣の近くに来て集団で飛んでいる可能性があります.これはオオスズメバチの交尾行動にともなう現象ですが,駆除後の巣でも起こることがあります.もしオスバチならば毒針が無いので刺しません.スズメバチの弱点は極めて殺虫剤に弱いことです.カやゴキブリよりも弱く,薬がかかれば割合簡単に死にます.しかし,いずれにしても巣には近寄らないのが一番だと思います.

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  Q11 

  Q12 

毎年小さいうちに巣を壊していたのですが,今年は少しほっておいたらだんだん大きくなってきました.ハチの数もみるみる増えてきて,どうしたら良いか少々不安なのですが?

何頭かのハチがまだ家の中に入ってきたり,とにかく家から離れようとしません.どうすれば寄りつかなくできるのでしょう?ハチの苦手なものってないのでしょうか?

アシナガバチの子育てもまもなく終わりです.我が家のセグロアシナガバチとフタモンアシナガバチの巣でも,オスバチが見られるようになりました.オスバチが出現するとしばらくして新女王バチが誕生して子育ては終了します.そうなると,働きバチ,オスバチ,新女王バチはもうすることがないので,一日中巣にとまっているようになります.よく人目につくようになるので,急に怖くなって駆除の相談が多くなります.

巣以外の場所で壁などに集団でとまっていることもあります.巣をとってしまっても多分同じ状況になると思います.こうした巣ではハチ達がたまたま同じ場所に集団としているだけで,子育てをしている時のように,組織的に行動している訳ではありませんから,見かけほど怖くはありません.寒くなる頃には次第に数も減ってきます.

先日調査で伺ったお宅では2坪位の2階の物干場に9個の巣がありました.半分以上は手が届くような低い場所にありましたが被害は発生していませんでした.回収した約300頭のハチの内,6割がオスバチで残りが新女王と働きバチでした.ハチを寄せつけなくする方法は,現時点では残念ながらありません.

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 Q13 

10月に入ったころから,たぶんアシナガばちだと思われる体長20ミリ程の蜂が暖かい日に,盛んに庭をとびまわっています.

お尋ねのハチはフタモンアシナガバチだと思われます.我が家でも10月下旬頃から急に庭を飛び回るようになりました.これは全てオスバチですので人を刺す心配はありません.しばらくの間,晴天で暖かい日には庭中を飛び回ると思います.寒さがやってくるとオスバチは順次死んでしまいますので,しだいに数は減って姿を見せなくなります.

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 Q14 

スズメバチはこれからの季節は交尾をして卵になって冬を超すのですか?その卵は何処に産むのでしょうか?また今年の対策,来年巣を作られるのか,来年の対策などありましたら教えてください.

スズメバチは交尾をすませた新女王バチのみが朽ち木や土の中などで越冬し,翌年一匹で巣作りを開始します.詳しくはHP中のスズメバチの越冬のページを参考にしてください.
 特に有効な予防対策はありませんし,スズメバチを寄せ付けないような方法も残念ながらありません.

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 Q15 

大きな蜂が我が家の庭で他の虫を攻撃し,自分の縄張りを守っているようです.どうしたらよいでしょう?

大きなハチというのは黒い丸々としたハチではないでしょうか?これはおそらくクマバチかと思います.クマバチのオスバチ(針がないから刺さない)は,4月から5月にかけて庭や空き地,山道の上空に縄張りを作り,ホバリングしながらメスバチが来るのを待っています.縄張りの中にくるものは,チョウでも他のハチでも何でも追い払おうとします.我が家の庭でコガタスズメバチを追いかけるのを見たことがあります.いずれにしてもこうした行動を取るのはオスバチですから,刺される心配は全くありません.

また,フジの花などにもよくメスバチがやってきますが,手で握ったりしない限り,決して人を刺すことはありません.クマバチは枯枝や,古い住宅の梁などに,囓って丸い穴を開けて巣を作りますが,スズメバチやアシナガバチと違って集団生活をしませんから,巣を守るという性質はありません.

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