〜BREAK TIME〜 

集中豪雨と台風に備えて・・・

毎年、この時期から台風が襲来し始め、台風がもたらす被害は極めて大きいものがあります。
 被害を防止・軽減するためには、台風に関する正しい知識が不可欠です。
 今回は、台風のミニ知識について御紹介します。

台風(たいふう)
熱帯性低気圧(熱帯地方の海上に発生する低気圧)の一種で、
中心付近の最大風速が17.2m以上のものを台風といいます。
年間で30個近く発生、6月から10月に多く発生しますが、
日本に上陸しやすいのは8月末から9月にかけてです。
台風がもたらす強い雨や風は、
進路によっては想像以上の被害になりますので
十分な対策が必要です。
(特に台風の東側は要注意)

気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として、
下表のように台風の「強さ」と「大きさ」を
それぞれ5段階で表現します。
台風の「強さ」は「最大風速」で区分し、「大きさ」は
「強風域(平均風速15m/s
以上の強い風が吹いている範囲)」
の半径で区分しています。
下図では、強風域の半径を
地図上に重ねてありますので、
およその台風の大きさがわかると思います。

 

台風の強さ

最大風速

弱い

17以上〜25m/s未満

並の強さ

25以上〜33m/s未満

強い

33以上〜44m/s未満

非常に強い

44以上〜54m/s未満

猛烈な

54m/s以上

台風の大きさ

風速15m/S以上の半径

極小さい

200km未満

小型

200以上〜300km未満

中型

300以上〜500km未満

大型

500以上〜800km未満

超大型

800km以上

 

集中豪雨(しゅうちゅうごうう)
短時間のうちに狭い地域に集中して降る強い雨のことで、
梅雨の終わり頃に最も多く発生。
狭い地域で突然降り出すため、予測はかなり困難です。
特に中小河川の氾濫や土砂崩れ、崖崩れなどにより、
被害をもたらされますので、河川や崖付近は特に注意してください。

「集中豪雨」という言葉は、1953年8月15日の朝日新聞で使われたのが
最初とされ、その後気象用語として定着しました。
強い雨を表現する言葉は、気象庁が発表する予報や警報で「大雨」が使われ、
重大な災害が発生した際に「豪雨」という言葉が用いられます。

集中豪雨の発生原因としては、次のようなことが複合的に重なったときに考えられます。
(1)多量の水蒸気を次々に補給し、集中させる大気の流れがある。
(2)集まった水蒸気を多量の雨にするための強い上昇気流があり、それが持続している。
(3)上昇気流による強い雨雲が特定の地域に停滞、または繰り返し通過している。

集中豪雨は、数値予報によれば、約一日前に予測は可能です。
また、レーダーやアメダスで雨域の移動や強弱を見ることで
数時間先までの予測はできます。
しかし、突発性の雨や短時間の局地的な大雨は
現在でもその完全な解明はされていません・・・・・・

そこで、まず家屋の外側を点検しましょう。
屋根・雨どい・窓・外側のひび割れ、欠損は大丈夫ですか?
塀や庭木などの点検・修理もお忘れなく。

台風・大雨情報に注目し、安全対策を!!

浸水に備えて、家財道具は安全な場所に移動できるようにしておきましょう。

台風が接近すると停電が発生するおそれがあります。
懐中電灯やトランジスタラジオ(携帯ラジオ)を用意しておきましょう。

危険な土地はいつでも避難できる準備態勢をとりましょう。

早めに帰宅し、家族と連絡をとり非常時に備えましょう。

飲料水や食料を最低3日分確保しておきましょう。

非常持出品を普段から準備しておきましょう。
例(ヘルメット・上着・軍手・缶詰・カンパン・食料・救急セット・ウェットティッシュ・
ラジオ・懐中電灯・マッチ・食器セット・お金・印鑑・身分証)重さ10s前後がベター

ラジオ・テレビなどで、気象情報にはくれぐれも注意をはらいましょう。

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