雪のシーズン・・・交通アドバイス(2000年2月緊急更新)

雪道で死亡事故発生!!

ウインタースポーツに絶好の季節です。心弾ませ、雪山へ出掛ける人も多いでしょう。
しかし、慣れない雪道には大きな危険が潜んでいます。下記の事故も決して他人事ではありません。雪道の運転は細心の注意が必要です。

−スキー場に行く途中、スリップして大型トラックと衝突−
日 時:2/20(日) 午前6:45頃  
場 所:長野県木曽郡日義村の国道19号線上

スキー場へ向かう乗用車が片側一車線の見通しの良い直線でスリップして
反対車線にはみ出し、対向車(大型トラック)と衝突。
助手席の女性が肺挫傷で死亡。後部座席の男性も肋骨骨折の重傷。
(乗用車はチェーンを装着していたが、事故当時は路面がシャーベット状態)

雪道でのスリップ事故を防ぐために!

夏場感覚の運転をしない!
積雪・凍結路面は、乾燥路面に比べ4〜8倍も滑り、どんなタイヤや、どんなブレーキでも夏場同様に停止することは不可能です。
早めに危険を発見し、急ブレーキの必要のない運転を!

「雪のない道」でもアイスバーンを予測!
冬の道路には必ずアイスバーンがあることを予測しましょう。
カーブ・日陰部分・トンネル・橋の上等はあらかじめ、減速して慎重に通過してください。

右左折時は尻振りスリップを警戒!
ブレーキを踏みながらハンドルを切るのは、尻振りスリップにつながります。
左折時…事前に十分減速してブレーキを戻し、その後にハンドルを切る。
右折時…対向車の隙間をぬう性急な動きは、絶対禁物。

堆雪の陰からの横断歩行者を予測!
生活道路を走行する時は堆雪の陰に注意を払いましょう。
堆雪の切れ目、横断歩道の標識、家並みなどを目安にして横断歩行者の早期発見に努め、できるだけ速度を落として走りましょう。

〜雪道に 勝てるタイヤも ブレーキもなし〜

正月帰省のシーズン。都心を離れ故郷に向かうクルマが高速道路、幹線国道に集中、そして地域によってはスキー行きのそれとかち合い混雑する季節でもある。上信越、北陸、東北を往復するクルマの場合、雪道に難渋するかもしれない。それでこのツアーの前、土産品購入より優先順位を上げて欲しいことをいくつか。

タイヤの溝の深さ点検。タイヤチェーンはお持ちか。その摩滅度を見る。摩耗がひどい時は早めに交換。押し詰まったり雪の現場では高価だから。馴れない人は何回か装着の練習を。最近は掛け易いゴムチェーンもあり信頼度、実用性も高い。除雪待ちなどで車内待機の防寒用具(毛布、厚めの靴下、長靴、軍手など)を用意。

もちろん非常食代わりのスナック類も。火を使わずにあたためられる弁当など理想的だ。出発の数日前にはスタンドでも良いからオイル、バッテリ、ワイパーなどの健康診断。非常用ランプの予備電池。もし持っていたら携帯電話は忘れずに。

こう見てくるとお土産どころではなさそうだ。「正月早々大雪なんて…」だが降った実例はある。

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