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本床画像の用語の番号説明 床の間断面図 天井の納まり 竹の子の取り方
三幅対又は三福対 出書院断面図  床の間形式 (用語) 和室廻り関連補足事項 床柱の建て付け
関連ページ:床柱、自然木床柱、磨き丸太、絞り丸太、変木、出節丸太、面皮柱
和室、内法材の名称、敷居、鴨居の光り方、入れから 溝の種類   床柱の種類   間仕切り欄間納め例

床の間のページ床の間の種類と収まり、出書院、平書院

床の間の作り方

床の間の形式や納まり、座敷廻りの床の間から出書院、平書院などの説明ページです。

下記画像書院風和室納まりをサンプルとして加工作成したもので寸法は正確な縮尺ではありません。

各部材名称、施工納まりなど参考頂ければ幸いです。類似ページ和室納め画像でも一部説明しています。

奈良時代から用いられた言葉で、書院造り(数寄屋風書院)に完成され、上座(床の間側)には格式の高い人物が座る事を示すものであったが明治時代以降、現代は客間として多く用いられています。
座敷の(畳の部屋)壁面にもうけられた、花や掛け軸を掛け室内装飾の装置の一種でで奥行きは3尺程度、間口は3尺/4.5尺/6尺(1間)/9尺(1間半)/12尺(2間)が一般的に多い、
又床の間形式も様々多くありますが、それぞれのデザインを複合し組み合わせたりして設計する場合が多いものです
デザインや構成は様々な形式があります、解り安い範囲をページにしましたが用語/定義などに間違いはご容赦下さい
各部寸法や部材割付については地方によっても様々です参考程度に見て下さい。

床の間の方位について、南向きが最良相 東向きは発展良相 東南向きと北西向きは吉相(家相が良いと言われる)
南、北東設置は凶相(北向き/南西向き)不運の相とされ避けるのが一般的ですが、
それぞれの家相学よって方位、設計などの違いもあると思います。

☆用語の類似事項は用語集も参考下さい。
本床の間(ほんどこ、とも言います)※この床の間は(一般的な本床形式パターンです)間口2間、
東向き設計のものです。以下の断面図も参考に見て下さい

床の間詳細図

画像番号の説明

@床柱(とこばしら)
人工床柱から天然床柱(天然木の床柱)まで幅広い種類があります(上の画像は有名な北山絞り丸太)床柱の種類の画像
「天然絞り丸太、天然磨き丸太、人工絞り丸太、人工前堀床柱、名栗柱、榁(むろ)槙(まき)桧(ひのき)変木出節柱、錆丸太など」多くの種類、使用勝手もあります。

A床框(とこがまち)
形状は下の断面画像の様になっており施工時やりにくい面がある、既製材は高さ3寸5分上場見つけ2寸5分程度で下図のような三角形状物が多い、材質や仕様は無垢材から集成材まで様々あります。
床の間断面図(下画像)のように床框を使わず蹴込み床(ケゴミ床とも言う)と呼ばれる構成もある。

B床板(とこいた)
昨今では一般的に欅の集成材(塗り物)が使われる事が多い、二段床の場合前板は畳より3分程度上げ、奥行き幅は3分の1(1尺)高段床板は3分の2(2尺)程度の割合が一般的。
畳床(たたみどこ)床框を使って床一面を畳敷きにする場合と二段床の場合、上段のみ畳敷きにする事が多い
※畳床と言っても通常の畳を入れるのではなく、木材で畳下地を作った上にたたみゴザを貼り付け床ごと取り外し可能な施工方法が一般的。

C落とし掛け(おとしがけ)
柱幅寸法の2〜2.5倍程度鴨居より上部に取り付ける(7寸から8寸程度)材は3寸5分×見付2寸程度、他に小判竹や変木なども使われる事がある、又落とし掛けや小壁を付けず幕板ですっきり見せる工法などもある。
※見付を薄くスマートに見せる工法で「はっかけ」加工などもある、
下図参照(この工法は見切りなどの造作材にも良く用いられる

D(まわりこ)
本座敷には下画像のように二重廻り子が施工される事が多い、竿淵天昇の場合「猿棒」と言われる竿に大面取り加工する細工もある。廻り子参考画像天井板は昨今敷き目天井板が多く用いられ竿淵天井は少なくなっている

E天井板(てんじょういた)
床の間には網代やヨシなど数寄屋風イメージなど凝った天井板が使われることもある(画像は敷き目天井)
住宅天井の高さは一般的に8尺(2400mm)が標準だが座敷が二間続き和室(座敷)の場合など間仕切りに
欄間、長押を設ける事が多く蟻壁や長押が付くと天井高は8尺3寸程度が理想と思います。

和室、竿淵天井(竿縁天井)一般的天井板の張り方のポイン
★竿は床の間方向に向けない(床の間に向かって左右に配置する)床の間に竿縁が刺さったように見える事を「床刺し」と言い禁忌され最も忌嫌されています
★竿の上で板を繋ぐ場合は木目が連続して見えるように心がけます
★板の張り始めは部屋に最も出入りする方向から張り始めるとコバや松葉が見え美しく見えます
★和室天井について天井種類、竿縁の種類、廻り子、留め、長押、参考ページ

F無目鴨居(むめかもい)
この高さに鴨居や付け鴨居(割鴨居)が入る、敷居から鴨居の高さ(内法と言う)が基本は5尺8寸(ゴハチ、と言う)
※昨今では背が高い人が多く6尺以上と内法を高くする場合も多い

G長押(なげし) 座敷に施工され鴨居上に取り付く装飾材長押仕口参考画像  蟻壁、長押収まり図

H書院欄間(しょいんらんま)「透かし欄間、透かし彫り欄間、切り抜き欄間とも言う」
出書院欄間は板を山水や鳳凰などいろんな柄に切り抜いた透かし彫り(切り抜き)欄間が多い書院欄間図
又、家紋を彫り込んだり特殊デザインのな組子細工の欄間も見られる。(内法1尺2寸程度)下部の出書院断面図参照
※出書院は一般的に4尺5寸から6尺程度の間口で、出巾寸法は柱外面から書院柱(2寸5分角程度)外面まで1尺1寸程度、透かし欄間の材質は秋田杉の柾目などが高級品として用いられる事が多い。
※広縁側に出っ張った形式を出書院と言います。

平書院とは
広縁側が狭い又は広縁が無いとかデザイン的に出っ張りを省略した形式で書院風の形式を「平書院」という又、床の間、側面壁に障子を掛けたりして掛け障子平書院風なデザインにすることもある。
※掛け障子の部分の壁部を丸や四角などいろんな形にくり抜き、デザイン工夫されている収まりもある

I出書院地袋(でしょうんじぶくろ)
2段床部分(上段)は壁となり、引き違い襖になります、高さは棚板天場まで1尺1寸程度

床脇地袋(とこわき)じぶくろ 高さ1尺2寸程度※天板など建具の取り付く材は幅や建具溝の確認をしっかりして注文します(塗装加工品の為加工修正ができないので注意)

J床脇天袋(とこわきてんぶくろ)
出幅は1尺8寸内(床柱からの小壁1尺程度)法高さは9寸程度


K床脇違い棚(とこわきちがいだな)
違い棚の組み合わせ種類は凄く多くそれぞれ呼び名も異なります、棚の内法は3寸程度
上棚には筆返し(置いた筆が転がらないための細工らしい・・・)なるものが細工される形や寸法の基本も様々あるようです。

L雪見障子又は摺り上げ障子(ゆきみしょうじ又はすりあげしょうじとも言う)
下部の障子部分を上にスライドするとガラスが填め込まれており広縁を通して庭を眺めて楽しむなどできる高級障子下部の出書院断面図参照下さい。

M書院組子障子(でしょいんくみこしょうじ)
組子細工で松や竹などの凝った模様の組子障子などもある 4枚立て(3尺書院は2枚立て)下部の出書院断面は図参照下さい。

N欄間(らんま)
広縁境は一般に障子欄間が多い ※和室部屋境は透かし彫り欄間の場合もある一般に「彫刻欄間」を填め込む事が多い他に障子、襖欄間、又銘木、変木、竹、幕板などで細工した欄間もあり様々

床の間の断面
二段床の間、框付き床の間、蹴込み(げごみ床)等の納まり例です。
二段床の場合は3/1程度が下段地板3/2程度を上段地板面積が標準と思いますが、飾り物など置く品にもよりますが上段の方少し広く取る方が見栄えが良いと思います。
床框は殆ど集成材が主流ですが高さ3寸5分程度が多いと思います。
二段床の下の地板は畳と同じ面か3分程度上げてコバ見せにする場合がある。
一番下の框付き床の間の場合、床框は柱面より8分前後奥に入って取り付けます。
畳床とは(たたみ床)二段床の上板部分や框床の床板部分の床板を畳(畳ゴザ)に替えて仕上げた形状です。
※画像の寸法や納まりは地域や各現場によって異なります、参考までにして下さい。
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三幅対(さんぷくつい) ※三幅吊りという場合もある。※三福対、三福吊りと書く事もあるようです
三幅で1組になる絵柄の掛け軸、画軸、又は掛け物などを言う

祝い柄/季節柄/仏事軸など・・・三幅の軸を掛ける時に軸吊りを3箇所取り付ける工法です。
中央(軸釘)は固定ですが両端の軸吊りは掛け軸の幅によって左右自在できる仕組み(工法は下記画像参考)
※掛け軸とは別にサイズの不特定な額などを掛ける場合は自在金具(種類も豊富にあり)で高さ調節します。

掛け軸を3本掛ける床の間 ページTop


床の間の建て付け(床柱の戸じゃくり、建て付け) Aの方法・・・画像(上)図のようにL型又はコの字(建具幅のみ)を削って建て付けとする。
Bの方法
・・・画像(下)図のように立て付け面一面を削り建て付けとする。 ※大工さんの流儀にもよるが一般にはBの一面削る加工が多い、Aの様にしゃくった場合、襖の立て框見付が上下で異なる為(丸太上下の径が異なると)建て付けが悪いとか素人には見られる事があるので昨今ではBの工法が多い。
/p> ※丸太墨付け、建て付加工その他施工は全て柱芯を基準として行います。
※床柱などは特に仕上がりで評価を受ける格好もの/見掛けものですから工事年数、加工経歴など修行が重要です。

床柱の立て付け、戸じゃくり

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出書院断面図(でしょいん断面)出書院の納まり図

出書院の納め画像


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いろんな床の間形式(用語床の間の形式は数多くあり一部のみの説明です

本床(ほんどこ)上記このページで紹介した形式のもので、厳正な格式ある座敷の正面に配置する

蹴込み床(けごどこ)床框を用いいないで床板の小口(コバ)を見せる納まり上画像「床の間断面図参照」

洞床(ほらどこ)床の間の内部を、柱チリや木材を見せず壁で塗りまわした床の間

吊り床(つりどこ)床の間スペースが無い場合吊り戸棚のように部屋の隅に天井から床柱がわりの釣束を付け
落し掛けを付け下がり壁を設け部屋の壁面に掛け軸などを吊す(床は畳敷きで場所をとらない利点もある)

踏み込み床(ふみこみとこ、げごみどことも言う)床框を付けず、畳と同一高さで床板または畳を敷き込んだ床の間形式

框床(かまちどこ)畳/床の間境(床柱に)床框を取り付けた形式(畳面より一段高くなり踏み込み床と対照的)

畳床(たたみとこ)床板の部分を畳(ゴザ)を貼り付けた形式(框床や二段床の高段に用いることがある

置床(おきどこ) 部屋の壁面に板や台を置き移動可能な床

織部板床の間断面図参照(多くは杉の柾目の無垢、又は貼りものが使われる幅は8寸程度)

竹の子床の間断面図のA「竹の子」は主に「磨き丸太の場合」下部の一部を削って(面を付ける)木目を出す事を言いますが
最近はBの方の畳が床柱に食い込む納まりが多くなっています(竹の子の高さは6帖6寸/8帖8寸程度とか言われています)

和室廻り関連同類ページ事項和室納め画像例
床の間金物、床の間金具の種類と用途、平書院
※出書院はこのページ上部に画像あります


床の間、座敷廻りに関する事柄
床柱、床の間に使用する釘類

中抜き建具、中抜き障子、中抜き襖などを言う。明かり取り用窓として用いられるがデザイン的にも品良く取り入れられる事がある

仏間、間口によって扉は観音開き又は4枚折戸り、毎日使う様な場合は扉はない方が使いやすい仏間框は白木を使う
三福対、軸吊り、無双釘、花釘、ひる釘、柳釘など床の間金具類は上部画像三福対画像参照

無双釘、床の間の正面の壁に花生け用ととして壁に埋め込む。使用しない時には軸が掛かるので、折釘の凸は壁に納り出し入れできる細工されている。
部屋の広さによって異なる様で三尺二寸〜三尺六寸程度の高さに打つのが標準
※色紙額(上部画像)など掛けることもある。

横長額、本座敷では、間仕切りや側面に長押の上に飾ると品位が良く風格がよい(字の額や絵の額など様々ある) 花生釘、正月に結柳を入れた竹の花入れを掛けるための釘で床の間奥のチリに廻り子より

柳釘お正月の床飾りに結柳を入れた竹の花入れを掛けるための釘で床の間、奥の柱チリに廻り子より約9寸下がりに打つ 釜ひる釘、釜ひる釘は、お茶席に釜や花入を吊すために天井に取り付けられもので、座敷でも畳みに炉を切ってお茶席としてに使われる場合もある。重量も掛かるため天井にしっかりあいた補強をして取り付ける。
炉の中心に、なる様にひる釘を取り付け「自在鉤」を吊して釜や花入を吊す

メカス、化粧材の背面など(仕上がって隠れる部分)の天井や鴨居など諸々の材を図の様に吊ったり固定させる金具です、類似用途ではいろんなタイプ、形状、種類のものが多くあります。
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