オラクルPL/SQLプログラミング(応用編)
書籍情報
著者 | Steven Feuerstein |
発行日 | 1997年1月23日 初版第1刷 |
発行元 | オライリー・ジャパン |
頁数 | 438頁 |
定価 | 4300円(税別) |
ISBN | ISBN4-900900-11-7 |
評点
難易度 | ★★★★★★★★☆☆ | お勧め度 | ★★★★★★★★☆☆ |
書評
同シリーズの「基礎編」に続くPL/SQLの本です。
本としては2冊に分かれていますが、実質的には両方を合わせて1つの作品になっているという感じです。
ですから、基礎編だけ読んで応用編は読まないというのは、結局基礎編を読んだ苦労も見返りは半減を通り越して、
4分の1減くらいになってしまうと思います。
PL/SQLを使うということは、多くはストアドプロシージャやストアドファンクション、パッケージなどを
作成するのに利用されると思いますが、基礎編にはそれらに章をさいていません。また、重要な組み込みパッケージや
ユーザー定義関数のSQLでの利用の仕方など、実際の開発に極めて重要なテーマもその説明は応用編にまわされています。
本気でPL/SQLをやるならば、2冊両方を読むべきだと思います。特に第4章の「パッケージの例」は、
サンプルプログラムを集めた章なので読みとばしてしまう人もいるかもしれませんが、
プログラミング上達にプログラムを読み込むというのは不可欠だと思います。是非読み飛ばさずに、積極的にプログラムを追いましょう。
しかし!この応用編、とにかく誤植が目立ちます。特にプログラムだらけの第4章はあからさまな誤植が多く見られます。
これはどうにかしてほしいと思いました。また少し古い本なので、サンプルプログラムのテーマが、今となってはあまり魅力的ではないのも残念です。
それと、トリガーやトランザクションの制御などにふれてないのが不満でした。でも同じオライリーから出ている
ポケットリファレンスにはそれらについても触れられています。もしかすると原書では改訂がなされているのかもしれません。