Oracle8i データベース入門 インストール編
書籍情報
著者 | 山田 精一/菅原 剛 |
発行日 | 1999年10月1日 初版発行 |
発行元 | 株式会社アスキー |
頁数 | 376頁 |
定価 | 3200円(税別) |
ISBN | ISBN4-7561-3213-8 |
評点
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆ | お勧め度 | ★★★★★★★★★★ |
書評
オラクル関係の本と言えば、翔泳社、オライリー、そしてアスキーでしょう。
マニュアル的な翔泳社、専門性の高いオライリーに対し、
アスキーはとっつきやすく、最初から順を追って丁寧に説明するものが多いようです。
作者の多く(ほとんど全員?)がオラクル社の人というのが、その理由でしょう。
ただしやさしめとはいえ、甘く見てはいけません!オラクルにたずさわってる技術者で、この本に書いてある内容を8割方でも理解している人は、
一体どのくらいいるでしょうか?正直私もかなり自信がぐらつきます。特に、第1章「Oracleの世界にようこそ」、第4章「データベースのなかにあるもの」、
第5章「データベースサーバーの構成」は、オラクルを学ぶにあたって非常に重要なことばかりです。オラクルを始めるなら、まずこの本を1冊読みあげましょう。
入門書というと、とかくばかにされがちですが、入門者はもちろん、再入門者にもおすすめです。
実は私が読んだのは「8i」ではなく、ひとつ前の「8」の方なのですが、
新しくなってGUIツールの説明が多くなった気がします。
ようやくオラクルもGUIの面で少しずつ充実してきたということでしょうか。
8iの新機能もシンプルにまとめて紹介されていて、8までしか知らないという人にもいいと思います。
私の経験では、「アスキーのオラクル本にはずれなし」です。
内容的な難易度としてはそれほど高いというわけではないのですが、実は意外とボリュームがあるので難易度は7としました。