富士見パノラマスキー場(2000年2月24日〜25日)

勤め先の保養所から近く、子供から大人まで楽しめそうなので、このスキー場を選びました。
規模は大きくありませんが、ゴンドラを使うダウンヒルコースはかなり滑りごたえがあります。

中央自動車道諏訪南インターチェンジから約10分。週末は朝早いうちにゲレンデに近い駐車場は一杯になります。そうなると遠くの駐車場からシャトルバスを利用することになり、特にお子様連れでは大変です。できれば前日の夜到着し朝まで駐車場で仮眠を取るという方法をお勧めします。

スノーマシンによる整備が万全のため雪質は良好です。日中日がさすと暖かく、雪もやわらかくなりますが、夜は白樺湖周辺のスキー場ほどは冷え込まないせいか、アイスバーンはありませんでした。

案内版

初級者コース 大きく分けて三つのコースがあります。
一番左は初級者向けのコースです。
初級者〜中級者コース 真ん中のコースはペアリフトが二つ並んでいて、左側の短いリフトが初級者から中級者向け、右側の長いリフトが中級者向けです。
初級者〜上級者コース

一番右はゴンドラのコースです。緩斜面から急斜面まである全長約3000mのコースです。
コース沿いにいくつかリフトがあるので、初級者でも途中のリフトを使って緩斜面だけ滑り、最後にゴンドラを使って降りてくることで、頂上からのすばらしい景色を見ながら滑ることができます。
上級者は下までいっきにダウンヒルをお楽しみ下さい。

正面に見えるのは八ヶ岳です。

無料休憩所 ゲレンデ内にレストハウスとは別に無料休憩所があります。広くはありませんがレストハウスと違い気がねなく子供とお留守番ができます。
禁煙というのもうれしいです。ジュースの自動販売機もあります。
ただし週末はかなり込み合います。
コインロッカー1 コインロッカー2 無料休憩所内にはコインロッカーもあります。
良い子はこういうことはしないでね。
モスバーガー レストハウスの隣には、なんとモスバーガーがあります。
レストハウスの食事は高くて美味しくないのでは?とご心配の方は、モスバーガーで買って無料休憩所内で食べるというのはいかがでしょうか。
普段モスバーガーを利用しないのではっきりわからないのですが、街中と同じ値段だと思います。
裕斗 スキーは2年ぶりです。裕斗は滑り方を忘れていないでしょうか?
愛実 愛実は親が交代で付きながら、無料休憩所かそり遊び場で留守番です。
そり遊び場は、立ち木と杭でコースから完全に隔離されているので安心して遊ばせることができます。
ただし真ん中のコースを少し登った端にあるので、そこまで歩いて登るのがちょっと大変です。
裕斗2 裕斗は最初にストック無しで足慣らしです。
やはり怖いのかこんな格好になってしまいました。
でも思っていた以上に最初から滑ることができました。
裕斗3 小さい子供の運動神経の良さには驚いてしまいます。1時間位滑ると、もう2年前よりうまくなりました。
なぜか彼はストックのことを「杖」とお昼近くまで言っていました。
裕斗4 午後からは真ん中の初級者〜中級者コースに挑戦してみました。
ターンの後が見えますか?
本当は裕斗はスノーボードをやりたいようです。でもスノーボードは教えることができないし...。
もう少し大きくなってからスノーボードスクールにでも入れてみようかと思っています。(親も一緒に?)
愛実2 愛実は午後になると遊び疲れてこの通りです。
こうなってくれると親は助かります。
カービングスキー

今回は新兵器を導入しました。
右側に写っているカービングスキーです。子供に教えるときに取りまわしが楽でいいという(不純な)動機から買ってみました。
確かに取りまわしが楽でいいのですが、慣れるまでが恐怖でした。しっかりと体重を板に乗せてターンしないと転びそうになるんです。
スキー板がしなった反動を利用してすばやくきり返す、ということも苦手なようです(というよりこの長さでは不可能に近い)。ですからスピードを出して急な斜面を滑るのには不向きです。最近少し長めの1m位のものが主流のようなので、そちらだといいかもしれません。

このスキーでゴンドラコースを滑ってみたのですが、途中で後悔しました。しかしこういう短い板でも急な斜面をすごいスピードで降りる人がいて驚きました。
私もちょっと頑張って、整備された中斜面までならサイドカーブを使ったカービング(もどき)ターンがなんとかできるようになりました。
結局、なんだかんだいいながら、次はこれ一本でもいいと思えるくらい気に入ってしまいました。

左側にあるのがノーマルスキー(K2 Viper)です。3年前にディスカウントショップで安く買ったのですが、硬い雪質でもしっかりグリップしてくれます。スピードや雪質に関係なく、操作性、安定性が高く気に入っています。
バインディングは昔から使っているチロリア490。重いのが難点ですが斜め前への危ない転び方をしても確実に開放してくれるので安心して滑ることができます。

このスキー場ではノーマルスキーを履いているのは年配の方又は子供くらいで、半分以上がスノーボードとカービングスキーでした。
「こんな長い板持っているのはおれくらいしかいないじゃね〜か」とちょっと恥ずかしくなってしまいました。
スノーボードはもうこの年では無理なようなので、「おじん」と言われる前にカービングスキーに慣れておこうと思います。

2年前までは正直言ってスノーボーダーってなんて邪魔なんだろうと思っていました。でも今度はみんな上手なスノーボーダーばかりでこっちの方が恐縮してしまいそうでした。
今年はスノーボードとスキーの共存が出来ることを実感できとても良かったです。逆に「スキーヤーって邪魔」と言われる日が近いのかもしれません。


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