ウッドカーテンポールを自分で取り付ける

構造上の問題

家を建てたら、カーテンはウッドカーテンポールにつるすというのがうちの奥様の夢でした。
ところが・・・
ウッドカーテンポールは高い
工事費込みメーカー標準価格は一本約2万円と非常に高価なものでした。各部屋2本×5部屋の単純計算で20万円です。

片方のカーテンキャップが壁と干渉する
ウッドカーテンポールの両端には装飾の施されたキャップがあり窓枠よりも外にはみ出す形になるのですが、広くない家のため窓の多くは片方が壁に接しており、キャップができないところが出てくることがわかりました。

もう片方のカーテンキャップがエアコンと干渉する
期間限定特別仕様で、エアコンが全居室標準装備のとてもありがたい仕様で喜んでいたのですが、壁と接しない方の窓枠の近くにはエアコンがあり、それがまたカーテンキャップと干渉するのです。
結局、住宅メーカーから、これら構造上の問題から取り付けできないと言われ、がっかりしてしまいました。
住宅メーカーによると、窓枠と壁に十分な距離がある広い部屋でないと、ウッドカーテンポールの取りつけは難しいとのことでした。

自分達で取りつけできないか?

そこで、自分達で何とか取りつけることができないか考えていた時に、うちの奥様がダメでもともとということで、近くにホームセンターがオープンした時に、オープン記念セールで一本1980円のウッドカーテンポールを10本買って来たのです。
取りつけ方法は、
  1. カーテンポールのブラケットを取りつけるための受けの金具を壁にねじ止めする。
  2. 受けの金具にブラケットを引っ掛ける。
  3. ブラケットの穴にカーテンポールを通す。
という簡単そうなものでした。

問題の解決

エアコンが取り付けられた段階で、実際に現地で確認を行いました。
壁とカーテンキャップが干渉する部分は避けられないので、そこはキャップはつけないことにしました。
エアコンとの干渉は、最近のエアコンは小型化されたことが幸いして、ギリギリ取りつけできそうなことがわかりました。
どの部屋でも、窓枠とエアコンの左右、又は上下の間隔のうち、少なくともどちらか一方が、取りつけできそうな間隔になっていました。

道具の購入

手を上げての作業になるので、電動ドリルは必需品と考え、安売りのチラシを見て買いに行きました。
ねじ山をつぶしたり、また締めすぎて石膏ボードをへこませたりしないように、クラッチ機能は必要かなと考えました。
さらに機動性を考え充電式にしようかと思っていたのですが、近くにいた人が、「バッテリーがダメになってもバッテリーだけ売ってなかったから、結局本体を買いかえることになってしまった。このAC電源式は安いけどクラッチ付きだから、これで十分だ。」と奥さんらしい人と話して買って行ったのをうちの奥様が見ていて、「同じのでいいんじゃない?」ということで、2980円のクラッチ付きAC電源式を買いました。

取りつけ作業


水平、壁、エアコンとの間隔を確認しながら、下穴をあけた後、ブラケットを取りつけるための受けの金具を壁にねじ止めしました。
壁と緩渉する所、エアコンとの間隔が狭い所は、ブラケットの厚さ、カーテンキャップの長さ、経を考慮しながら慎重に取り付けました。



壁にねじ止めした受けの金具に、ブラケットを引っ掛けました。



後はポールを通せばできあがりです。
この様に、ポールが長ければ、一旦カーテンキャップを回しながらはずし、ちょうどいい長さに切り、カーテンキャップを取りつけます。
左右に余裕が無いところは、ポールを先に通してから、ブラケットを受けの金具に引っ掛けました。


片側が壁と緩渉する所はカーテンキャップを付けずこの様に仕上げました。


エアコンとの間隔が狭い所も、ポールを切って何とか取りつけることができました。

完成

住宅メーカーの高級品と並べて比べると差がわかると思いますが、これだけ見ると十分豪華です。
レース用のカーテンレールも自分達で付けました。
念願のウッドカーテンポールが付いたし、約20万円の節約ができたし、一石二鳥でした。



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