オーディオ買い換え大作戦
- オーディオを買い換えよう
家の新築後、食器棚、TVボードの購入と同時に、古くなったオーディオも買い換えることにしました。
CDプレーヤーはSACD、DVDの様子を見るということで今回は購入を見送り、まずアンプとスピーカーだけ買い換えることにしました。
10年ぶりにオーディオ雑誌を買ったり、知人やオーディオショップから情報を入手し、
- アンプ:テクニクス SU-A808
- スピーカー:B&W CDM-1SE
に絞りました。
- 問題発生
しかし大きな問題が...。掃除とか子供のいたずら(特に愛実が危ない)の関係で家内とスピーカーの置き場所でもめ、さらに家内が欲しいカントリー調のTVボードの収納容量から、スピーカーは幅180mm以内、アンプは幅456mm、奥行き360mm以内にしないといけなくなりました。
買い換えずに長く使える(もう買い換える機会はないと思った方がいい)ものをと思って選んだのですが、大きさの問題から泣く泣くこの組みあわせはあきらめました。
幅180mm以内のスピーカー、幅456mm奥行き360mm以内のアンプには、長く使えるような魅力的なものがなかなかありません。
- スピーカーが決まる
それでもあきらめずにいろいろ探し、スピーカーはALRジョーダン Entry-S(幅130mm高さ215mm奥行き175mm)が小さく評判もいいことに目をつけました。
人により聞こえ方や好みが違ってくるため、オーディオ雑誌はあまり当てにしないほうがいいとも言われていますが、どの雑誌をみてもほとんどの評論家からいい評価をもらっていてこれなら間違いないと狙いをつけました。
しかしアンプがなかなか決まりません。
- アンプの候補
スピーカーの価格(ペア54000円)からするとアンプも5万円位が価格のバランスがとれているのですが、きっと数年で買い換えたくなることは目に見えています。
でも安かったからといって買い替えは家内から許してもらえそうもないので、アンプは10万円程度を目標にしました。
Entry-Sの素性は良さそうなので、高いアンプで駆動するのも面白そうです。
そうこうしているうちにオーディオショップ(アバック)の営業の方からオーラ STINGRAY105 STANDARDを紹介されました。
幅430mm高さ63mm奥行き310mmというコンパクトボディとのことでした。
いままで聞いたことがなくちょっと不安だったので、例によって雑誌で調べてみると悪くはないようでした。
- SOUND PAL ベストミレニアムコンポ プリメインアンプ7万円〜15万円円 第2位
- Stereo Sound ザ・ベストバイコンポーネント プリメインアンプ20万円未満 第4位
日本製ですがヨーロッパ系の技術やデザインをベースにしているとのことで期待が持てそうでした。
その他候補は、定番のデンオン PMA-2000-3、マランツ PM-17SAに絞りました。両方とも奥行きが収まりませんが、TVボードの裏板に穴をあけるという方法も残っています。
- アンプを試聴する
たまたま近くのオーディオショップに立ち寄ると、なんとEntry-Sとオーラ、デンオン、マランツの候補アンプが置いてあるんです。
Entry-Sは中古でしたが極上だった(発売してまだ半年しかたっていません)ので、さっそく、Entry-Sと各候補アンプの組み合わせで聞いてみました。試聴に使うCDプレイヤーは癖が少なそうで買うとすればこれと考えているマランツ CD-19aにしました。
- ALRジョーダン Entry-Sの印象
片手に乗るほど小さいにもかかわらず、その(サイズの割には)豊かな音に驚きました。
試聴室に入ってくる他のお客さんも「これいい音するんだよね」とか「渋い音させているね」というふうです。
サイズや値段を考えるともうこれ以外ないということで、Entry-Sに決定。
- デンオン PMA-2000-3 + ALRジョーダン Entry-S
迫力ある低音が印象的で中域と高域もバランス良くでていました。
クラシックを聞いてもジャズを聞いても、音が前に出て来て広がり元気でいいのですが、私にはちょっとストレートすぎる感じでした。
- マランツ PMA-2000-3 + ALRジョーダン Entry-S
音場感が左右と奥にふわっと広く広がる感じがとてもきれいでした。耳障りな音がなくレンジも広いようです。
ただし、CDに入っている音を正確にそのまま出しているという無機的な感じで、なんだかつまらなくも感じました。
- オーラ STINGRAY105 STANDARD + ALRジョーダン Entry-S
デンオンほどではありませんが音が前に出てきました。高域もしっかり出ていましたがデンオンのように硬い音はしませんでした。
何と言うか全体的にメロウな感じが美しく、そうはいってもジャズにも不足はなさそうです。
デンオンやマランツにはないテナーサックスや弦楽器の甘い響きに痺れてしまいました。
- アンプ決定
試聴ではオーラ STINGRAY105 STANDARD + ALRジョーダン Entry-Sしかないと思いました。
でも心配は、オーラ STINGRAY105 STANDARDには左右のバランスコントロールやトーンコントロールがないことです。
そのかわり薄型の前面クロム仕上げのシンプルなボディは美しいです。
部屋は特に音響のことを考えて造ってはいないので、変に響いたり聞こえ方が左右で違ったりすることが考えられます。
かといってデンオンやマランツは考えられないので、もう思い切ってオーラ STINGRAY105 STANDARDに決定しました。
少し予算オーバーですが、「このアンプしかTVボードに入らないんだよ」と家内を説得し何とかお許しをもらうことができました。
- スピーカー・アンプ購入
Entry-Sは試聴に使った中古を買いました。
STINGRAY105 STANDARDは値段の比較をすると、紹介してくれたアバックの方が安かったのでアバックで買う事にしました。
首を長くして待つこと数日、TVボードと同じ日に届きました。
さっそく箱を空けて、スピーカーと並べてみました。
下の画像では見にくい(クロム仕上げのフロントパネルがストロボ光を反射してなかなかうまく撮れませんでした)のですが、スピーカーと並べてみると、ステンレス・クロム仕上げのアンプとスピーカーのアルミメタルコーンと良く合っています。
- アクセサリー類
スピーカーケーブルで音はかなり変化しますが、昔色々試して結局50芯の太い電源ケーブルに落ち着いた経験があります。
メーターあたり数百円から一万円をこえるものまでいろいろ有りますが、下手に高級品を使うとケーブル類のキャラクターが出て逆にバランスが悪くなるかもしれないので、シンプルにオーディオテクニカ製のAT6137という安くて(約200円/m)太いものにしました。
アンプにスピーカーケーブルを接続しようとしましたが、アンプ側の接続端子の穴が小さく入らなそうで思わずあせりましたが、ぎりぎり入りました。
ピンケーブルは勤め先の後輩が1mを2本500円で作ってくれるというので頼んで有ります。
- これからの予定
今はスピーカーを直接出窓に置いています。これだけでも心配をよそに思ったよりいい音が出ています。
これから色々セッティングを試しながらベストなスピーカーの置き方を考えていきます。
スピーカーは英独合作、アンプも英日合作に近いものなので、一応ブリティッシュサウンドと呼んでも怒られないでしょうか?
CDプレーヤーの買い換えは見送りましたが、SACDやDVDプレーヤーを待たずに手ごろなCDプレーヤー+プレステ2という手も考えています。その時はCDプレーヤーは実売価格3〜4万円程度のものを予定しています。
CEC CD2100、ケンブリッジオーディオ D500あたりが相性がいいかなと考えています。もし情報をお持ちでしたらぜひ教えてください。
(本当はもうじき発売されるアンプとお揃いのCDプレーヤーを買いたいのですが、きっと高くて買えないんです。)
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