湯坂山城跡
所在 足柄下郡箱根町湯本
交通 小田急線箱根湯本駅より徒歩45分
歴史 応永ニ十五年(1418)、上杉禅秀の乱で戦功のあった大森氏は西相模の地を与え
られ、それまで東駿に置いていた拠点を小田原城へと移すことになるが、この湯坂城は
鎌倉古道を抑える目的のもと大森氏によって築かれたとされる。
明応四年(1495)、大森氏が北条早雲により滅ぼされたのちは後北条氏の支配下に
置かれ、大森氏統治時と同じく小田原城を守る支城として機能していたが、小田原の役
にて後北条氏が滅ぶとこの湯坂城も廃城となった。
湯坂山城跡(鎌倉古道)入口
湯坂山城跡説明板
湯坂山城跡虎口部
一言 湯坂城跡は浅間山から伸びる尾根上に築かれた山城で、標高270m・比高170mの
地に位置する。
現在、城跡の中心部を分断するようにハイキングコースが整備されており、遺構の一部
遺構が破壊されてしまっており、また、コース上から見ただけでは判別もやや難しいもの
がある。
但し、ハイキングコースから少し森の中に入ると、豊臣軍来襲に備えて北条氏が再整備し
たとされる当時の遺構(空堀・土塁等)が容易に確認できる。
湯坂山城跡土塁跡