【2004年12月15日(水)】

 

 

過日、某オフィス街に直行。

普段は朝食は摂らないのだが、早く着いてしまって時間もあったことから

某牛丼チェーン店に入った。

U字型のカウンターは席数8席、先客は2人。

店員は牛丼チェーン店バイトとしては珍しく、齢50前後と思われる男性。

風貌はまさに『昭和のいる・こいる』の『こいるさん』。

席に座ってメニューを眺めていると、あとから客が2名。客は5人となった。

『こいるさん』、いよいよテンパッてきたようだ。

まぁ、注文を取らないのは許そう。急いではいなかったから。

 

ようやく注文を聞きにきた『こいるさん』に380円のセット・メニューを発注した。

「お待たせしました〜○○セットです」

『こいるさん』、私が注文したセットを、今、そこで食べている人の目の前に差し

出したのである。食っているにも関わらず。

目の前にお盆を出された先客も箸の動きがピタッと止まる。

最初、「コントをしているのか?」と思うほどのタイミング。

居た堪れなくなって店内の静寂を打ち破るように声を掛けた。

「あ、それコッチです...」

 

あとから来た客の注文も捌いてホッと一息の『こいるさん』。

私も食べ終わり、伝票を持ってレジへ。

レジ前で伝票を差し出すと、「450円になります!」と思いがけない言葉。

「はて。メニューを見間違えたかな?」と困惑しながら1000円札を差し出すと、

レシートと共にお釣りをくれた。

「見間違えたかなぁ...」と思いながら店内を出てレシートを見ると、そこには

思いっきり注文していないメニューが。更に渡されたお釣りを確認すべく指を

開いていくと...500円玉と10円玉が各々1枚ずつ。

 

店内だったら窘めるところであるが、いかんせん店外に出てしまっている。

ここで戻って文句を言っても単なるクレーマーと思われかねない。

ともすれば詐欺師扱いだ。

全く謂れの無い『ジュース1本の支出』は、ここでは非常に痛い。

が、痛いけど諦めた。

 

某掲示板にあった「牛丼屋は『食うか食われるか』の殺伐とした雰囲気」の

意味を改めて痛感...。

 

 

 

【2004年12月13日(日)】

 

波田陽区のネタで一度も笑った事がなかとです...。

 

 

 

某所での待ち時間、全く知らない人と話をした。

 

歳の頃で50くらいの男性。息子が東京の大学に通っているという。

その人は私に

・出身大学は何処だ?

・何の仕事をしているのか?

・今、何という会社に勤めているのか?

・年収はいくらだ?

と臆面も無い質問攻め。

息子が東京の大学に通っている事もあって、そこら辺の話に興味があるらしい。

が、心の中では正直、『初対面なのに、かなりのいい塩梅で失礼だな』との思いが

駆け巡る。私は至って普通に受け答えしていたが。

 

饒舌になったその男性、「自分は○○(指定○暴)と懇意にしている」みたいな話

を展開。

「ち、ちっちゃ!」

別に懇意にしていても構わない。

でも、初対面の人にそんな話をしてどうなるのだろう?

 

余りに嬉しそうに話すので、その話を広げるべくレールを敷設したら超特急が

走って来ました。そう、水野晴郎もビックリの超特急が。

僕はその超特急を眺めていました。

もしかしたら、蔑視だったのかもしれません。

 

ただ、本当にありがとうございました。

反面教師とさせていただきます...。

 

 

 

【2004年12月9日(木)】

 

あ、そうそう。

蝮さんを観に行きました。詳しくは上部を。

 

 

 

某線・新宿駅降車専用ホーム、朝8時。

前方約10m。普段なら人が殺到する階段手前に何故か人が避けるスペースを

発見、イヤな胸騒ぎが。

 

その時、私の横を『人にぶつかりそうな勢い』で突進する初老の男性が通り過ぎた。

混雑の中、携帯を見て前を見ないで歩く若者にも腹が立つが、それ以上に“前の人

から順番に歩く”という秩序を無視した“我、先に”という発想には心底腹が立つ。

その時である。まるで魔術師の手に掛かったかのようにその男性が視界から消えたのは。

 

イヤな胸騒ぎを誘発していたスペースは吐瀉物によるもの、初老の男性はその吐瀉物

に足を取られ、見事に天井を見たのだった。袖と腰は紺のスーツなのに黄色くウェッティ。

 

かと言って、誰も足を止める者はいない。勿論、私も。

都会の世知辛さを垣間見てしまった...という私も、その構成員。

 

 

【2004年11月29日(水)】

 

☆ペ・ヨンジュンの来日に危機感を覚えた氷川きよしが次の写真集に

向け肉体改造に着手との噂。  

...と今は廃刊となった『噂の真相』チックに。

 

 

織田裕二と矢田亜希子の月9ドラマはどこはかとなくバブル臭漂う

“ヌルい番組”であるが、それ以上に“ヌルい番組”がその1時間前

より放映されているテレ朝の「TVのチカラ」なる番組である。

内容は『行方不明者をテレビ番組内で公開捜索』という、過去幾多も取り上げら

れた手法を取った番組であり、差しあたっての目新しさはそこには無い。

ただ、その目新しさの無さを補うために、テレビ業界内の手法を余すこと

なく(いやらしい程)活用し、そして川口浩探検隊シリーズを手掛けた“テレ朝

イズム”を前面に出した番組なのである。

例えば...

・司会者は常に過剰なほど神妙な面持ちで進行

・番組中に視聴者から送られてくる根拠のない目撃情報を焦燥感を煽りながら

 紹介

・CMマタギは当たり前

・室井佑月等、金を積まれれれば適当なコメントを発するゲストを呼び、ゲスト

 も番組の意図通りにやっぱり焦燥感を煽るコメントを吐く

・『デコ師』なる霊媒師が登場、行方不明者を霊視

・番組の最後に“必ず”有力情報が寄せられ、情報を確認しているうちに番組が

 終了。スポンサー紹介のテロップの後ろで司会者が真剣な表情で情報を聞いて

 いる姿をカットイン。来週に繋げようとしている。

その他、『行方不明者を探すべく嗅覚の優れた犬を駆り出すのだが、犬は警察犬に

使われるシェパードではなく、どう見ても雑種犬』だったり、『行方不明者が勤めて

いると思われる店に突撃訪問するものの、その日にいなかったらおしまい』等、

いずれも中途半端であり、ツッコミどころ満載なのである。

 

で、今週(今回)も発見出来ず。

 

映像の全てが真実だと思っている人!ストレスを貯めたい人!イライラしたい人!

月曜夜8時はテレ朝だ!!

(私はビデってますよ、えぇ...)

 

【2004年11月26日(木)】

 

図らずもJAF(社団法人 日本自動車連盟)の会員になっている訳であるが。

 

その会員に対し月イチペースで会報が送られてくるのだが、その中の「読者投稿コー

ナー」が凄い。

内容としては、日常で起こる車に関するエピソードを集めたもの。

で、今月の内容とは、

その1.今の車に乗って4年、初めてハザードランプを使う機会に遭遇した(この時点

     で既に驚きなのだが。)が、押したボタンが戻らない。無理矢理引っ張ったら

     ボタンが取れてしまって、修理にだすハメに。

     ハザードランプを消すにはもう一度ボタンを押して戻すんですね。。。

その2.CDを聞いていたら、ある日を境に曲順がメチャクチャに流れるようになって

     しまった。すっかり壊れたと思って修理に持って行くと、実はランダムボタンが

     押してありました。。。

その3.子供たち(幼い兄弟)を連れて買物に。その子供たち、駐車場で左右を確認しないで

     ドアを開けたため、左右の外車・高級国産車のドアをヘこましてしまった。

     こんな悪運は宝くじ当選よりも確率が低いかも?! 

 

てな具合。語調はあくまでも「ね!笑っちゃうでしょ調」であり、「トホホ調」なのである。

 

いやいや、2番目はまだ許せるにしても、1番目の筆者が公道を謳歌して走っている

ことに恐怖を覚えるし、ましてや仮に私自身が3番目の被害者になったなら、『車に関して

余り興味のない私』だとしても発狂しますよ、ホントに。

 

今、自動車任意保険に『もしもの時のロードサービス』が付帯され、「JAFに入会してない」

なんて話をよく聞く。とかく言う私もそのクチなのだが。(「今年一年は無料」との甘言で入会)

でも来年、私は会員登録の更新をするかも。

『自己保身』、『半面教師として』そして『JAF会員の、車社会における民度の低さを確認

する為』に...。

 

 

 

【2004年11月17日(水)】

 

 

朝、最後の電車を降りる際、私の横にいた男が更にその横の女と揉めている。

当初、『ぶつかった』『ぶつからない』で揉めているのかと思った。

しかも、車両の出口付近だったので、「うぜぇなぁ...」程の認識だったのだが、

女性の「この人、痴漢です!」の叫び声で、周囲の空気が一変した。

幸いにも、出口付近には駅員。

駅員にもその声が聞こえたらしく、「車両点検中」のアナウンスをホームに残し

暫し電車は止まったらしい。

この“らしい”というのはその場を離れたからである。

私としてもその現場を目撃した訳ではない。

その場に留まっても「単なる野次馬」でしかないことを自覚し、その場を離れたのである。

 

その男、歳の頃で約三十。

坊主頭に眼鏡の風貌。

確かにその男は満員電車の中、目の前に吊革があるのに、何故か掴まらなかった。

途中、電車が急停車して私の方に倒れ込んできたにも関わらず、だ。

 

会社で向かう道すがら、ふと考えた。

前述の通り、その男が痴漢を働いたかどうかは解からない。

しかし、もし、その男が痴漢行為を働いていなかったら...と。

 

裁判になっての無罪の実証は被告人である男性に求められる。

だが、無罪の実証は非常に困難を極めることは想像にかたく無い。

そもそも、男性にとって満員電車では“両手を上に挙げる”以外に誤解を受けない

方法はない。

これこそ、最高な処世術であり、護身術である。

(これ以外にも、“自宅や自分の車にエロ女子高生DVDを保管しない”というもあるが、

これは植草さんだけの『レア・ケース』なのかもしれないので。)

 

 

『瓜田に履を納めず、李下で冠を正さず』。

仮に無実だとしたら、その男はこの言葉を知らなかったのだろうか...。

 

 

 

 

【2004年10月25日(月)】

 

その昔、『角川映画』と言えば、日本映画を代表する配給会社であった。

小生、当時は「薬師丸ひろ子プチ・ファン」であり、『セーラー服と機関銃』やら

『探偵物語』など観るため劇場に足を運んだことを思い出す。

 

その『角川映画』の中で『戦国自衛隊(主演はサニー・千葉)』なる作品があり、

今でこそ「深夜3時から東京12チャンネルで放映」的な扱いであるが、自衛隊

一個小隊が戦国時代にタイムスリップするというキテレツ(SFっていうんですか?)

作品でありながら、娯楽作品としては“そこそこ楽しめる”ものである。

まぁ、時代考証は無視するとして。

 

その『戦国自衛隊』が約25年の沈黙を破り、題名を「戦国自衛隊1549」に

変えてリメイクされるという。

 

そこでこのお知らせ。

行きてぇぇぇぇぇ!!

雑兵になりてぇぇぇ!!

 

でも、平日なんだよね...。

 

 

 

【2004年10月3日(日)】

 

川崎憲次郎が引退。

ヤクルトの打者も「三者連続三振」なんて粋な計らいじゃないっすか。

いいピッチャーだったんですよ、本当に。

 

 

事の始まりは友人のホームページからだった。

その友人宅の近所に位置するラーメン屋がどうやら“逆グルメ”らしい。

行ってきました。大相撲最高位の名称をいただいたチェーン店の“逆

グルメ”ラーメン屋に。

 

 

その店、交通量の多い通りに面しているのだが、駐車場はない。

つまり、車で来る人は路上駐車を余儀なくされる。

この時点で集客に対する意識が窺えるのである。

 

開け放たれたドアを進むと夕方なのに店に客はゼロ。

一歩店に入ると壁は赤で塗り固められ、おどろおどろしい龍の絵が

迎えてくれる。残念ながら友人の言う『手際が悪い主人』は不在であったが、

そのおどろおどろしい龍の絵以上なのが店員の女性(推定年齢約50歳)。

初秋であるのに何故かノースリーブ姿。

飲食店従事者でありながら、ありえないほどに施されたメークアップも

『疲れ切った表情』と『寄る年波』を隠すには不充分な様子。

「あぁ、この人が作るんだ...」と思うと膨満感が。(メロー度10%UP)

なお、店内は店員の作業が見れるオープンキッチン方式。

よっぽど腕に自信があるのであろうか?

 

店の雰囲気、店員を見た時点でムーン・ウォークで退出したかったが、

店員はこちらを凝視している。仕方なく席に座ってメニューに目を通す。

麺類はしょうゆ・とんこつ味の二本立て。

ふと「二兎を追うもの...」の諺を思い出させる。

飯モノはチャーハンのみ。

その中で一番高価なメニューで、かつ、唯一のセットメニューであるラーメン・

チャーハンセットを注文した。

注文後、これまた必要以上に揃えられた漫画棚から手塚治虫の『ブラック・

ジャック』を取りだして再度着席。

漫画に没頭するフリをして調理方法を“チラ見”した。

 

 

まず取りかかったのはチャーハンの調理。

友人が指摘していた『家庭用フライパンにて料理する技法』はここでも健在。

「テフロン加工なので、さすがに焦がすことはないであろう」と自分に言い聞かせる。

 

フライパンに落とした卵が音を立てると同時に店内の電話が鳴った。

勿論、女店員は電話を優先する。この点は“ダメ店”の王道である。

どうやら電話の相手は『手際が悪い主人』だった模様。

話の内容はわからなかったが、「こっちは忙しいんだから切るよ!」と怒号と

共に電話を切っていた。

もちろん、客は私一人。

「も、もしかして私が忙しくしているのですか???」

客一人なのに忙しい状況。

「もし、これが満席だったら...」というのはまさしく杞憂であろう。

 

程なくラーメンが出てきた。

ラーメン丼が温められていただけで不覚にも「良い仕事している!」と思ってしまい、

感動レベルが下がっている自分にやるせなさを感じる

友人情報だとラーメンの上には『既製品のチャーシューとメンマが載っている』との

事だったが、どうやら本日、メンマはお休みの様子。(メロー度10%UP)

 

続いてチャーハンだが、ここで信じられない光景が展開した。

普通、チャーハンは調理に使ったお玉で『お椀型』に形成するのだが、女店員は

しゃもじにて調理していたため、チャーハンを皿に盛った時に平たくなってしまっていた。

それをなんと両手で整形したのである。まるで砂場で山を作るかのように。

そう、コンロを捻った手で。

そう、フライパンの取っ手を持った手で。(メロー度MAX)

 

女店員の「チャーハンに紅しょうがを載っける?」の声で我に返った。

「あ、お願いします...」力無く答える私。そして出てきたチャーハン。

両手で整形されたチャーハンは薄暗い照明の中、キラキラ光っている。

そっとチャーハンをスプーンで掻き分けると...皿とチャーハンの接点には

おびただしい油の量。

皿をちょっと傾けるだけで油がどこからともなく集まってくる。(マジでハンパない量)

もう、『チャーハンが油の海に浮かんでいる』ような感じ。

ここで味が良ければ「神が降臨する」ことになるのだけど、もちろん「神の

微笑み」さえなし。神が降臨する替わりに、涙が降りてきた。(メロー度∞)

 

代金の800円を渡し、店を出ようとする私の背中に「またよろしくね!」と

声がかけられた。その言葉を受けて私は力無く笑うだけだった。

あれで金取れるんだったら、『一億総ラーメン屋時代』が到来です。。。

 

 

 

【2004年9月29日(水)】

 

帰りの山の手線車内。背中越しに女性の声が飛びこんできた。

「携帯を止めてください!すぐ降りますから!」

声の主は『30前後』と思われたのだが、その切迫したヒステリックな

絶叫に車内は異様な空気に包まれた。

 

特に優先席付近だった訳ではない。

「止めてください!携帯を閉じて!携帯を開かないで!!」

その女性は繰り返し絶叫する。

 

JR・私鉄問わず、車内における携帯の使用制限を繰り返しアナウンスしている。

その効果があってかどうかは解からないか、車内で通話する人は少ない。

ただメールに関しては野放し状態であり、アナウンスされる「携帯の電源を切る」

までは行われていないのが実情である。

 

その女性にとっては、『ペースメーカーの関係』があるのかも知れない。

仮にその『関係』があったとしてもそれをいちいち説明する義務などあろう

ハズもない。何故なら元を正せば禁止とされている事項なのだから。

 

ただ理由も判然としない状況で車内で絶叫されると異様なな空気がどうしても

漂ってしまうのも事実である。

 

結局、その女性は高田馬場駅で降りていった。

車内に異様な空気を残して。

そして私も振り返ることができなかった。

車内に異様な空気に飲まれて...。

 

 

【2004年9月14日(火)】

 

小宮山涼子さんからメールが来た。

 

−−−−−−−−ここから−−−−−−−−−−−−

----- Original Message -----

送信者 : 小宮山 涼子 <XXXXXXXX@yahoo.co.jp>

送信日時 : 2004914 13:26

件名 : 小宮山 涼子と申します。

題名 : まずメールを読んでいただけませんでしょうか?

 

いきなりのメールで驚かせてしまって申し訳ございません。

嘘偽りなう正直に話すので、私に少し付き合って頂けませんでしょうか?

率直な目的としては、貴方と私で身体だけの関係を築いて頂きたくメールをした次第です。

もちろん、貴方にも都合がおありでしょうから、秘密厳守でそれなりにお礼はさせて頂きたい

と思っています。それなりにお礼をする覚悟でメールしています。もし希望があれば…膨大な

額でなければ用意いたします。特に変わったSEXを望むわけではございません。

上手く言えないですが、ただ人肌を欲している私に優しく接していただけるだけで構いません。

お礼の方は最低でも10位は用意させていただきます。

私のわがままばかりで申し訳ございません。

もし私に少しでも興味を持って頂けるのでしたら、すぐにでもお会いできるように、私が車で

出向きますので、どこか分かりやすい場所を教えて頂けませんでしょうか?

お返事をお待ちしてます。

小宮山涼子より

 

−−−−−−−−ここまで−−−−−−−−−−−−

 

嗚呼!未だ見ぬ涼子よ!

君は10とともに893と一緒に来てくれるのか!

 

涼子さんと知り合いたい貴方、是非とも紹介しますのでメール下さい...。

 

 

【2004年9月12日(日)】

 

 

近頃、コンビニにATMが設置されており、休日でも下ろすことが出来るので便利である。

ただ、ローソンのロッピーで金を下ろすと何故か必ずと言っていいほど、2000円札が

含まれてくる。しかも出てくる2000円札は大体が『ピン札』なのである。

 

このピン札の2000円札、心に微妙な揺さぶりを引き起こす。

 

その揺さぶりとは、

その1.自動販売機で使えない

 

世の中の自動販売機では、『2000円札対応』をしている自販機を見つけること

自体が珍しい状況。

これだけ汎用性が悪い紙幣がロッピーから出てくるのは、「『ロッピーはちゃんと

2000円対応してますよ!』なんて技術者の自己顕示欲を示されている」ような

気分になってしまう。

 

その2.店での支払いでは必ずと言って良いほど、店員の動きがフリーズする

 

その確率、いまのところほぼ100%。こっちはちゃんと日本銀行発行の日本銀行

券を渡しているにも関わらず、一瞬、店員が「なんだこりゃぁ?」てな感じで動きが

フリーズするのは何ともイヤな気分である。

 

その3.珍しいうえにピン札

 

そんな『店員さえ珍しい2000円札』。しかもピン札とくれば、昔、切手⇒古銭と、

“コレクターの王道”を齧った私には「なんか勿体無い感」を思い起こさせるには

充分なのである。

 

そして最後のその4.愚策によって『心に微妙な揺さぶり』を引き起こされるのがムカツク

 

どっかの党の、景気回復策だか何だかしらないが、これほどまで流通しなかった紙幣

というのも珍しい。

何だったんだ?あの“鳴り物入りの導入”と今の流通状況の惨状は?

そんな愚策のために...。

 

...と書いてはいるが、解かっている。

ロッピーから金を下ろす時には万単位で下ろす自衛策を採るべきことを...。

 

 

【2004年9月7日(火)】

 

週末に予定されていたゴルフコンペが中止になった。

自部署のOB(私とは面識のない方)が亡くなり、その葬儀が行われる

ためだ。

今回、コンペをやる予定だった北関東のゴルフ場、聞くところによると

近隣のゴルフ場と比べても“名門”っぽい感じで、「こちらの都合による

キャンセル」にはキャンセル料が取られるのではないか?との話だった。

で、いざ幹事が電話でその旨を伝えると、あっさりキャンセルを承諾。

かつ、キャンセル料の請求もなされなかったという。

 

まぁ、プチ名門なのだから引く手あまたで、例えキャンセルをしても集客に

自信があるのかもしれない。

ただ、3日前で4組のパーティがキャンセルになったのだから、ゴルフ場として

も確実な収益が霧散したのは事実である。

 

今回のコンペに対しては、「練習をしてなかったこと」や「ここのところ天候が悪いこと」

「旅行で散財してしまったこと」もあり、実のところ、モチベーションが低かった。

正直、キャンセル料を取られても中止の方が嬉しかった。

ただ『キャンセル料も取られずに無罪放免』とは、それはそれで嬉しいことであるが、

何とも薄気味悪い。

 

こんなことはバブル期では絶対に許されなかったであろう。

キャンセル料さえ請求されないなんて。

このページにゴルフ場関連の占める割合が高いのも、納得できることである。

 

 

 

【2004年9月5日(日)】

 

 

台風の接近で飛行機が飛ばず、夏季休暇を1日延長したおかげで

四国に行ったことが他部署の人にも知るところとなった。

「どうして四国に行ったのか?」から始まって、「四国出身?」と聞かれる

ならまだしも、「民主党の菅元代表に触発されてお遍路さんでもやってた

の?」との質問には閉口した。

 

温泉・美味いモノ(地のモノ)を食す・(興味は薄れるが)幕末時代の歴史

資料館巡りも目的の一つだが、私の中では「長宗我部氏の史跡巡り」が

メインであった。

 

ただ、「長宗我部氏の史跡巡りが...」と言ったところで“長宗我部氏”の

存在自体、歴史に興味ある人や司馬遼の小説が好きな人・さもなくばコー

エーのシュミレーション・ゲームに嵌まった人以外には全く触れる事のない

ワードであり、「誰?それ?」との追加の質問を受ける事になってしまう。

 

ではここで長宗我部氏のうち、一番有名である長宗我部元親の経略について

付記する。

 

長宗我部元親(ちょうむねがべげんおや)<1539〜1599>

土佐の豪族。カツオの漁業権を獲て勢力を伸ばす。妻・千代は賢妻と知られ、

馬のない元親にヘソクリで馬を買い与えたエピソードは特に有名。坂本竜馬は

元親の子孫であり、土佐名物である皿鉢料理は元親の御前料理を再現した

ものである。侍ジャイアンツの番場番のモデルはこの人とも言われる。

 

 

あぁ、誤解が増えていく...。

【2004年9月1日(水)】

 

四国滞在で見事に台風に遭遇して帰京が遅れた訳ですが。

 

朝一番の飛行機は飛んだのに、その後の便は全て欠航。

そして四国全域の鉄道もストップ。

こうなると楽しみはただ一つ。「駅員・乗務員等に文句を言う人ウォッチング」である。

 

結果であるが、空港・駅改札ともにトラブルなし。

そりゃそうだ。

あんな暴風の中、「飛行機を飛ばします!」と言われても誰が乗るものか。

続いて鉄道の改札。

これは問答無用。改札に掲げられたホワイトボードに『運転を見合わせています。』と

大きな文字。これではいかんともしがたい。

 

実は乗る飛行機の欠航が決まり、『高速バスで大阪⇒新幹線で東京』てな手段を考えて

出発間近の大阪行き高速バスに飛び乗った。

 

暴風雨の中、バスは出発したものの、「鳴戸大橋が通行止めなのでこのバスは大阪

まで行けません。よって引き返します」との運転手のアナウンスでUターン。

 

乗った所に戻り『前払いしたバスの運賃の払い戻し』を受けようと並んでいると、先に

払い戻しを受けていた中年夫婦が何やら係員を揉めている。

 

話はこうだ。

どこかの旅行会社が企画した『大阪からバスを利用したフリーツアー』に参加したが、

大阪へのバスが止まった以上、岡山行きのバスの切符を発行し、なおかつ岡山から

新大阪までの新幹線代を負担しろ!』というアピールである。

 

「んな訳ねぇだろ!」

「おいおい!焼け太りかよ!」とツッコミどころ満載なのだが、

いたって夫婦は真剣。

 

窓口の人も、「ここではその様な振替はできませんで...旅行代理店に御相談いただいて...」

などと、これまた『模範的』というより『常識的』な回答。

 

結局、岡山行きのバスどころか「全てのバスが運休になる予定」だと聞いてようやく諦めた

ようであるが、素晴らしい“ネゴ術”である。但し客観的に見るかぎりには。

 

その夫婦の理論は台風の中、綺麗な大輪の花が咲きましたよ。

私の心の中のみで...。

 

 

 

【2004年8月23日(月)】

 

出先で浜口京子の敗退を知った。

なんとなく嫌な予感...は的中。

「納得いかない!」「ふざぁけるんじゃないよぉぉぉ!!」と大声で喚き散らす父、アニマル。

気持ちは判らないでもないが、『国際舞台』なのです...。

 

 

「冬のソナタ」は土曜日で最終回を迎えたらしい。

らしい...というのも、一度として見ていないからである。

韓流ブームの火付け役となったペー様の恋愛ストーリーは下記の通り。

 

・林家三平に弟子入り

・ギター漫談では全く芽が出ず

・元ミス赤羽だったパー子と結婚、王子の団地にパー子の実母と同居

・「どっきりカメラ」では欠かす事の出来ないキャラクターとして愛される

・写真の現像料は月100万円

・駄洒落が“オチ”ではなく、パー子の奇声が“オチ”

 

 

申し訳ないっす。

本当はこんなストーリーらしい。

・高校時代に知り合ったチュンサン(ぺ・ヨンジュン)とユジン(チェ・ジウ)は恋仲に。

・蜜月な時間を過ごすものの、チュンサンは交通事故で死んでしまう

・チュンサンが忘れられないユジンだが、優しさに惹かれ幼馴染と婚約

・その時、チュンサンにウリ二つの男が登場、心揺れ動くユジン

・その男は記憶喪失となったチュンサンだった

・のち、チュンサンとユジンの兄妹疑惑が噴出

・そのほか様々な紆余曲折が二人を襲う

・最後は交通事故の後遺症でチュンサンは失明するものの、ユジンと一緒に暮らすようになる

 

というもの。

もっと短く言うと、「『大映テレビ製作のドラマ』みたいなもの」。

(死んだのに生きてたなんて、「13日の金曜系」でもある)

 

熱っぽく語ってもらいましたが...すいません、こんな認識で...。

 

 

 

【2004年8月15日(日)】

 

 

水曜日の晩。

夜に出掛けようと車に近づきキーレスエントリーボタンを押すものの、何の反応もなかった。

仕方なく鍵を差し込んで車に乗りこみ、セルを廻そうと鍵を捻るものの何の反応もない。

バッテリーがあがっているとき特有の状態である。

何か電装品を点けた状態だったのか?仕方なくその日の外出を諦めた。

 

木曜の晩。

深夜の帰宅後、充電をしてもらうべく近所のガススタにバッテリーを持って行った。

充電は瞬時に出来る訳ではないので、明朝、取りに来ることを告げ帰宅。

そして眠ろうとした時、携帯が鳴った。 

電話の相手は先程バッテリーを託したバイトのあんちゃん。

話によると「バッテリー内部で断線しているのか、充電が出来ない」との事。

困った。非常に困った。明朝は7時に車で出掛けるつもりだったのに。

そして深夜2時。

再びスタンドに向かい、仕方なくバッテリーを購入。金7000円也。

新品のバッテリーとシャカったバッテリーを両手に持って帰宅。

やりたくなくても『ジョーの両手ブラリ戦法』。

腕が5cm明らかに伸びた。

それにしても、車の購入から3ヶ月でシャカるバッテリーとはなんであろう?

車の販売店に不良品を売りつけられたのではないか?そんな疑念が脳裏に渦巻く。

 

そして日曜日。

販売店は9日から19日までの長期休業中なのだか、緊急対応で数名出社しているという。

疑念と怒りで肩を震わせながら販売店へ。状況を説明し、バッテリーのチェックを依頼した。

結果、車自体の電装に異常はなく、バッテリーの断線もないが、出力が異常に低下しており

充電しても現状回復は出来ないという。

言ってやりましたよ。「買ってから3ヶ月しか経っていないんですよ...」。

 

...語尾に自己嫌悪を感じた。どうして強く言えないのだろう。

尤も、バッテリーは車屋も外部から購入するだろう。

更には文句を言って出力があがるのだったら文句もいう。でも、文句を言ったところで出力が

上がらないんだったら、文句を言うだけ疲れるかな...と。

でもでも、木曜日の晩の忙しさは何だったんだろう...とも。

 

結局、釈然としないまま新しいバッテリーを手渡された。

「いらねぇよ、新しいバッテリーなんて。ガススタで買ったバッテリーの代金をくれよ!」

言えなかった...。

まるで子供の口を塞ぐために飴玉を口に押し込められた気分。

 

振り上げた拳は帰り道、ネオンに導かれた銀玉店で解消!...する予定だったが、

見事に4万負け。まさに踏んだり蹴ったり。

4万の負けは、通貨単位は『ペソ』・『リラ』と思っていますよ、えぇ...(涙)。

 

ここで『私にネゴシエーションをコーチングしてくれる人』急募。

報酬は「未使用のバッテリー」という事で。

 

【2004年8月10日(火)】

 

月曜日から木曜日、フジテレビ23:30(金曜はから0時頃)放映している

『ニュースJAPAN』について。

 

まず、青だか紫だか解からない背景。しかも、画面全体が暗くて陰気な雰囲気。

なんでわざわざあんな色にするの?

 

時折、男性キャスターが外国人経済評論家等と中継を結ぶのだが、男性

キャスターが喋る英語(質問)には画面下部にテロップ、でも、外国人の回答は

アフレコ。

男性キャスターが英語で語りかけるテロップ付きの絵(画像)は必要なのか?

(もっとも、最近は両人ともにアフレコみたいだが。)

昔の番組、『大橋巨泉のこんなものいらない』を彷彿とさせて嫌悪感を抱く。

はいはい。貴方が英語が堪能なのは解かったから、もっと見やすい番組にしてくれ。

 

 

極めつけは論説委員みたいな人が出てきてコメントをする(8月10日は有賀さつき

の旦那)のだが、単なるその人の個人的な意見だとしても、「論説委員○○さんの

今日の解説でした」と仰々しく紹介して締める。

だから、解説と意見(私見)は違うって。

その違いが解からないから『みたいな人』なのだが。

 

無理にアメリカ的な番組構成を目指して空廻りしているという感じ。

バラエティに(バラエティには)強いフジテレビの混迷ぶりが如実に顕れるニュース番組...。

 

 

 

【2004年8月8日(日)】

 

その昔、佐渡に行った時の話。

 

小木湾では観光客相手に“タライ舟”を運営している。

何の事はない。直径2m強のタライを舟に見たてて観光客を乗せ、

湾内沖合い約10m付近まで行ってそのまま帰ってくるというもの。

所用時間は10分ほどであろうか。

 

順番が廻ってきて、舟を漕ぐ地元の人(女性)のほか観光客が3人

乗って舟は出発。

こういった乗り物は『乗る時』と『降りる時』以外はなんのスリルも感じない。

何故なら並んでいる時に前の人の様子は嫌でも視界に入ってくるものだから。

 

出発して2〜3分。

絽を漕ぐ地元の人に話し掛けてみた。

「一日、何回くらいこの湾を廻るのですか?」

普通の観光客の質問である。

ただ、地元の人はその質問に辟易としていたのかもしれないが、

「よくその質問をされるんだよね!」と厳しい口調。

...。

...。

それでおしまい。全然答えになっていない。

こっちは別に悪い態度をとっていた訳でなく、口調も穏やかに聞いたのに。

その後、地元の人から答えを聞く事は出来なかったが、「冬は客がいない

ので休業補償をもらう」等、聞きたくもない身の上話を聞かされた。

 

別に某千葉のネズミランドの様に、客を“ゲスト”なんて呼ばなくてもいい。

ただ、観光地で観光客相手にメシを食っているんだったら、せめて客の

気分を害するような言動は避けるべきだと思う。

 

青い空。青い海。そして同化した私の心...。

  

 

 

 

【2004年8月4日(水)】

 

怪我をおしての金メダル獲得!』なんて記事が躍りそうな、

谷(田村)亮子の“日本国民総感動大作戦”決行中!!

三文役者ではあるが。

 

 

今日の読売新聞人生相談より。

 

いやいや、凄い話ですよ。

20代後半の娘の彼だから、彼の推定年齢は28歳位であろうか。

で、その彼より10歳年上だから、相手の女性の年齢は35歳以上。

回答者は女性(女流)作家ということもあり娘の彼に否定的であるが、

どう考えても女性は計画的でしょ。なんとも『年端のいかぬ爽やかな蝶が

百戦錬磨の蜘蛛に捉えられた』感が強い。

人生の賭けに出た女性。

巧みな甘言により彼を賭場に引き摺り出し、そして決定的なカードを取得。

捉まってしまった蝶さん、御悔やみ申し上げます。

 

何が恐いかといえば、その女性が「産む!」と言い張ることろに、その女性の

執念が垣間見れ事。なおかつ「死ぬ!」なんて言葉も吐いて...。

想像するに、その女性の風体はキャシー・ベイツ。まさしく『ミザリー』の世界。

でもこれは現実の話。

 

 

でも、仮にこれでその女性がその彼と一緒になるとしても、これからの長い

人生がその女性にとって幸せなものになるのだろうか?

また、回答者が男性だったらどんな答えが提示されるのか?

あぁ、この人生相談に後日談のコーナーがあればいいのに...。

 

 

【2004年8月2日(月)】

 

古い奴だとお思いでしょうが...紋次郎です...。

 

近頃、混雑する朝の駅構内を歩きながら文字を打っている輩がいる。

当然、そういった輩は前を見ていない。その結果、ぶつかりそうになる。

ただ、朝から「ぶつかる」のも嫌なので、こちらが気を遣って避けてあげる

のだが、『なんでこちらが気を遣わなきゃいけないんだ...』との逡巡が。

私もメールをするが、そんなに(人に迷惑を掛けてまで)送らなきゃいけない

メールなんですかねぇ?親の死に目に関する内容だとか。

 

 

先日、池袋駅前の交差点で若者がエライ勢いでタクシーの運転手に

怒られていた。

どうやら携帯に気を取られた若者が信号無視をして交差点に進入し、

青信号で入ってきたタクシーが急ブレーキを掛けて事無きを得た模様。

 

そのタクシーの運転手が若者に向かって言ったセリフが琴線に触れた。

「アンタを轢いたら私は刑務所だよ。家族だっているのに免許取られて

刑務所に行かなきゃいけないんだよ。子供だって小さいんだよ。

それなのに刑務所だよ、刑務所。刑務所に行かなきゃいけないんだよ。」

 

勿論、運転手にとっては切実な問題。

ただ、運転手は何故か必要以上に“刑務所”にこだわっていた。

同僚でも収監されているのか?

そして私が一年間に聞く“刑務所”というワードのうち、その半分をその場

で聞いてしまったような気が...。

 

 

 

【2004年7月27日(火)】

 

 

巨人戦を観戦。

突然、場内に『スカイハイ』が流れた。

「ムム!ミル・マスカラスの入場か!!」と思ったらニ岡選手の登場テーマ。

巨人戦でマスカラスが入場する訳などありゃしないのだけど、『スカイハイ』を聞くと

どうしてもマスカラスを連想してしまう私は元『ビッグレスラー』愛読者。

 

で、観戦後に行ったイタリアンレストラン、前菜から始まったパスタコースのメイン

であるペスカトーレの味が最悪で、デザートの量が不必要以上だったのはまだ我慢

しよう。

何故なら、よくよく考えれば魚介類が苦手であり、デザートの量も女性客を意識

しての所業なのだから。

 

しかし、我慢できないのはコーヒーと共に出てきた水だった。

単なる冷水と思って口をつけるとうっすらと“レモンフレーバー”。

近頃、小洒落た店に行くとこういった“レモンフレーバー”の水を出す店に

遭遇する。

出会った頃は新鮮だったけど、時が経つにつれその新鮮さがやがて鼻に

ついてくるようになった...などと恋愛を語るような記述になってしまったの

だが、まさしくその通り。

はっきり言って“レモンフレーバー”なんていらない。

 

店側としては、都内の水はマズイ⇒マズさの元凶であるカルキ臭をカット⇒

「水にも気を遣っています!」とアピールできて好感度もアップ!などという

算段なのかもしれないが、飲まされるこちらとしては『マズイ水をレモン味で

誤魔化しやがって』てな気持ちをもってしまうし、上記の様な店の腹の内を覗

いてしまうような気がしてならない。

 

水が不味いのなら浄水機を通せば良いだけ。

第一、コーヒーに一緒に出す水が“レモンフレーバー”ってどういう事だ?

 

...と『喫煙者である』更には『辛さに鈍感』な味覚障害者が糾弾しても何ら

説得力を持たないのだが。

 

【2004年7月25日(日)】

 

北朝鮮からインドネシアに到着したジェンキンスさんは快活そのものだった。

足取りも軽く、杖なんて使っていないし、ましてや歩行助手もつけていなかった。

インドネシア滞在から10日後。

日本渡航が決ってから、何故かジェンキンスさんの容態は急激に悪化。

足取りフラフラ、日本の病院に入る時には車椅子。

一説には北朝鮮時代の手術の縫合が悪化したとも、それ以外の不治の病に

冒されているとも言われていた。

 

で、病院の関係者が駐日米国大使館関係者に語ったところによると、幸いに

も縫合痕も思った程ではなく、他の病気についてもひとまずは問題なさそうで

ある。となると、あの急激な体調の変化は何だったのだろう?

 

現在、焦点はジェンキンスさんの訴追問題。

ジェンキンスさんが脱走兵なのか、また、拉致されて北朝鮮に渡ったのかは

不確定であるが、アメリカ軍はジェンキンスさんを脱走兵と捉えては訴追の意向

を崩していない。

 

仮に脱走兵だった場合。

敵前逃亡のみならず、情報を提供するなどして敵軍に尽力し自軍(アメリカ軍)の

兵士の命を危険に晒したことになる。

更にジェンキンスさんは北朝鮮における特権階級として生活を送ってきた(とされる)。

 

確かに曽我さんの事件は悲劇であり、家族が離れ離れになることは更なる悲劇で

あろう。

しかし。しかしである。

批判を覚悟で(かつ、脱走兵だったとして)私見を述べると、その人道的な配慮は

勿論大切な事であるのだが、仲間を売り国を売った過去を持った人物が、悲劇の

日本人妻を娶った(無理やりなのかもしれないが)事により、罪が許されるのであろうか。

(最終的には司法取引により無罪となりそうであるが)

 

日本全国、何故かその点を注目せず、ジェンキンスさんの放免を願ってやまない風潮。

その風潮になんとなく違和感を感じるのは私だけであろうか。

 

冒頭のジェンキンスさんの容態変化について。

ジェンキンスさんは以前、反米北朝鮮映画「名も無き英雄たち」に出演...。

 

 

【2004年7月21日(水)】

 

先日、ラッシャー木村が引退した。

昨年より体調不良のためリングから離れて療養していたのだが、回復が

思わしくない事から引退を決意したという。

その引退発表の挨拶もリング上ではなく、ビデオレターにての公表だった

ことから、病状の深刻さを窺がうことができる。

 

国際プロレス崩壊後、ラッシャー木村をはじめとした旧国プロ主要レスラー

は新日本プロレスのマットに上がることになる。

が、与えられたポジションはヒールであり、アントニオ猪木の完全なる引き

たて役であった。

 

国際プロレスではエースとして活躍し、“金網デスマッチの鬼”と称されたほど

のレスラー・ラッシャー木村には、『猪木1人VS国際軍団3人(ラッシャー木村・

アニマル浜口・寺西勇)』などという屈辱的なマッチメイクがなされるだけでなく、

雨あられのように猪木の技を受け、その痛みに耐え偲ぶ姿を晒した。

(小鉄は『木村選手は打たれ強いですねぇ』と解説してたけど、そんな問題じゃ

ねーよ。小鉄さんよぉ!)

更にはそのヒールぶりにより新日ファンから石を投げられるなど、その逆境に

身を置くラッシャー木村の背中に団体崩壊の悲哀を垣間見た。

 

のち、ラッシャー木村はジャイアント馬場が運営する全日本プロレスに移籍。

新日時代から行っていたマイクパフォーマンスが開花したのはこの頃からである。

(最盛期は試合が終わると観客から『マイク!マイク!』の大合唱)

・おい馬場!コノヤロー!なんか強いかと思ったらジャイアントコーン食ってんな、コノヤロー!!

・おい馬場!コノヤロー!何回やっても勝てなーよ。馬場!あんたは強いよ!これから

 アニキって呼ばせてくれ!!

・アニキ!博多では博多人形を2つ買って、俺に1つくれよ!

 

 

ビデオレターに登場したラッシャー木村は『技を受けた後遺症が一挙に噴出した

のではないか』と思うほどに憔悴していた。

が、是非とも元気な姿を見せて欲しい。

ラッシャー木村氏の盟友の言葉を借りてエールを送る。

『気合だー!』

 

 

 

 

 

【2004年7月20日(火)】

 

ヒロシです。

上戸彩の魅力がわからないとです。

ヒロシです。

上戸彩は研ナオコに見えてしまうとです。

ヒロシです。

上戸彩の所属事務所がオスカーじゃなかったらと思うと背筋が凍る思いです。

ヒロシです。

サッカーの平山以外に『上戸彩のファン』と言っている人を見た事がないとです。

ヒロシです。

上戸彩はペットボトルでちゃんと飲料を飲めるか不安とです。

ヒロシです。ヒロシです。ヒロシです...。

 

【2004年7月17日(土)】

 

 

一抹の不安を覚えていた。

 

ここのところ読売新聞の夕刊に『サンワリ君』の連載が停まっていた。

『サンワリ君』とは“お笑いマンガ道場世代”なら誰もが知ってる巨匠・鈴木義司氏が

描く四コマ漫画である。

 

夕刊を開くと必ず右上は『サンワリ君』であったのに、最近は何故か文字が埋められている。

今まで当たり前のようにあったモノが急になくなってしまう喪失感。

そんな感情と共に、鈴木氏の体調不良が埋められた文字の裏側にあるのではと危惧

していた。

 

そして今日の訃報。

 

(今でこそワイン通を気取る某女優もレギュラーを務めていた)“お笑いマンガ道場”では

漫画家・富永一朗氏といつもバトルを繰り広げていた。

「土管に住んでいる鈴木氏」を富永氏が描けば、「金持ちの自画像」を描く鈴木氏。

そして鈴木氏は『エロ富永』『変態富永』を全面に打ち出した作画で富永氏に反撃する

といった具合。

その掛け合いが妙に嵌まって、心地よい笑いを提供してくれていた。

(実際、富永氏の作画は若年層を対象とした『お笑い漫画道場』では超ギリギり。余談

だが上沼恵美子が話す『金持ちネタ』は鈴木氏の世界を踏襲していると思うのだが。)

 

中京テレビが『お笑い漫画道場』を打ち切って、「おまけコーナー」よりもあのバトルが見られ

ない事に失望したのを鮮明に覚えている。

 

そして今日、あのバトルが永遠に再開されない事が確定した。

先日のいかりや長介氏死去もそうだが、幼少の頃に楽しい時間を提供してくれた方々が

次々と鬼籍に入られる事に『もどかしさ』を強く感じる。

 

楽しい時間をありがとう、鈴木義司さん。

...合掌。

 

 

【2004年7月15日(木)】

 

 

ある裁判の話。

男と女が欲情を催し線路上で“事”を始めたが、そこに運悪く列車がやってきた。

警笛をならしながら近づく列車。

列車は幸いにも男女の目前で停車して事無きを得たが、2人は裁判にかけら

れる事に。

 

その裁判で被告人の女はこう言ったという。

「あのとき列車が来たように、私達にも“あのとき”が来たんです。当然、ブレーキを

持っている方がかけるべきじゃないんですか?」

 

...春秋に富んでおりまする...。

 

 

【2004年7月12日(月)】

 

六本木アークヒルズの裏手はご存知アメリカ大使館。

時勢も相俟って、ものすんごい警備体勢。

10mおきに拳銃携帯の制服人が立っている。

胸に両手で抱えきれない程の黒のバッグを抱えて意味なく彼等の前を

疾走したい衝動に駆られてしまった私は寂しがり屋なのでしょうか。。。

 

 

 

投票は出掛けるついでに行きました。

 

で、昨日は自宅の固定電話に2本、○○党(高校時代の同級生)−○○党(大学時代

の同級生)の黄金リレーで投票勧誘の電話があったらしい。

カッコ内はその人が名乗った私との接点。ただ、いずれも記憶のない人。

我ながら記憶力の無さに失望する。(嫌味で)

 

たまたま昨日は不在だったのでその電話を受ける事が出来なかった。

ただ仮に電話を取ったとしても、その候補者・その党が『どのように素晴らしいか』、

そして他の候補者・党と『どの点で差別化が計られているのか』が理路整然と語られる

のならば耳を傾けよう。

でも、今まで取った電話でそんな話をしてきた輩は今のところ皆無。

「○○に投票をお願いします。」でおしまい。

 

電話越しに言われなくても毎回投票に行ってるし、行けなかったら事前に不在者投票

行ってるちゅーねん!

政治に対して真摯に取り組んでいる(と自己満足している)貴方が電話一本で投票

させていいんですか?

 

今回、個人名は羽柴誠○郎秀○、政党別比例は雑○党に投票。

そして今日の新聞を見て気付いた。両者とも出馬していない事を..。

 

 

【2004年7月4日(日)】

 

日テレ(日本テレビ)の番組構成はなんとかならないか?

 

先日のK1の中継に関して。

このK1の中継、目玉は過日屈辱的な敗北を喫したボブ・サップが

"南海の黒豹"ことレイ・セフォーを相手に復帰戦を行なうというもの。

番宣でもこの一戦を大きく取り上げ、期待感を煽っていた。

 

で、当日の中継。

番組開始から『ボブ・サップ復帰戦、まもなくゴング!』の文字が躍る。

「おぉぉぉ!早速やるのかよぉぉ!!」と、ここでも視聴者の気持ちを

煽りまくる。

ただ、画面では控え室の絵を映していて、『間もなく』という気配すらない。

 

更には「その前にK1ジャパングランプリの試合をお楽しみください」と

アナウンサーが割って入り、K1ジャパンの中継を繰り返し流す。

煽る⇒K1ジャパン⇒煽る⇒K1ジャパン⇒煽る⇒K1ジャパン⇒煽る

の繰り返し。

結局、ボブサップの試合が始まったのは番組開始から1.5時間後。

 

いや、確かに番組構成は解かりますよ。メインを先にやったらそれから

の視聴率が急落するのは。

でも、でも。

いくらなんでもやりすぎでしょ?

 

日テレのK−1中継はビデオ録画必須。

今回、(当然の事ながら)私はそうしましたが...。

【2004年6月28日(月)】

 

ブラック・ジョークな話。

 

 

夕刊フジの週イチ連載、花田紀凱氏の『新・天下の暴論』。

花田紀凱氏は元週刊文春の編集長で、今は「編集会議」「映画館へ!」

の編集長を務めているらしい。

 

で、今週の文章。

パ・リーグ5球団への削減に際しての意見を述べているのだが、氏の意見は

「もう1球団作ればいいのでは?」との提案。

そのプロ野球球団が凄い。

 

「アメリカ企業をスポンサーにして外国人だけの球団をつくる。黒○だけにして

ブ○ック・ジャイアンツなんていいかも。」(無論、本文は伏字なし)

 

あの〜〜〜〜。

そんな球団名で集まる選手はいるのでしょうか?

そもそも、球団のコンセプトでアウトでしょ。

ましてやそんな球団、野球中継が出来ないので放映権料の収入は見込めないし。

 

こんな事を平気で論述する花田氏、他誌の編集長としての資質は問題ないんで

しょうか?(題名が『暴論』でも、それとこれとは違うでしょ?)

 

さて。どんなお詫び文が載るのでしょうか?

来週の夕刊フジの紙面を要チェックだ。

【2004年6月14日(月)】

 

休日、『100円ショップ』なる店に行ってみた。

 

実際、休日に行った『100円ショップ』の商品の中には「どう考えても

100円じゃないだろ!」と思えるような商品がぎょうさん並んでいた。

そこが消費者の支持を得て『100円ショップ』が繁盛する要因なのだが。

 

私自身、この『100円ショップ』がなんとなく苦手。

というのも、商品一つ一つに中小企業経営者の泣き顔が見えてくる

ような気がするのだ。

 

100円ショップのブローカー:「○○さん、決めてもらいましたか?」

経営者の妻:「とうちゃん、仕方がないよ。1個20円で引きとってもらいましょ」

経営者:「う〜〜〜〜ん、でも、20円じゃ原価割れだよ」

100円ショップのブローカー:「いいですよ、ウチは。商品を入れてくれるところ

                  なんていっぱいあるんですからね!」

経営者の妻:「とうちゃん、少しでも現金を用意しておかないと手形が不渡りに...」

経営者:「う〜〜〜〜ん、じゃぁ、1個20円で!!」

100円ショップのブローカー:「ありがとうございます。じゃぁ、1個18円で。」

経営者と経営者の妻:「ええ?!」

〜不敵な笑みを浮かべてその場を去る100円ショップのブローカー〜

経営者の妻:「とうちゃん、とうちゃんが悪いんじゃないよ。デフレというこの時代が

         悪いんだよ。。。」

経営者:「...(涙)」

 

きっと私自身がドラマの見過ぎなのだろうけど。

 

で、100円ショップの話題で必ず出てくる慣用句が「なんか、100円ショップって

余計なものを買っちゃうんだよね」というもの。

それはボーリングにおける「俺(私)、ボーリングやるの久しぶりだよ」と同じ『慣用句』

ですね...。

 

 

【2004年6月9日(水)】

 

会社への最寄駅を降りると目の前であの「蓮舫」が大演説中。

どうやら参議院議員選挙に出馬に向けて動いているらしい。

近くに駆け寄り、「クラリオンガールの時からファンでした!」「スーパー

ジョッキー、毎週見てました!」とひやかし半分で声をかけようかと思う

ものの、有権者に対して見せる『選挙活動時期だけの100万ドルの笑顔』

に臆してしまい、足早にその場を去ってしまった。

あ、話は全然聞きませんでしたけど。

 

 

で、その日、家に帰ると固定電話が来た。

取次いだ家人によると、どうやら学生時代の同級生と名乗っているらしい。

携帯電話が普及しまくった昨今、固定電話とは珍しい。

ただ、卒業した時は携帯電話なんてまだまだ高価だったので勿論持っていな

かったし、旧友の中には固定電話しか知らない人もいるかも知れない。

で、ちょっと困惑気味に受話器を取った。

 

「あの〜 ○○さん(私の名前)ですか?私、○○ですけど」

「はぁ。(えっと、誰だっけ??)ど、どこで一緒でした?」

「○○学部の○○さん(私の名前)ですよね?私、○○学部の

○○と申します。」

「はぁ。(えっと、えっと、誰だっけ?誰だっけ??)」

「次の選挙は○○党の○○をお願いします」

ぐぇ!

「あの〜。知り合いじゃないですよね?」

「は〜。」

「なんでこの番号に電話してきてるんですか?」

「卒業名簿から電話してまして...」

「...。知り合いじゃないですよね?」

「え、えぇ。」

「名簿から電話を掛けているんですよね?」

「え、えぇ。」

「...。

頑張っているのは理解しますよ。でも、こんな時間(夜10時半)に

名簿見て電話を掛けてきた人に依頼されて『ハイ、わかりました』と

言う人っているんですか?」

「...」

「頑張っているのはわかりますよ。でも、そのやり方は得策じゃない

のでは?」

「...」

「...」

 

まぁ、あまりイジめるのも悪いし、向こうは住所・電話番号を握って

いるので、優しく、そして丁重に受話器を置いた。

 

あ、そうそう。

大切な返事していませんでしたね。

公明党のハマヨツさんには入れませんので。あしからず。