山中城跡(荻野陣屋跡)
所在 厚木市荻野
交通 小田急線本厚木駅よりバス桝割下車
歴史 元禄十一年(1698)小田原藩主大久保忠朝が次男教寛に荻野1万6千石
の地を与えて分家し、その後この地に陣屋が建てられたという。
陣屋の築造は江戸時代中期の天明三年(1783)頃といわれ、以後88年続
いて明治維新を迎えた。陣屋は明治四年七月に荻野山中県の県庁となった
が、同年十一月に足柄県が発足して廃された。
山中城石碑
一言 陣屋跡は周囲の水田より一段高い半島状に突き出た低台地に位置し、広さ
は約1.5ヘクタール程であったという。本丸の御殿の周りには家臣の長屋・馬
場・矢場・稲荷などが建っていたと寛政三年(1791)に描かれた絵図面に書か
れている。現在、公園として整備され、わずかに土塁・石碑が残るのみである。
現在陣屋跡は公園として整備