小田野城跡
所在 東京都八王子市西寺方町
交通 JR・京王線高尾駅よりバス
歴史 正確な築城時期については不明であるが、北条氏照が滝山城か
ら八王子城に移ったといわれる天正12年から15年頃、その支城
として家臣小野田源太左衛門によって築城されたといわれる。
天正18年(1590)、豊臣秀吉による「小田原の役」における上杉・
前田両軍による八王子城攻城の折、落城した。
昭和54〜55年、都道建設に伴って発掘調査がなされ、北東側に
2段の腰曲輪が、東側には土橋・堀・桝形遺構の存在が確認され、
陶磁器類の破片・古銭・鉄砲の弾等が出土した。
主曲輪跡
曲輪跡
一言 城跡は南の八王子城と北にある浄福寺城のその中間地点に築かれてい
た。八王子城攻防の時点では未完成だったらしく、腰曲輪の部分には何
の痕跡も確認できない。(もっとも城跡自体、後世の改変を受けているら
しいが)
都道を作る折、遺構が発見されたので急遽トンネルを掘り、保存に努めた
という。
城跡の横には現在公園が作られている。その横から城跡に行ったが、柵
が設けてあったので、もしかして入ってはいけなかったかも。
城跡横にある公園