丸山城跡
所在 伊勢原市下糟谷
交通 小田急線伊勢原駅より徒歩20分
歴史 平安時代から鎌倉時代にかけてこの地一帯を治めていた糟屋一族の居
城跡であったといわれる。ここには糟屋荘の政所が置かれ、政治の中心地
であった。糟屋一族のうち、特に糟屋藤太有季は忠臣と知られる。
現在、城跡には高部屋神社が鎮座している。
現在跡地に建つ高部屋神社
神社境内
一言 城跡は伊勢原市と厚木市の間の小高い丘にある。記録によると城跡は
東西180m、南北200mの規模を誇り、その四方を掘で固めていたとい
う。但し現在、城跡の辺りは開発が進み、その遺構は確認できなかったが
神社の裏手には土塁らしきものがあった。
城跡にある高部屋神社は天文20年(1551)に地頭渡辺石見守によって
造営されたと新編相模国風土記稿に残っていが、現在境内には室町時代
に製作された梵鐘があることから、高部屋神社自体の建立はそれ以前と
推測される。(それとも移してきたものか?)
神社の境内にある梵鐘