小沢城跡(こざわじょうせき)
所在 神奈川県愛甲郡
交通 JR相模原駅よりバス水郷田名下車徒歩15分
歴史 小沢城の築城は室町時代の初期と伝えられる。
室町時代中期、山内上杉氏に従う長尾景春の家臣、金子掃部
助が城主となっていたが、文明九年(1477)1月扇谷上杉氏家
臣太田道灌に攻略され4月18日に落城。掃部助をはじめとして
その一族は戦死したとういう。
相模川から城跡を望む
最高地の平削地
一言 城跡は中津原台地の東北隅突端の地形を利用して築かれていた。城
域は5,700平方メートルほどの広さを持ち、眼下には相模川を擁して
いることから、その渡河を監視する目的もあったであろう。
現在、遺構として台地の最高部に平削地が残るほか、城跡の南辺に堀
跡を留めているらしいが、雑草によってその堀跡は確認できなかった。
また、城跡の中腹部には祠が奉ってある。
この先に堀跡があるらしいが確認できず
祠より相模川を望む