今週穂高へ行こうと思ったのですが、高山祭りで宿が満員であることに
気が付きました。そこで、来週にのびてしまいました。
 どこへいこうか、迷いましたが、結局、部屋の模様替えに一日つぶしまし
たので、日帰りで安城市のデンパークに行って来ました。

デンパーク

 デンパークとは、安城市がヨーロッパのデンマークに似ているという事で
(私はデンマークに行ったことがないのでどこが似ているのか解らないの
ですが……安城に住んでいる方、ごめんなさい)2年ほど前作られたテー
マパークです。愛知県のあたりの大きなテーマパークは名鉄が関わって
いるのですが、このテーマパークは市と第三セクターの運営らしくて、入
場料が比較的安かったです。(大人600円 子供300円 65歳以上3
50円? 身障割引有り ただし1999年10月10日現在) 
 そこでいろいろな催し事をしたり、押し花やトールペイントなどの体験をし
たり、安城市のJA等が農産物を売ったりしているのですが、私が行ったと
きは高校の吹奏楽部の生徒さんたちが、吹奏楽をしていました。
 そして、私が挑戦したのは「ろうの花」と言うのです。
でも、ほとんど講師の先生が来てやってしまいました。なにしろ、私の不器
用さは筋金入りです。ロウの花と言うのは、ペーパーフラワーをロウで固め
てニスで艶をだすと言うのです。よくお店で売っていて結構な値段が張って
いるものですが、どうやって作るか謎でしたが、ようやく解りました。
 本物の花もたくさんありました。あまり見事なので写真にいくつか撮りまし
た。写真は下手なので、うまく写せませんでしたが……。

カサブランカ
 話は前後するのですが、新美南吉展をデンパーク館で開催されていまし
た。宮澤賢治と並ぶ日本を代表する童話作家ですが、私は半田市で生ま
れて若いうちになくなったとしか知りませんでした。宮澤賢治はよく読んで
いましたけど、南吉の作品は「ごんぎつね」しか知らなくて……。「手袋を
買いに」は好きでしたけれど、彼の作品だとは思いませんでした。
 母の話ですと、女性には冷淡で、何でも言い寄って来た人を振ったので
すが、これでもかこれでもかというほど相手の悪いところを言ったとか。今で
はそのような純情なタイプはまれになりましたが、あの時代、女性から言い
寄って来るのはよほどのことでしょう。もっといい断り方があったのでは……
と、母は同じ半田市出身でもあまり好きではなかったと言うことです。
 ですが、私を含めて、有名なひともそうでない人も文章を書く人は嫌な人
が多いと言います。紫式部も清少納言も嫌われ女でしたし、宮澤賢治も家
族からは生前、よく思われていなかったようです。
 新美南吉は、晩年、安城の旧制女子中学の教師でした。
その縁で、安城のデンパークに特別展が開かれたということです。
 なお、南吉について詳しい事は、半田市の教育長であられます間瀬泰男
先生と言う方が、ホームページを開いて関連リンクも紹介しております。興
味のある方は、こちらへ


デンマーク館(一部)

パーク内を走る汽車
 その他、ここは手作りソーセージとか、地元の牛肉とかが美味しいお店も
ありましたが、私が行ったときは祭日で日曜日だったので、50分待ちとか
1時間待ちであきらめました。
 満員の時は、屋台の出店とか、軽食とかが便利です。
 アクセスは、名古屋からJR東海道線三河安城駅よりバスで約30分。
名鉄名古屋本線新安城駅よりバス約45分。広い駐車場もありますが、な
るべく公共交通機関をご利用下さい。

パンジー