酔拳2
監督:ラウ・カーリョン
出演:ジャッキー・チェン、ラウ・カーリョン、ティ・ロン、アニタ・ムイ

ひとこと感想:ジャッキーの「拳」モノ、最高傑作

ヤング・マスターから脱カンフーし、現代アクションモノを撮り続けていたジャッキーが、本当に久々に「拳」モノの作品を撮りました。監督は本物の武道家、中国の英雄、黄飛鴻ともゆかりのあるラウ・カーリョン(劉家良)。自身も出演し、映画の初頭でジャッキーとバトルを繰り広げます。その他の出演者は、アンディ・ラウ(冒頭ちょこっと)、ユンファの「男たちの挽歌」でご存じのティ・ロン、ホントはジャッキーよりも年下なのに母親役(はまってるんだ、これが)のアニタ・ムイなどなどです。

バトルシーンはジャッキー十八番のがむしゃらカンフー。でも以前の拳モノのような「ハッ!ハッ!ハッ!」といった一呼吸置きながら繰り広げられるものとはちがっています。不自然さがないぶん、この作品のようなアクションのほうが私的にはなじめます。

ラスボス戦。まだ香港映画全体に興味を持つ前にこの作品を見たので、「なんだこの人は!?」と思ってしまいました。現実離れした足技の数々。メチャ強!このロー・ワイコンという役者さんは元キックボクサー、そしてジャッキーのボディーガードをつとめる人です。ジャッキーとロー・ワイコン、どっちが実際に強いのかわかりませんけど、映画では苦戦しつつもジャッキーの勝利に終わります(あたりまえですな)。この役者さんはちょこちょこジャッキー作品に出てくるので注意してみてるといいでしょう。高足上げパフォーマンスをやり、高速キックを繰り出してそこそこに強いんだけどやられちゃう役をよくやってます(笑)

なかなかうまくこの映画を文章で語れないのですが、とにかく必見です。

うぬもアクションシーンに感涙するがいいわ!